ピクシスジョイの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | トヨタ | |
| 車名 | ピクシスジョイ | ||
| JC08モード燃費 | 24.6〜30.0km/L | ||
| エコカー減税 | 100％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
| 3395mm | 1475mm | 1600〜1630mm | 4.7m |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 総排気量 |
| 2005mm | 1320mm | 1245mm | 840〜900kg |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 122.0〜174.4万円 | ー万円 | ||
ピクシスジョイは個性派に最適なトールワゴン
トヨタのピクシスジョイはダイハツからキャストのOEM供給を受けて販売している全高1.6m超のトールワゴンです。
利便性よりも個性的なデザインを特徴としており、基本構造を共通としてエクステリアやサスペンションなどを変え、スタイリッシュなF、スポーティな雰囲気を持つS、クロスオーバーSUVの機能を備えたCと3タイプが用意されており、幅広いニーズに応えることができる仕様になっています。
基本構造に使われているダイハツの最先端技術
ピクシスジョイの基本構造はダイハツの安全性能と燃費効率を高めたイーステクノロジーとフォースコントロールによって構成されています。
エンジンはCVTのオイルフルードと冷却水の熱交換を行ってエンジンの燃焼効果を高めるCVTサーモコントローラーやEGRクーラーを使って再循環ガスを低温化し、エンジンの異常燃焼を抑制するクールドi-EGRが採用されており、ボディは骨格部分から高張力鋼板を使って軽量化と同時に高い剛性力を確保しています。
最先端技術を使った基本構造の上には軽自動車最大のメリットとなるユーティリティ性を優先したボディではなく、トールワゴンでありながらボンネットを設けた2BOXタイプのシルエットを持つボディが被せられました。
ヘッドライトカバーはシャープなデザインを得意とする最近の潮流から外れた丸目タイプを採用、フロントからリアまでは水平基調でベルトラインから下の塊感を強調して強い個性をアピールしています。
2BOXタイプのフォルムでも広々とした車内空間
車内空間や装備類は3タイプとも基本的に共通で、ボンネットを設けていながらも広いキャビンを実現しています。
リアシートのスライド幅は240mmと長くとってあるので大人が座っても足を組めるだけの余裕があり、車内高も1245mmあるのでヘッドクリアランスもしっかり確保されています。
ラゲージルームで活躍するのがアンダーボックスです。
ラゲージルーム床のデッキボードを持ち上げると大容量の収納スペースがあるので、観葉植物など背の高い荷物も横にすることなく積載でき、安定性が少ない荷物でも後部ヘッドレストに装着する固定フックがあるので、荷物が倒れる心配も少なくなります。
また多彩なシートアレンジは工夫次第で荷物の運搬から停車中にリラックスできる車内空間まで、多彩に対応します。
3タイプで異彩を放っているのはクロスオーバーSUV的なC
3タイプのうちのひとつ、Sは主に装備類の変更でスポーティな演出を行っています。
インテリアはブラックで統一、水平基調にデザインされたパネルとメーター内をレッドで加飾してスパルタンな雰囲気にまとめ、モータースポーツで有名なイタリア製momoのステアリングが付けられています。
このステアリングにはCVTのパドルシフトが装着されているので、ステアリングから手を離さずスピーディなシフトチェンジが可能になります。
エクステリアではメッキバンパーガーニッシュにLEDフォグランプが装備されています。
3タイプの中でもっとも異色なのがクロスオーバーSUV的なCです。
最低地上高を他の2タイプよりも30mm高くして180mmに設定、悪路の走破性を高めると同時にフロントとリアにはアンダーガードを取り付けて下回りを保護、またフロント下部からタイヤハウス回り、さらにサイド下部からリアまでをブラック塗装の樹脂ガードで覆い、悪路でボディが傷つくことを防ぐ仕様になっています。
また走行機能面ではダウンヒルアシストコントロール（DAC制御）とグリップサポート制御が装備されています。
DAC制御は雪道や険しい下りの傾斜路でドライバーがブレーキを操作しなくても自動的にブレーキを制御、約4〜14km/hの範囲内で進むのでドライバーはステアリング操作に集中できます。
グリップサポート制御は滑りやすい路面で片輪が空転した時、そのタイヤに制動力をかけると同時に残りの片輪に駆動力を与えるシステムです。
雪道やダートでスタックした時、脱出を支援してくれる便利な機能であることに加え、滑りやすい路面の走行でも安定性を高めてくれます。
ピクシスジョイのOEM元車を中古車で購入するなら走行距離に注目！
ピクシスジョイはOEM車であることに加えて2016年8月と発売から日が浅いため、中古車市場にはほとんど流通していません。
したがってピクシスジョイと同タイプの車種を中古車で購入するなら、必然的にOEM元車となるキャストになります。
新車販売価格はSがもっとも高く、次いでC、Fの順になりますが、中古車市場では新車販売価格が影響することはなく、状態の良さが販売価格の基準となっています。
中心価格帯は120〜140万円と軽自動車の中では高値傾向になっています。
キャストも2015年からの販売なのでほとんどの車種は走行距離が少なく、登録済未使用車も多く出回っています。
2015年登録モデルで走行距離3万km前後の場合、販売価格は100〜110万円の範囲内になるのでキャストを安く中古車で購入するなら、走行距離を基準に検討することをオススメします。
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