【2021年最新】ワンボックス(1BOX)タイプの軽自動車比較人気ランキング!
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
ワンボックス(1BOX)タイプは軽自動車の主流になっているトールワゴンやスーパーハイトワゴンのようにエンジンをフロントにレイアウトして前輪を駆動させるのではなく、座席の下にマウントして後輪を駆動させる方式を採用している車種です。
キャブオーバー型とも呼ばれており、車内を広く設計できることに加えて後輪駆動なので商用車に使われることが多いのですが、ユーティリティ性が高いことから乗用タイプも販売されています。
ワンボックス軽自動車はどうせ傷つきやすいので最初から中古車なら安心です
目次
ワンボックス軽自動車販売台数順人気ランキング1位〜10位(2017年上半期販売台数)
全国軽自動車協会連合会調べによる2017年度上半期で販売台数の多かった1BOXタイプのベスト10を紹介します。
ワンボックス軽自動車人気1位 スズキ エブリイ
ニーズ
広い運転席と荷室が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | エブリイ |
JC08モード燃費 | 15.4〜20.2km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1800〜1895mm | 4.1m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
1820〜1910mm | 1280〜1315mm | 1140〜1240mm | 840〜950kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
92.3〜142.6万円 | 45.5〜119.8万円 |
2017年上半期でもっとも販売台数が多かったのはスズキの商用バン、エブリイで約3.5万台でした。
エブリイは2015年2月に6代目となるフルモデルチェンジを実施、各メーカーが販売している1BOXタイプの中では最新モデルとなります。
6代目登場以前、軽1BOXタイプには予防安全装備の設定はありませんでしたが、エブリイは商用バンでも安全性を高めるために初めて衝突被害軽減ブレーキ「レーダーブレーキサポート」を搭載しました。
フロントガラス上部にあるレーザーレーダーで前方の車両を検知、衝突の危険が高まると自動ブレーキが作動する他、誤発進抑制装置や自動ブレーキが働いていることを後続車に知らせるエマージェンシーストップシグナルも装備しています。
エブリイのパワフルモデルはジョインターボ
フロントのショートボンネットはクラッシャブルゾーンなのでスペースがあることからタイヤの切り角度を大きく取ることができました。
最小回転半径は4.1mと小さいため、細い道路の配達もスムーズに行えます。
全グレードの中でもっともパワフルなのがジョインターボです。最高出力は軽自動車の自主規制に合わせて64PSに押さえていますが、最大トルクは95N・m(9.7kg・m)と自然吸気エンジンの1.0L並のパワーを3000回転で発揮するので、重い荷物を積載しても力強い走りが期待できます。
またジョインターボは最上級グレードとなるため、快適機能も充実しています。
抗菌処理タイプのエアコンや電波式キーレスエントリーなどの他、後部席を温められるリアヒーターも標準装備となっています。
車中泊するためのカスタム化が必要ないエブリイ
2名乗車時の荷室容量は1BOXタイプの中でトップ数値です。
先代モデルと比べてシートスライド幅を運転席側で65mm、助手席で60mm拡大したので快適性が向上、また荷室床面地上高を650mmに低床化したことにより荷物の積載がこれまで以上に無理なく行えるようになりました。
荷室長の最大1910mm、荷室には合計12個のユーティリティナットが設置してあるので、別売りのネットラックやマルチルーフバーなどのアクセサリーを取り付ければ商用に役立つだけでなく、趣味のためのカスタマイズも行えます。
大きな改造を施さなくても寝具さえあれば車中泊も可能なことから、小売業者だけでなくアウトドア派からも高い人気のある車種です。
エブリイの中古車を安く購入するなら先代モデルが狙い目!
エブリイは販売期間が長く、しかも販売台数が多いので中古車でも状態が良く、必要なグレードを選ぶことができます。
6代目となる現行モデルは発売から経過年数が少ないため、やや高値傾向となっており、2015年式で走行距離2〜3万kmのジョインターボは120〜130万円が中心価格帯となっています。
先代モデルになると価格は一気に下がり、2014年式で走行距離1万km前後でもグレードの低いPAであれば70〜80万円、ジョインターボでも100万円前後が相場となっています。
ただし、この相場からの値下がり幅は緩やかになり、PAの走行距離4〜5万kmでは50〜60万円、ジョインターボでも80万円前後が相場となっています。
車種について詳しく ⇒ エブリィの評価記事
ワンボックス軽自動車人気2位 ダイハツ ハイゼットカーゴ
ニーズ
シャープな顔つきのバンに乗りたい概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ハイゼットカーゴ |
JC08モード燃費 | 16.0〜18.8km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1755〜1860mm | 4.2m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
1820〜1910mm | 1280〜1315mm | 1140〜1240mm | 910〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
93.4〜149.5万円 | 42.5〜99.8万円 |
現在、販売されている商用バンのブランドネームでもっとも長い歴史を持つのがダイハツのハイゼットカーゴです。
2017年上半期では約2.8万台を販売、エブリイに次いで人気の高い車種となっています。
10代目となる現行モデルは2004年4月に発売されました。
高い実用性を備えているものの、ライバルとなるエブリイに比べると基本設計が古いこともあって販売台数で差をつけられました。
その差を少しでも埋めるために2017年11月にマイナーチェンジを実施、リフトアップの他に最新予防安全装置の「スマートアシストV」を各グレードに設定しています。
フロントウインドウ上部に設置したステレオカメラで前方を検知、障害物だけでなく歩行者や自転車にも対応しており、セーフティサポートカーS<ワイド>に認定されています。予防安全装置に関してはエブリイよりも優位に立っています。
マイナーチェンジで精悍な顔つきになったハイゼットカーゴ
フロントのリフトアップは前期モデルに大幅な改良を与え、新型車のようなイメージを与えています。
ロアグリルは大面積の台形、バンパーの左右コーナーは彫りの深い造形にデザインしたことで安定感を与えると同時にシャープなフロントマスクになっています。
インテリアはタイヤをフロントのクラッシャブルゾーン前方ぎりぎりにレイアウトしたことで足元に余裕があります。
センタークラスターはコンパクトにレイアウト、助手席から乗って運転席へ移動できるように設計されています。
商用に使う書類は運転席回りに数多くある収納ポケットに置けるのでいつでも取りやすく、とくに助手席から運転席の頭上に広がるオーバヘッドシェルフは底がメッシュ状になっているため、中身が見えて書類や収納物を迷わず取り出せます。
クルーズはハイゼットカーゴのおしゃれグレード
商用バンを使うのは男性ばかりではありません。花屋やブティックなど女性が配達に使うケースが増えています。
そんな女性に嬉しいのが上級グレードのクルーズです。ボディ色はいかにも商用バン的なシルバーやグレーだけでなくファインミントメタリックやライトローズマイカメタリックなどパステル調が用意されました。
またオプションのビューティパックを選ぶとフロントガラスは赤外線と紫外線を防ぐIR&UVカットガラス、フロンドドアガラスにもスーパーUV&IRカットガラスが装備され、女性の肌を守ります。
他にも運転席のサンバイザーにはバニティミラー、スーパークリーンエアフィルターがついたエアコンなど女性が働きやすい環境を作り出しています。
中古車市場には現行モデルが豊富に流通しているハイゼットカーゴ
ハイゼットカーゴの現行モデル10代目は2004年からの販売なので、中古車市場には豊富な車数の現行モデルが流通しています。ただし後期モデルは2017年11月にマイナーチェンジとなったため、やや型落ち感があります。
中期モデルは登録済未使用車が多く出回っており、2017年式走行距離100km以下でも95〜105万円が相場です。
登録済未使用車はオプション装着モデルがあるので、新車購入の際は並行して検討材料に入れた方が得策です。
走行距離4〜6万kmになると中古車価格は下落幅が大きくなり、2015年式では60〜70万円、2013年式であれば45〜55万円で購入可能となります。
ハイゼットカーゴは商用車なので頑丈に作られていますが、水物を配達していた車種は荷室にサビが出ていることがあります。古い年式の場合、とくに荷室のチェックを忘れないでください。
車種について詳しく ⇒ ハイゼットカーゴの評価記事
ワンボックス軽自動車人気3位 日産 NV100クリッパー
ニーズ
スピーディに乗り降りできる商用車が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | 日産 | 車名 | NV100クリッパー |
JC08モード燃費 | 15.4〜20.2km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1800〜1895mm | 4.1m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
1820〜1910mm | 1280〜1315mm | 1140〜1240mm | 840〜950kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
95.1〜149.7万円 | 38.5〜73.8万円 |
日産のNV100クリッパーはスズキからエブリイのOEM供給を受けて販売している商用バンです。OEM車の中では2017年度上半期のトップとなる約1.6万台の販売成績を残しました。
NVシリーズは日産の商用バンを基本としたブランドネームで、普通車サイズの商用バンや商用バンをベースにしたワゴン車にも用いられています。
初代は三菱自動車からミニキャブバンのOEM供給を受けていましたが、2013年8月に三菱が軽自動車市場から撤退することに伴い、OEM供給元をスズキに変更しました。
現行モデル3代目と6代目エブリイの相違点はグレード名称やメーカーエンブレムだけで、エクステリアデザインや走行性能、積載性能はまったく同じです。
バッテリーは床下収納なので積載容量が大きいNV100クリッパー
現行モデル3代目はエンジンやバッテリーなど駆動ユニットを床下にレイアウトするキャブオーバー型のメリットを活かし、ボディサイドパネルを直立化させたことで荷室容量を大幅に向上させました。
荷室フロア長は最大1955mm、ハイルーフ仕様の荷室高は最大1240mmあり、パンケースなら74個、ビールケースは40個、中京間のタタミは9枚積載可能です。
バックドア開口高は1165mmと広く、荷室床面地上高は650mmと低く設計、重い荷物の積み下ろしでも腰への負担が軽減されます。
またサイドドアは両側ともにスライド式なのでバックドアを開けにくい狭いスペースでも積み下ろしをスムーズに行えます。
ちなみにバッテリー収納スペースは荷室最後部右側にあり、フロアカーペットをめくると収納蓋を見つけられます。
ウォークスルーができる内装のNV100クリッパー
インテリアは配達を速やかに行えるようにレイアウトされています。
前部席はセンタークラスターを小型化させてインパネ回りとの段差を少なく設計したことによって足元に障害物がなくなり、助手席から乗り込んでもウォークスルーでスムーズに運転席へ移動できます。
どちらからでも乗り込めることができるのはスピーディな配達を求める商用バンにとって大きなメリットです。
運転席ステップは355mm、スライドドアを開けた時の後部席は375mmを実現しました。軽1BOXではもっとも低いステップ高です。
乗り降りを軽やかにする大型乗降グリップを運転席と助手席の両側ピラーに取り付けていることも乗員の仕事負担を軽くする配慮のひとつです。
年式の新しい中古車がお得なNV100クリッパー
NV100クリッパーはOEM車でも販売台数が好調なので中古車市場にも豊富な車数が流通しており、仕事内容に合わせたグレードやボディカラーを選ぶことができます。
流通している大半の中古車は大半が現行モデルなので型落ち感がないことも中古車を購入する利点のひとつです。
2017年式で走行距離100km以内の登録済未使用車はベースグレードのDXであれば75〜85万円の範囲内で購入可能です。
新車購入の際は登録済未使用車も候補に入れておくことをおすすめします。
NVクリッパー100は中古車市場で人気車種となっており、商用バンなので多少走行距離が伸びても少ない値下がり幅に留まっています。
2015年式走行距離4〜5万kmのDXでも相場は50〜70万円です。予算を少し多く用意してできるだけ新しい年式モデルを購入した方が得策です。
車種について詳しく ⇒ NV100クリッパーの評価記事
ワンボックス軽自動車人気4位 スズキ エブリイワゴン
ニーズ
広い車内の1BOXワゴンに乗りたい概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | エブリイワゴン |
JC08モード燃費 | 14.6〜16.2km/L | エコカー減税 | -% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1815〜1890mm | 4.5m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2240mm | 1355mm | 1315〜1420mm | 940〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
142.5〜178.2万円 | 68.8〜119.8万円 |
スズキのエブリイワゴンは商業バンのエブリイを乗用タイプに改良した軽ワゴン車です。
軽スーパーハイトワゴンに比べると燃費効率が悪く室内高も低いのですが、運転席をフロントぎりぎりにレイアウトすることで室内長が長くなり、キャブオーバー型の特徴となっている後輪駆動のナチュラルな操舵性を求めるユーザーが多いことから一定の人気を保っています。2017年度上半期では約8,200台の販売実績を上げました。
現行モデルは3代目で2015年2月に約9年半ぶりのモデルチェンジを実施しました。最近のスズキは徹底した軽量化による走行性能の向上を実現させており、この3代目にもその技術が活かされています。
高張力鋼板の使用面積を拡大した他、軽量のR06A型エンジンを採用、足回りや電装部品まで軽量化を図り、5MT車で約40kgのシェイプアップを果たしています。
フルモデルチェンジで予防安全装置を搭載したエブリイワゴン
2015年のフルモデルチェンジでは軽1BOXタイプの乗用バンとして初めて予防安全装置が設定されました。
フロントガラス上部に設置したレーザーレーダーで前方の走行車両を検知するシステムで、距離を測定し、衝突の危険性が高まると自動ブレーキを働かせます。
前方車両との速度差が15km/h以下の時は衝突を回避できる可能性があり、約30km/hの時は衝突の被害を軽減、自動ブレーキが機能した時は後方の走行車両に緊急事態であることを告げるエマージェンシーストップシグナルも同時に働くので二次災害の可能性も低くなります。
その他の安全装置としてはESP(車両走行安定補助システム)があります。タイヤの空転を抑えるトラクションコントロールやタイヤのロックを抑えるABSを統合的に制御する機能で、前後輪の横滑りが発生しやすい状況でも安定走行に貢献します。
車中泊も可能なシートアレンジを持つエブリイワゴン
インテリアは商用バンに比べると上質な素材を使って快適性を高めています。
1BOX型の利点を活かし、室内長は2240mmと長く、後部席に大人が座っても足元にたっぷりと余裕があります。
前後乗員間距離は1080mm、シートスライド幅は180mmあるので大柄な男性でも圧迫感を感じることはありません。
後部席背もたれは左右6:4の分割可倒式のため室内は多彩アレンジが可能となっており、運転席とその後ろの座席に2名乗車した状態であればサーフボードやカーペットといった長尺物も積載できます。
また前部席のヘッドレストを外して背もたれを後部に倒し、後部席背もたれを同様に後倒させるとフルフラットな空間が生まれます。簡単な寝具さえあれば改造せずに車中泊ができます。
エブリイワゴンの中古車は先代モデルでも高値傾向
現行モデル3代目は軽1BOXタイプワゴン車の中で最新モデルとなるだけに中古車市場では人気車種となっており、また1回目の車検前ということもあって品薄状態です。
そのため、販売価格はやや高値傾向であることを想定しておく必要があります。登録初年度の2015年式走行距離2〜3万kmのPZターボは135〜145万円が相場で、新車販売価格からの下落幅が少ない状態です。
2005年から2015年にかけて販売された2代目は販売台数が多かったこともあって中古車市場には豊富に流通しています。
ただし人気車種であることに変わりはないので、やや高値傾向です。2012年式走行距離3万km前後のPZターボは100〜120万円が相場となっています。
車種について詳しく ⇒ エブリィワゴンの評価記事
ワンボックス軽自動車人気5位 ホンダ アクティバン
ニーズ
荷室をカスタム化したい概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | 車名 | アクティバン |
JC08モード燃費 | 14.8〜17.6km/L | エコカー減税 | -% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1880mm | 4.5m |
荷室長 | 荷室幅 | 荷室高 | 車両重量 |
1725mm | 1240mm | 1200mm | 940〜1040kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
115.0〜135.5万円 | 45.5〜89.0万円 |
アクティバンはホンダが製造販売している1BOXタイプで、他メーカーにOEM供給を行っていない唯一の車種となります。
エンジンを床下にマウントするキャブオーバー型であることに変わりはありませんが、エンジン位置を前部席下ではなく後輪の前に置くMR(ミッドシップ・リアドライブ)式であることが特徴のひとつです。
MR式はスポーツカーに採用されることが多いことから「農道のNSX(ホンダが販売しているMR式のスーパースポーツカー)」と愛称がつけられています。
現行モデル3代目は1999年の発売なのですでに18年以上フルモデルチェンジが行われていません。
基本設計が古いため販売台数ではダイハツのハイゼットカーゴやスズキのエブリイに大きく差をつけられています。
ただし、MR式の操縦感覚には一定のファンがついており、2017年上半期は約3800台を販売しました。
4人乗車でも余裕の荷室を持つアクティバンのSDX
アクティバンには前後に座席があって4人乗れるSDXと前部席だけの2人乗りPRO-Aがあります。
現場仕事で多人数を乗せる機会が多い場合はSDXの方が便利です。エンジンが荷室下にあるので車内にエンジンによる振動が少なく、しかも遮音材や吸音材をボディ要所に配置しているので高い静寂性を実現しています。
後部席のベンチシートはさすがに快適性があるとはいえませんが、それでも4人乗車で荷室長は920mmを確保しており、250kgが積載可能です。
両側スライドドアの開口部高さは1145mm、開口幅は750mmを確保、後部席背もたれを前倒すればフルフラットな床面になり、テールゲートを開けない狭い場所でも荷物の積み下ろしをスムーズに行えます。
趣味性に合わせたカスタム化に向いているのはアクティバンPRO-A
PRO-Aは2人乗りなので最初から後部席が取り払われているため、フラットな荷室なので商用だけでなく車中泊など趣味性に合わせたカスタム化が比較的簡単に行えます。
荷室フロア長は1940mm、荷室幅は1335mmでタイヤハウスがないため、スクエアな容量になっていることが特徴です。
オプションで用意されているルーフインナーラックやルーフインナークロスバーを使えば趣味に使う小物もすっきり収納でき、スペースを有効に使えます。
また荷室の側面やテールゲート内側には合計18個のユーティリティナットが設置されています。外せば直径5mmのボルトを取り付けられる他、市販のフックや金具等も装着可能となっており、荷室空間を自由にカスタマイズできます。
アクティバンの中古車はやや安値傾向!
アクティバンを中古車で購入する場合、現行モデルは1999年からの販売なので中古車市場に流通している状態の良い車種はほとんどが現行モデルというメリットを持っています。
反面、エブリイやハイゼットカーゴのように販売台数が多くないので比例して中古車の車数が少ないというデメリットがあります。
またディーラーによる在庫整理がないので登録済未使用車はほとんど出回っていません。新車購入と比較するのであれば、できるだけ多くの店舗を回って走行距離の少ない車種を選んでください。
アクティバンの中古車はエブリイやハイゼットカーゴに比べるとやや人気薄となっており、比較的安値で購入できます。2016年式走行距離1.5〜2.5万kmのSDXは85〜95万円が相場です。
車種について詳しく ⇒ アクティバンの評価記事
ワンボックス軽自動車人気6位 マツダ スクラムバン
ニーズ
オートマ感覚で5MT車に乗りたい概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | マツダ | 車名 | スクラムバン |
JC08モード燃費 | 16.6〜20.2km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1895mm | 4.1m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
1820〜1910mm | 1280〜1320mm | 1240mm | 840〜930kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
95.0〜135.3万円 | 42.5〜89.5万円 |
マツダのスクラムバンはスズキからエブリイのOEM供給を受けて販売している商用バンで、2017年上半期は約3300台を販売、わずかの差でアクティバンに及ばずランキングでは第6位となりました。
エブリイとの相違点はロゴマークやグレード名称だけで走行性能や内外装は同一仕様となっています。
ハイグレードのBUSTERにはエブリイでメーカーセットオプション設定になっている5AGS(5速オートギアシフト)が標準装備されています。
5AGSは5MTをベースにクラッチやシフト操作を自動的に行うトランスミッションで燃費性能と力強い走行性能を両立させたスズキ独自の技術です。
2ペダルなのでAT限定免許でも運転でき、クリープ機能もついているので渋滞時の走行や車庫入れといった場合でもアクセル操作なしでスムーズに行えます。
車種について詳しく ⇒ スクラムバンの評価記事
ワンボックス軽自動車人気7位 トヨタ ピクシスバン
ニーズ
トヨタのディーラーから1BOXタイプを買いたい概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | ピクシスバン |
JC08モード燃費 | 16.0〜18.8km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1765〜1875mm | 4.2m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
1755〜1860mm | 1270〜1315mm | 1115〜1235mm | 910〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
108.5〜136.0万円 | 56.5〜89.0万円 |
トヨタのピクシスはダイハツからハイゼットカーゴのOEM供給を受けて販売している商用バンです。
トヨタ車のユーザーが商用バンを求めた時のために用意されている車種で、傘下企業のダイハツとの競合を避ける目的から積極的な販売戦略は行っていません。
2017年度上半期の販売台数はわずか約2600台に留まっています。メーカーエンブレム以外に変更点はなくエクステリアやインテリアはハイゼットカーゴと同一仕様です。
ピクシスバンは2011年の販売以来、フルモデルチェンジを行っていません。販売台数に比例して中古車市場に流通している車数が少ない状態になっています。
その分、販売価格が若干ハイゼットカーゴより安くなっており、ハイグレードのクルーズターボでも2014年式走行距離2万km前後なら90〜100万円の範囲内で購入できます。
車種について詳しく ⇒ ピクシスバンの評価記事
ワンボックス軽自動車人気8位 スバル サンバーバン
ニーズ
後方の予防安全装置がついた商用バンが欲しい概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スバル | 車名 | サンバーバン |
JC08モード燃費 | 16.0〜18.8km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1875mm | 4.2m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
1755〜1860mm | 1270〜1315mm | 1210〜1235mm | 910〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
93.4〜159.8万円 | 43.5〜83.0万円 |
スバルのサンバーバンはかつて稼働が激しい赤帽の専用車に指定されたほどタフで走行性能に優れた1BOX商用バンでしたが、スバルが2012年に軽自動車市場から撤退したため、現在はトヨタの参加企業同系列のダイハツからハイゼットカーゴのOEM供給を受け、サンバーバンのブランドを使って販売しています。
ブランドエンブレム以外はエクステリア、インテリアともに同一仕様です。
2017年11月、ハイゼットカーゴに合わせてサンバーバンもマイナーチェンジを行いました。フロントマスクのリフトアップと予防安全装置の各グレード設定が主な変更点です。
ただし、予防安全装置はスバルの「アイサイト」ではなくダイハツの「スマートアシストV」が搭載されています。
ステレオカメラとソナーセンサーを設置、前方だけでなく後方の誤発進抑制制御機能まで備えている点が大きな特徴です。
車種について詳しく ⇒ サンバーバンの評価記事
ワンボックス軽自動車人気9位 日産 NV100クリッパーリオ
ニーズ
パワフルな走りを1BOXタイプで楽しみたい概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | 日産 | 車名 | NV100クリッパーリオ |
JC08モード燃費 | 14.6〜16.2km/L | エコカー減税 | -% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1815〜1910mm | 4.5m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2240mm | 1355mm | 1315〜1420mm | 940〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
160.5〜182.1万円 | 75.5〜127.5万円 |
NV100クリッパーリオはスズキからエブリイワゴンのOEM供給を受けて販売している乗用の軽ワゴン車です。
日産は三菱の軽自動車市場撤退を受けて2013年よりOEM先をスズキに変更、現行モデルは3代目となり、2015年3月に販売を開始しました。
1BOXタイプの軽ワゴン車の中ではエブリイワゴンと並んで最新モデルとなります。2017年上半期は約1830台を販売しました。
エブリイワゴンとの相違点はメーカーエンブレムとブランドバッジだけで、内外装の装備は同一仕様となっています。
搭載しているR06A型エンジンにはターボチャージャーとインタークーラーを装着しており、最大トルクは自然吸気エンジン1.0L並の95N・m(9.7kgf・m)を発揮、キャブオーバー型特有のナチュラルなハンドリングとパワフルな走りが楽しめます。
車種について詳しく ⇒ NV100クリッパーリオの評価記事
ワンボックス軽自動車人気10位 ダイハツ アトレーワゴン
ニーズ
ワゴン車で改良せずに車中泊がしたい概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | アトレーワゴン |
JC08モード燃費 | 15.2km/L | エコカー減税 | -% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1875mm | 4.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2020mm | 1285〜1310mm | 1350mm | 1010〜1100kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
153.3〜181.4万円 | 55.9〜132.9万円 |
アトレーワゴンは商用バンのハイゼットカーゴを乗用に改良した軽ワゴン車です。
エブリイワゴンのライバル的車種ですが、基本設計が2005年と古いことから販売台数で差をつけられており、2017年度上半期はわずか約1750台に留まっています。
挽回を図るために2017年11月に大幅なマイナーチェンジを実施、フロントフェイスのリフトアップと最新の予防安全装置スマートアシストVを全グレードに標準装備しました。
1BOXタイプの前後に長い車内空間を快適性に活かしていることが特徴で、後部席背もたれは左右6:4の分割可倒式になっており、スライド幅は180mmを確保しています。
ラゲッジルームは4人乗車時でも余裕があり、後部席を床下に格納するとフルフラットな空間になるので簡単な寝具さえあれば車中泊もできます。
車種についてもっと詳しく ⇒ アトレーワゴンの評価記事
4WDのワンボックス軽自動車人気ランキングTOP3!
1BOXタイプはエンジンを床下にレイアウトするのでスペースに余裕があるため、すべての車種に4WDが設定されています。
雪道や未舗装道路での配達あるいはアウトドア関連の趣味を持つ人にとって、4WDは強い味方となります。1BOXタイプの4WDで人気のある車種TOP3を紹介します。
TOP3
- 1位:エブリイ
- 2位:スクラムバン
- 3位:ハイゼットカーゴ
1位:ジョインターボなら走りも爽快なエブリイ
スズキはジムニーで培った軽自動車4WDの技術力があり、それを商用バンに活用したのがエブリイ4WDです。
エブリイは2WDと4WDの切替スイッチ「ドライブセレクト4×4」を備えています。これはヘビーデューティーなオフロードカー、ジムニーにも装着されている4WDシステムで、一般的なフルタイム4WDは前輪駆動で走行中、前輪の片側が空転すると駆動力を後輪に伝えるシステムとなっていますが、ドライブセレクト4×4は2WDでは後輪駆動、4WDにするとタイヤの空転に関係なく4輪に駆動力を分散します。
パートタイム4WDと呼ばれる方式で、路面状況に合わせて切り替えられること、4WDにすると悪路で強い走破性を発揮するのが特徴です。
ただし、常時4WDにしていると舗装路での燃費が悪くなります。
パートタイム4WDを採用したのは燃費効率と悪路走破性を両立させるための結果で、舗装路での燃費効率を高めるためにスズキは独自のトランスミッション5AGSを設定しました。
4WDのJC08モードは軽1BOXタイプでもトップクラスの19.0km/Lを達成しています。
エブリイの中でもっともパワフルなモデルがジョインターボです。
コンパクトなR06A型エンジンにインタークーラーとターボを装着、最高出力は自主規制に合わせて64PSに押さえていますが、最大トルクは95N・m(9.7kgf・m)と自然吸気エンジンの1.0L並のパワーを発揮します。
トルクが強いことからジョインターボのみ、フルタイム4WDが採用されています。
車種について詳しく ⇒ エブリィの評価記事
2位:たっぷり積載できる内装のスクラムバン
マツダのスクラムバンはスズキからエブリイの供給を受けて販売しているOEM車です。
内外装や装備、4WD機能は同一仕様となっており、メーカーエンブレムやブランドバッジだけが相違点です。2015年にフルモデルチェンジを行っているので、エブリイと同じく1BOXタイプでは最新モデルとなります。
3代目となった現行モデルはサイドパネルの直立化や軽量化によって荷室容量の拡大に成功、またタイヤ位置とダッシュパネルを前方に移動させてキャビンの快適性を確保しています。
3代目で新しくなったもうひとつの特徴はスズキの新型トランスミッション5AGS(5速オートギアシフト)の設定です。
5MTのクラッチ操作とシフトチェンジを自動制御で行うシステムで、AT限定免許でも運転できる2ペダル機能となっています。4WDにも設定があり、高い悪路走破性と同時に燃費効率も向上させました。
車種について詳しく ⇒ スクラムバンの評価記事
3位:リフトアップで精悍なフェイスマスクになったハイゼットカーゴ
エブリイのライバル車種となるダイハツのハイゼットカーゴにも4WDが設定されています。
2WDでは後輪駆動、切替スイッチで4WDにすると常時4輪駆動となるパートタイム方式なので路面状況に合わせた選択が可能です。
しかし現行モデル10代目は2004年の発売と古く、燃費効率も4WDではJC08モードで最高17.4km/Lに留まっています。
エブリイとは積載量や走行性能などの面で差をつけられていることから2017年にマイナーチェンジを行い、フロントマスクのリフトアップとエブリイよりも進んだ予防安全装置「スマートアシストV」を全グレードに設定しました。
とくにリフトアップはラジエターグリルを大型の台形にデザインして安定感を高めると同時にシャープなイメージを打ち出しており、新型車の雰囲気を持っています。
フロントバンパー左右下部をコーナーピースとして分割化、擦ってもコーナーピースだけ交換できる仕組みになっています。
車種についてもっと詳しく ⇒ ハイゼットカーゴの評価記事
4WDグレードは新車価格で最も高くなりますので、中古車でならパワフルな4WD車が安く手に入ります。
マニュアルがある軽自動車人気ランキングTOP3!
乗用タイプではスポーツカー以外すっかり人気を失ったマニュアルトランスミッションも商業タイプでは依然として高い需要があります。
同じ道路でも積載量が多い時と少ない時ではギアの選び方が異なってくるため、任意で選べる方が経済的だからです。
1BOXタイプにはすべてマニュアル・トランスミッションが用意されていますが、その中から人気の車種TOP3を紹介します。
TOP3
- 1位:エブリイ
- 2位:ハイゼットカーゴ
- 3位:アクティバン
1位:マニュアルだけでなく5AGSの燃費も良好なエブリイ
スズキの1BOXタイプ商用バン、エブリイは2015年2月に約9年半ぶりというロングスパンを経てフルモデルチェンジを行いました。
吸気系に可変バルブ機構を備えた軽量のR06A型エンジンに変更したことを始め、高張力鋼板の使用率を高めて軽量化したボディやサイドパネルの直立設計などによって、居住性から積載性、走行性能まで改善しています。
またトランスミッションにはスズキが独自に開発した5AGS(5速オートギアシフト)がグレード別に設定されています。
5AGSは5速マニュアルのクラッチ操作とギア選択を自動制御に行うシステムで、ATのように2ペダルで操作できます。
トルクコンバーターを介さないのでシフトチェンジにおけるタイムラグがなく、またパワーロスも少ないので燃費効率が良くなるメリットを持っています。
エブリイには4ATと5MTも設定されていますが、JC08モードを比べると4ATが最高17.0km/L、5MTが最高19.0km/L、5AGSは20.2km/Lともっとも良い燃費効率を記録しました。
車種について詳しく ⇒ エブリィの評価記事
2位:ハイゼットカーゴの5MTで燃費が良いのはクルーズターボ
2017年11月にマイナーチェンジを行ったダイハツのハイゼットには4ATと5MTの2種類が設定されており、自然吸気エンジンとインタークーラー付きエンジンに組み合わせることができます。
もっとも燃費効率が良いのはハイグレードのクルーズターボ2WDの5MTでJC08モードは18.8km/L、自然吸気エンジン5MTの17.8km/Lをわずかに上回っています。
最高出力、最大トルクともに自然吸気エンジンを大幅に上回っているので積載量が多い、あるいは配達地域に坂道が頻繁にあるといった場合はクルーズターボの方がストレスを感じることなく運転でき、しかも経済的です。
クルーズターボはハイグレードだけにエクステリア、インテリアともに豪華仕様になっています。
エクステリアでは交換が可能なバンパー両サイドのコーナーピースをボディと同色にし、カラードドアミラーは電動格納式になっています。インテリアでは後部席が左右分割可倒式でヘッドレストも装備されており、後部席乗員の快適性が確保されています。
車種について詳しく ⇒ ハイゼットカーゴの評価記事
3位:新型の登場が待たれるアクティバン
同じキャブオーバー型でもエンジンを前部席下ではなく後輪手前にレイアウトしたMR(ミッドシップリアドライブ)方式であることから「農道のNSX(ホンダが販売しているMR方式のスーパースポーツカー)」とニックネームが付けられているホンダのアクティバンには3AT、4AT,5ATの3種類が設定されています。
ただしATに関しては4WDが4AT専用、2WDは3ATのみとなります。
今時、3ATという車種も珍しいのですが、これはアクティバンの現行モデルが1999年の発売と古いためで、燃費性能も3ATはJC08モード16.8km/L、4ATで15.6km/L、5MTでも17.6km/Lに留まっています。
また他車の5MTはセンタークラスターにシフトレバーを設置しているので足元に余裕がありますが、アクティバンはフロアシフトのため、運転席と助手席間がセパレートされてしまって機動性があまりよくありません。
アクティバンのMR方式は重量バランスが最適で操縦性も良いことから一定のファンがついています。新型の登場が待たれる車種です。
車種について詳しく ⇒ アクティバンの評価記事
マニュアル車は欲しいユーザーが限られており、中古車になると一気に価格が下落するため、とてもお得に購入することができます!
ターボのワンボックス軽自動車人気ランキングTOP3!
軽自動車の商用バンは2人乗車時で最大350kg、4人乗車時では最大250kg積載できます。
この限度をフルに使って荷物を載せた場合、坂道が多い地域になると自然吸気エンジンではストレスを感じることがあるのでパワフルなターボ装着モデルは軽商用バンに欠かせません。
ターボを装着した人気の1BOXタイプTOP3を紹介します。
TOP3
- 1位:エブリイ
- 2位: NV100クリッパー
- 3位:エブリイワゴン
1位:エブリイのパワフルグレードはジョインターボ
スズキの1BOXタイプ商用バン、エブリイは2015年2月にフルモデルチェンジを行い、それまで搭載していたK6A型エンジンから可変バルブタイミングを吸気系に取り付けたR06A型エンジンに変更しました。
軽量コンパクトなR06A型にインタークーラーとターボチャージャーを取り付けて搭載したグレードがジョインターボです。
最高出力は軽自動車業界の自主規制に従って64PSに抑えていますが、最大トルクは95N・m(9.7kgf・m)と自然吸気エンジンの1.0L並を発揮、荷物をたっぷり載せても坂道をグイグイと登っていく力強さを備えています。
2WDの5MTを選べばJC08モード19.6km/Lという経済的な燃費も魅力のひとつです。
ジョインターボはハイグレードモデルなので車内の快適装備が充実しています。後部席でも足元を温められるリアヒーター、廉価モデルには装備されていないロック機構付きのパワーウインドウや電波式キーレスエントリーも標準装備されています。
後部席は左右分割可倒式を採用しており、3人乗車で荷物を積むことも可能です。
車種について詳しく ⇒ エブリィの評価記事
2位:足元に余裕を生み出した内装のNV100クリッパー
スズキのエブリイは日産、マツダ、三菱の3社にOEM提供を行っており、スズキの自社販売を含めれば日本では珍しい4姉妹車となります。
日産のNV100クリッパーはそのうちの1車種で、走行性能や内外装に相違点はなく、メーカーエンブレムとブランドバッジだけが日産のオリジナルとなります。
エブリイのパワフルモデル、ジョインターボに相当するNV100クリッパーのグレードはGXターボでトランスミッションは4ATのみとなりますが、最高出力や最大トルクはジョインターボと同じです。
NV100クリッパーはエブリイに合わせて2015年2月にフルモデルチェンジを実施しました。エンジンの変更だけでなくキャビンの内装も改良されており、タイヤ位置とダッシュボードを前方に移動させたことで足元に余裕が生まれました。
助手席から乗って運転席へウォークスルーができるので、仕事の効率も向上します。
車種について詳しく ⇒ NV100クリッパーの評価記事
3位:ハイルーフなら小さい子供が立って着替えられるエブリイワゴン
スズキの商用バン、エブリイを乗用に改良したのがエブリイワゴンです。
設定されているグレードすべてターボ装着モデルとなっており、軽1BOXタイプの乗用ワゴンではもっともパワフルな走行性能とJC058モード最高16.2km/Lという高い燃費効率を両立させています。
キャブオーバー型の乗用1BOXワゴンは軽スーパーハイトワゴンと比べて、前後の空間は長くても全高で劣るという欠点を持っています。
しかしエブリイワゴンのハイルーフ仕様は車内高1420mmを実現、小さな子供であれば立ったまま着替えられるほどの空間を確保しました。
後部席のシートスライド幅は180mmあるので最後部までスライドさせればベビーカーを積めるスペースをフロアに作り出すことができます。
車種について詳しく ⇒ エブリィワゴンの評価記事
ターボ搭載車は坂道や4人乗車時のストレスを軽減させてくれますが、新車価格が高くなりがちです。新車では手が届かなくとも、中古車でならお安く手に入れることができます。
中古車で人気があるワンボックス軽自動車ランキングTOP3!
1BOXタイプの軽乗用ワゴンは軽スーパーハイトワゴンよりも車内空間が広いため、アウトドアなどの趣味に使いたい男性から人気を集めています。
しかし新車販売価格が意外と高いことからユーザーは中古車市場で購入するケースが増えています。中古車市場で人気がある1BOXタイプのTOP3を紹介します。
TOP3
- 1位:エブリイワゴン
- 2位:アトレーワゴン
- 3位:バモス
1位:中古車市場で高値傾向となっているエブリイワゴン
スズキのエブリイワゴンは2015年2月にフルモデルチェンジを行い、操縦性や居住性を向上させました。
軽1BOXタイプの乗用ワゴンでは新車販売台数においてトップを維持していること、2015年が登録初年度なので現行モデルが中古車市場にあまり出回っていないことなどの影響から中古車市場で人気車種となっており、販売価格は高値傾向となっています。
2015年登録モデルで走行距離1万kmという状態の良い車種の場合、150〜160万円が相場です。
現行モデルを手に入れることができないユーザーは先代モデルの購入に流れていることから、2005年から2015年まで販売されていた2代目モデルも高値が続いています。
2014年式走行距離3万km前後のハイグレードモデルPZターボは145〜155万円が相場となっており、現行モデルとあまり変わりありません。
100万円を切る車種を探すのであれば、2011年式で走行距離4万km以上がボーダーラインです。
車種について詳しく ⇒ エブリィワゴンの評価記事
2位:アトレーワゴンの新古車相場は130〜150万円!
ダイハツの商用バン、ハイゼットカーゴを乗用タイプに改良したのがアトレーワゴンです。
基本設計は2004年と古いのですが、2017年11月に大幅なマイナーチェンジを行ったことから中古車市場には登録済未使用車、いわゆる新古車が数多く流れてきました。
走行距離10〜100km以下の車種がほとんどで、オプション装着車も多いことため型落ち感はあっても人気車種となっています。
新車販売価格約153.3万円のカスタムターボRS”SAV”は走行距離10km以下で約140〜150万円が相場です。
値落ち幅は少ないものの、カーナビなどのオプション装着車種を選ぶとお得感がグッと増します。
その他の中古車では2015年式走行距離2.5万kmと状態の良いカスタムターボRSでも110〜1360万円が相場となっており、エブリイワゴンよりも買いやすい価格設定になっています。
車種について詳しく ⇒ アトレーワゴンの評価記事
3位:新車よりも中古車で人気が高いバモス
ホンダの商用1BOXタイプ、アクティバンを乗用ワゴンに改良した車種がバモスです。
基本設計は1999年と古いため、新車販売台数は少ないのですが継続して販売していることから中古車市場には豊富な車数が流通しています。
バモスは他車と共通のキャブオーバー型でもエンジンを後輪の手前にレイアウトするMR(ミッドシップリアドライブ)方式を採用しています。その操縦性にコアなファンが多いことから中古車市場では一定の人気を確保しています。
販売価格は上位2車に比べると安値傾向になっており、2015年式走行距離1〜2万kmと状態の良いハイグレードのGでも110〜120万円の範囲内で購入することができます。
2010年式走行距離4〜5万kmまでランクを落とせば相場は50〜70万円まで下がります。
とにかく安い価格で1BOXタイプの乗用ワゴンに乗りたいというユーザーにも人気の車種です。
車種について詳しく ⇒ バモスの評価記事
中古車は信頼性が1番大切です。ガリバーでは新車並みの保証がついており整備も完備しておりますので、安心して中古車が購入できます!
商用車で人気があるワンボックス軽自動車ランキングTOP3!
軽自動車は道路運送車両法施行規則によってボディサイズと排気量、積載量などが細かく決められています。
これらの規制の中で、商用車は荷室の容量をできるだけ拡大することに加え、荷室いっぱいの荷物を積んだ時でもスムーズに運べるパワーが求められます。
商用車で人気を集める1BOXタイプのTOP3を紹介します。
TOP3
- 1位:エブリイ
- 2位:ハイゼットカーゴ
- 3位: NV100クリッパー
1位:積載性能だけでなく燃費性能もトップのエブリイ
スズキの商用バン、エブリイは原型となったキャリイバンの時代まで含めると7代54年の歴史を持ち、軽自動車では4番目に息の長い車種です。
現行モデルは2015年2月に登場、荷室の収納量や運転席の快適性、走行性能を向上させて商用車の人気トップとなりました。
改良点の主な点はボディを始めとしてサスペンションや電装部品などの軽量化と新型エンジンの搭載です。
2名乗車時の荷室長は1910mm、荷室高は1240mm、荷室幅は1385mmを確保、これらはすべて軽1BOX商用バンの中で第1位の数値です。
また現行モデルからスズキが独自で開発したトランスミッションの5AGS(5速オートギアシフト)が設定されました。5AGSは5MTのクラッチ操作とギア選択を自動制御するシステムで、ATのように2ペダルで操作します。5AGS搭載車はJC08モード20.2km/Lと燃費効率でも第1位を獲得しています。
車種について詳しく ⇒ エブリィの評価記事
2位:マイナーチェンジで安全性能が向上したハイゼットカーゴ
ダイハツだけでなく、現在新車で販売されている軽自動車ブランドの中で58年ともっとも長い歴史を持つのがハイゼットカーゴです。
現行モデル10代目は2004年の登場と古いため、エブリイにやや差をつけられていますが、商用バンで長年培った技術力と信頼性は高く、依然として人気車種としての地位を保っています。
荷室フロア長は1950mm、荷室幅は1315mm、荷室高は1235mmあり、この容量にはみかん箱65個、パンケース66個、ビールケースであれば36個積載可能です。
安全面では2017年11月にマイナーチェンジを行った際、ダイハツの最新予防安全装置「スマートアシストV」を全グレードに設定しました。
配達や現場に向かう途中の運転で「ついうっかり」があっても衝突被害を回避または軽減してくれます。
車種について詳しく ⇒ ハイゼットカーゴの評価記事
3位:OEM車でもっとも売れているNV100クリッパー
日産のNV100クリッパーはスズキからエブリイのOEM供給を受けて販売している商用バンです。
エブリイのOEM提供は他にもマツダと三菱に行われており、それぞれスクラムバン、ミニキャブのブランド名で販売されていますが、3社の中でもっとも売れているのがNV100クリッパーです。
エブリイとはメーカーエンブレムやブランドバッジだけが相違点で、積載性能など他の部分は同一仕様です。
荷室の容量だけでなく、荷物の積み下ろしがスムーズに行えるのもNV100クリッパーの特徴です。バックドア開口高は1165mm、開口幅は1340mmあるので大きな荷物もラクに収納でき、荷室床面地上高は650mmしかないので腰の負担を軽減します。
また運転席のステップ高は355mmと軽1BOXタイプではもっとも低く設計されているので、荷物だけでなく乗員の乗降もラクになりました。
もっと詳しく ⇒ NV100クリッパーの評価記事
商用車や営業車は使い倒すことが目的の1つです。新車で購入したとしてもすぐに傷やへこみなど汚れがついてしまいますので、中古車で購入して使い倒すことも1つのお得な選択肢です。
車中泊で人気があるワンボックス軽自動車ランキングTOP3!
車中泊はアウトドア・レジャーの楽しみのひとつです。
軽自動車の場合、トールワゴンやスーパーハイトワゴンでは後部席がフラットにならないので車中泊がツラくなりますが、1BOXタイプの乗用ワゴンであれば全座席がフルフラットになるので大幅なカスタマイズを施さなくても簡単な寝具さえあれば可能です。
車中泊ができる人気のTOP3を紹介します。
TOP3
- 1位:エブリイワゴン
- 2位:アトレーワゴン
- 3位:NV100クリッパーリオ
1位:ハイルーフにアクセサリーを装着すればさらに楽しいエブリイワゴン
スズキの商用バン、エブリイを乗用に改良したのがエブリイワゴンです。
キャブオーバー型のメリットを最大限に活かした車内長は2240mmと1BOXタイプの乗用ワゴンでは最長のスペースを確保、後部席を使用した状態でも荷室容量が大きいのでアウトドアグッズをたっぷり積載できます。
多彩なシートアレンジは全席フルフラットが可能で、寒い季節でも後部席にリアヒーターを備えているので快適性も充実しています。
エブリイワゴンの車中泊をさらに楽しくするのがオプションで用意されているアクセサリー類です。
車外からの視線を遮るためのプライバシーシェードやカーテン、2名がゆったりと横になって全身を伸ばせるベッドクッション、ハイルーフの空間を有効に使えるマルチルーフバーやルーフパッキングネットなどが揃っています。
これらアクセサリーを取り付けるだけで車中泊の快適性をさらに高められるのがエブリイワゴンの魅力です。
車種について詳しく ⇒ エブリィワゴンの評価記事
2位:改造をしなくても車中泊に十分な空間と装備を持つアトレーワゴン
ダイハツの乗用1BOXタイプ、アトレーワゴンも多彩なシートアレンジを備えており、前部席と後部席をフルフラットにすることができるので改造をしなくても車中泊ができます。
室内長は2020mm、室内幅は1285mmを確保、車内用のマットレスさえ用意しておけば身長の大きな男性2名でもゆったりと身体を伸ばすことができます。
なお、ラゲッジルームは後部席を使用した状態でも1116Lの容量があるので、車中泊に必要な荷物を収納しても十分な余裕があります。
ラッゲジルームには鉄板の穴あけ加工不要でボルトが取り付けられ、フックやL時金具などが固定できるユースフルナットとキャップを外せば伸縮パイプが取り付けられるユースフルホールが設置されています。
これらを利用するアクセサリー類がダイハツから販売されているので、趣味に合わせたアクセサリーを装備すれば車中泊とアウトドア・レジャーがもっと楽しくなります。
車種について詳しく ⇒ アトレーワゴンの評価記事
3位:車中泊のカスタム化が不必要なNV100クリッパーリオ
日産のNV100クリッパーリオはスズキからエブリイワゴンのOEM供給を受けて販売している乗用ワゴンです。
車内の広さや快適性はエブリイと同一仕様なので、全席シートをフルフラットにすればそれだけで車中泊が無理なく行えます。
またアクセサリー類はスズキほど充実していませんが、車中泊用グッズは意外に多く揃えているので、それらを活用すれば快適性も高まります。
カーテン&タープキットはリアゲートを利用して枠組みを作り、カーテンで個室を形成するアクセサリーで、この中で着替えを行ったり日差しを避けてアウトドアの空気を満喫したりと、多彩な使い方ができます。
なお、NV100クリッパーにはDC12Vの電源ソケットが2個装備されており、そのうちの1個がラゲッジルームにあります。ベッドクッションで横になったままスマホの充電が可能です。
車種について詳しく ⇒ NV100クリッパーの車種別評価記事
1BOXの軽自動車を車中泊目的で購入する場合、ベッドを置いたり道具を吊ったりと実用性が大切です。そういったカスタムにお金をかけ、どうせ汚れる車体は中古車で安く購入すると予算をかなり抑えられます。
ワンボックスタイプの軽自動車(軽バン・軽ワゴン)とは?
ワンボックス(1BOX)タイプの軽自動車は、一般的に「軽バン」とか「軽ワゴン」と呼ばれます。
軽の場合、バンとそれ以外の車に見た目の違いはあまりないのですが、冒頭でもご説明したように、軽バンはエンジンの位置に特徴があります。多くは運転席の下にエンジンがレイアウトされている「キャブオーバー」と呼ばれるタイプで、後輪駆動です。
それに対し、近年人気の軽トールワゴンはエンジンが運転席より前に搭載されていることが多く、FFの駆動方式を採用しています。
後輪駆動のメリットは、荷物を積んだ状態でも積んでいない状態でも、安定した走りができることです。前輪駆動の軽自動車はどうしてもフロントに荷重がかかってしまい、車体のバランスが悪くなることがありますが、軽バンでは荷物を積んでいても後輪に荷重がかかるため、走りに与える影響は少なく済みます。
ちなみに、軽バンと軽ワゴンの違いは何かというと、一般的には商用車が軽バン、それを乗用車タイプに改良したものを軽ワゴンと呼びます。わかりやすいのがスズキのエブリイで、4ナンバーの商用車タイプがエブリイ、5ナンバーの乗用車タイプがエブリイワゴンです。
どちらも構造的には変わらないものの、軽ワゴンのほうが乗用車向けに快適なインテリアになっています。
軽バンはじつは3つだけ!?OEM車が多い
荷物を積む商用車として大活躍している軽バンですが、現在自社で開発・製造しているのはホンダ・スズキ・ダイハツの3社だけです。
ホンダからは「アクティバン」、スズキからは「エブリイ」、ダイハツからは「ハイゼット」が販売されており、それ以外のメーカーはいずれもこれら3モデルのOEM車を販売しています。
つまり、軽バンは種類があるように見えても、じつは構造や性能は共通していることが多いのです。
ワンボックス(1BOX)タイプの軽自動車の魅力
軽バン・軽ワゴンは、近年人気の軽トールワゴンに比べるとデザイン性や居住性ではやや劣るものの、実用性が高い点が魅力といえます。
車内空間が広く荷物もたくさん積めて、かつ走りも安定しているため、商用車としてはもちろん、乗用車としても使い勝手のいい車です。
また、最近の軽バン・軽ワゴンには、衝突被害軽減ブレーキなどの安全サポート機能を搭載するものも増えています。
軽で荷物をたくさん積める車がほしい方、キャンプなどのアウトドアが好きな方、車中泊できる軽を探している方などにはとくにおすすめです。
1位の中古車検索サービス
最近の軽自動車は車体価格が普通車並みに高くなっていますので、保証付きの優良中古車を選ぶ方が増えています。
新車を検討している方も、比較のために1度は中古車見積もりをとっておくことをお勧めいたします(^^)※氏名・電話番号は必ず正しいものを入力しましょう!
1位の車査定サービス
車を購入するお店でそのまま車を「下取り」にだすと、下取り価格を高くする代わりに値引額を下げられますので結局損をします。
軽自動車を最も高く売るためには、複数の買取業者に見積もりをとって買取価格を比較することが大切です!
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