ワゴンRスティングレーの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | スズキ | |
| 車名 | ワゴンRスティングレー | ||
| JC08モード燃費 | 25.4〜33.4km/L | ||
| エコカー減税 | 25〜100％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
| 3395mm | 1475mm | 1650mm | 4.4〜4.6m |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
| 2450mm | 1355mm | 1265mm | 770〜850kg |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 129.3〜177.9万円 | 75.9〜165.8万円 | ||
走行性能と経済性を両立させたカスタムモデルのワゴンRスティングレー
スズキは2017年2月に行ったワゴンRのフルモデルチェンジと同時に、そのカスタム版であるスティングレーも全面刷新しました。
基本構造やボディシルエットはワゴンRと変わりありませんが、フロントマスクをアグレッシブにしてカスタム色を強め、ハイグレードのHYBRID Tにはインタークーラー付きターボチャージャーを装着して走行性能を高めていることが大きな特徴です。
塊感を強調して迫力を出した立体的なフロントマスク
軽トールワゴンカスタム系のヘッドライトはラジエターグリルと一体化させた水平基調が多く、そのデザインによってシャープなイメージを出していますが、スティングレーはポジションランプと一体化させたヘッドライトを縦にレイアウト、アッパーグリルを2段に分けたことでフロントマスクに強い塊感を与えました。
アッパーグリルとヘッドライトに段差をつけているので立体感があり、アメリカン・ピックアップバンのイメージが感じられます。
インテリアはブラックで統一、運転席から助手席まで続くエアコンルーバーを内装したインパネと前部席シートのパイピングにレッドラインを加飾してワゴンRとの差異化を図っています。
車内長は軽自動車でNO.1となる2450mmを確保、後部席でも大人が足を組んでもニースペースに余裕があるほど快適な空間を実現しました。
その分、ラゲッジルームは圧迫されますが、後部席背もたれを前倒させればフラットで広い空間が生まれ、ゴルフバッグを横に2個並べることができます。
また荷室開口高は840mm、開口幅は1165mmあるので荷物の積み下ろしもスムーズに行えます。
モーターだけの走行を可能にしたマイルドハイブリッドシステム
走行性能面では、HYBRID XとHYBRID Tの2グレードにS-エネチャージを進化させたマイルドハイブリッドシステムが搭載されています。
S-エネチャージではエンジンアシストだけだったモーターに単独走行できるだけのパワーと電力供給を加えたことにより、減速時約13km/h以下と発進時のクリープ走行でモーターだけの走行が可能になりました。
減速時に回生エネルギーを蓄電し、加速時にモーターアシストする機能は継承されています。
HYBRID Tに搭載されているインタークーラー付きターボチャージャーエンジンは単体で47kW(64PS)/6000rpmの最高出力と98N・ｍ(10.0kgf・ｍ)/3000rpmの最大トルクを発揮しますが、マイルドハイブリッドシステムによって加速時にはモーターのトルク50N・ｍ(5.1kgf・ｍ)/3000rpmが加わるので爽快な走りを楽しめると同時に、ターボ車としてはトップクラスとなるJC08モード28.4km/Lの経済性を得ることができます。
軽量・高剛性で燃費効率と安全性に貢献する新型プラットフォーム
またノンターボ車のHYBRID Xも燃費効率で軽トールワゴンのトップとなるJC08モード33.4km/Lを達成しました。この好燃費はマイルドハイブリッドシステムだけでなくスズキの新型プラットフォーム「HEATECT」が大きく関与しています。
軽量、高剛性化が最大の特徴で、モーターやインタークーラーを装備したターボモデルでも車両重量が800kg(4WDは850kg)に抑えられています。
予防安全装置はフロントガラス上部に設置された単眼カメラとレーダーレーザーが前方を検知するデュアルブレーキサポートがHYBRID XとHYBRID Tに標準装備されています（ベースグレードのLはメーカーオプション）。
衝突回避・軽減システムだけでなく誤発進抑制機能や車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能など現在、予防安全装置が持つ機能をほとんど備えており、さらに軽自動車初となるヘッドアップディスプレイを装備して各機能と連動性を持たせているので、より安全な走行が可能になりました。
燃費性能や走行性能だけでなく安全性でも軽自動車トップクラスの資質を持ったトールワゴンです。
先代モデルの中古車であれば好みのグレードやボディカラーを選べる！
ニューモデルのワゴンRスティングレーは2017年2月の発売なので中古車市場にはほとんど出回っていません。中古車で購入するなら必然的に先代モデル以前の車種となります。
ニューモデルに比べるとインパネ回りに若干の古さが感じられるのは否めませんが、フルモデルチェンジの影響で下取り車が中古車市場に出回るため、販売価格は下落傾向となっています。
人気車種のターボモデルは2015年登録モデルで走行距離2〜3万kmといった比較的状態の良いタイプでも120〜130万円の範囲内で購入できます。
ワゴンRスティングレーは販売台数が多いので中古車でも好みのグレードやボディカラーを選べるメリットがあります。
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