キャリィの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | ||
車名 | キャリィ | ||
JC08モード燃費 | 17.0〜20.2km/L | ||
エコカー減税 | -- | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1765mm | 3.6m |
荷室長 | 荷室幅 | 荷室高 | 車両重量 |
1940mm | 1410mm | 290mm | 690〜740kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
68.472〜116.748万円 | 48〜320万円 |
キャリイの評価・特徴
キャリイは、スズキが販売する軽トラックです。1961年に登場した「スズライト キャリイ」が初代とされ、その後何回ものモデルチェンジを経て、2013年に登場した現行モデルは12代目となります。
キャリイは、農業や漁業関係の収穫物や道具などを運ぶのに利用されることが多いモデルです。
これらの用途では、運転のしやすさはもとより、荷物の積み下ろしのしやすさや堅牢さにも高い実力が求められます。キャリイは、その点においてモデルチェンジの度に使いやすさを充実させ、堅牢性を高めてきました。
これら基本性能の確かさは、キャンピングカーの改造ベースとしても人気で、その道に造詣が深い人からは一目置かれる存在でもあります。
運転しやすい、仕事の相棒
仕事で使う軽自動車を考える場合、重要なのが積載量です。この点、軽トラックトップレベルの広い荷台を持つキャリイなら安心です。キャリイの荷台フロアは、縦2030mm×幅1410mmという広さを誇ります。
このスペースにはビールケースで50個、20Lポリタンクなら40個が積載可能。また、荷台の床面も地上高650mmと低いので、荷物の積み下ろしも容易という特徴があります。
さらに現行モデルでは、車体の左右に荷台ステップを設け、さらに、みち板引っ掛け式リアゲートと平シート用フック/ロープフックも装備。
これらを使えば、荷物の積み下ろしがより効率的に行なえ、また積み荷の保護や安定に役立つシートやロープもより確実に利用可能です。
キャリイは、2013年登場の現行モデルから基本設計を一新し、ショートホイールベースの車体となりました。このショートホイールベース化は、悪路での走破性を向上させ、さらに最小回転半径3.6mという小回り性能にも貢献しています。
運送から農作業までさまざまな用途で利用されるキャリイですが、この小回り性能はとても重要です。小回りがきけば、細い路地での方向転換や車庫入れなども手軽に行えますし、荷物の積み下ろしに適した場所まで近づけるという場面もあります。
小回り性能は、運転のみならず、荷物の積み下ろしでも有利な場面がたくさんあるのです。
新しいエンジンとミッションがもたらす、優れた経済性
キャリイに搭載されているのは、燃料消費率に優れたR06Aエンジン。このエンジンに5速のオートギアシフト「5AGS」を組み合わせることで、JC08モードで20.2km/L(2WD車)という低燃費を実現しました。
この5AGSミッションは従来のトルコン式のATと違い、5速のマニュアルミッションをベースとしたものです。
5MTで必要なクラッチとシフトの操作を自動化させたミッションで、マニュアルミッションが持つダイレクト感と効率の良さを誰にでも利用可能としました。
もちろん、クリープ機能も搭載されています。一般的なATミッション同様の微速走行も可能なので、車庫入れや渋滞時で重宝します。
また、電子制御によってエンジンの状態と最適なギアが選択されるので、省エネにも大きく貢献します。さらに、高速走行時にはエンジンの回転を抑えたギアを選択するので、静粛性に優れるという特徴も持っています。
マニュアルモードと通常モード
この5AGSミッションには、通常モードの他にマニュアルモードが用意されています。これらを使い分けることで、使用状況に合わせ、より快適な走行が可能になります。
通常モードは、シフトやクラッチの操作が必要のない完全に自動化されたモードです。このモードでは、積荷の重量や走路の傾斜などの状況に応じて、最適なギアが選択されます。
また、2速発進モードが用意され、ATミッションでありながら、発進からの加速がスムーズな2速発進が可能になりました。もちろん、積荷や走路の傾斜などによっては1速発進を選択することも可能です。
さらに、このミッションにはマニュアルモードも搭載されています。このモードでは、ドライバーの意図通りのギア切り替えが行えます。加速やエンジンブレーキがコントロールできるので、傾斜の多い場所で使用すると安定した走行に貢献しそうです。
プロの仕事を支える、長期のサビ保証
キャリイには、長期のサビ保証もついています。これは、キャリイの利用シーンを考えれば非常に頼もしいものです。
荷台を含むボディーの外板表面に関しては3年、穴あきに対しては5年の保証がありますから、海産物や泥などが付いた荷物も安心して積載できます。
さらに、キャリイでは車体フレームと荷台部分が分離可能な設計がなされています。このため荷台の補修が簡単で、必要であれば交換も可能です。
塩分を含んだ海産物などは荷台のサビをもたらしますが、荷台の分離が可能なキャリイであれば、修理や交換が比較的手軽に行えることになります。
キャリイは中古車も検討してみよう!
キャリイの中古車には、300万円を超える価格のものがあります。しかし、それはキャンピングカーとして改造されたものがほとんどです。
キャリイ本来の、収穫物や仕事の道具を運ぶ軽自動車としてのキャリイの中古車は、現行モデルで車検がたっぷり残ったものでも120万円程度までの価格で流通しています。
荷台に冷凍のコンテナを載せた車両や荷台が後方に傾く、いわゆるダンプ仕様でも150万円前後がおおよその価格帯となります。
キャリイは、基本的に仕事で酷使されるタイプの自動車です。そのため、中古車の購入に際しては、定期点検記録の有無や基本的なメンテナンスなどの実行状況の確認が重要になります。
特に、水物の運搬に使われていた車両には注意が必要です。現行モデルキャリイには、入念な防錆加工が施されています。しかし、車体に傷や凹みなどがあれば、そこから錆が広がる危険性があります。
エンジンその他の機関部分は部品交換で直りますが、ボディやフレームの錆は補修がやっかいで費用がかさむので要注意です。
この手の車両は、長距離を移動するという用途にはあまり使われません。反面、趣味の車のように大事にいたわりながら使われるというものでもありません。
その意味では、中古車の購入には、ある程度の割り切りは必要です。この点は、販売店やディーラーによる保証が担保になります。購入の際に確認すると安心です。
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