R1の評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | スバル | ||
車名 | R1 | ||
10.15モード | 23.0km/L | ||
エコカー減税 | -%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1510mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1505mm | 1205mm | 1175mm | 810kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
-万円 | 34.5〜86.8万円 |
R1はR2から派生した2+2のスペシャリティカー!
スバルのR1は、2005年から2010年まで販売されていた2+2のクーペスタイルを持つ軽乗用車です。R1は4人乗り2BOXハッチバックスタイルのR2派生車として発売されました。
シティコミューターとしてのコンセプトとスバルの高い技術力が結集した車種ですが、軽自動車の市場ニーズから外れていたこともあって販売成績はけっして芳しくなく、結果的に富士重工の経営状態を圧迫したことからスバルの軽自動車業界撤退の引き金になってしまった残念な車です。
フォルムはスバル360のセルフオマージュ!
エクステリアのデザインはモノフォルムに近く、フロントからリアエンドまで曲線のシルエットを持ち、サイドウインドウのガラス面積を小さくしてベルトラインから下の塊感を強調しています。
このデザインはスバルの乗用車進出のキッカケとなり、後に国民車と呼ばれたスバル360のセルフオマージュとして設計されており、事実、R1のパンフレットには随所にスバル360のカットが挿入されていました。
フロントマスクには当時、スバルがアイコンとして採用していたスプレッドウインググリルが使われました。このデザインはインプレッサWRXにも用いられましたが、現在のアイコンは六連星を象徴するヘキサゴングリルに変わっています。
スペシャリティ感が薄いため残念なインテリア!
2+2のレイアウトは、本来ドライバーが運転を楽しむために設計されたスペシャリティカーなのですが、R1のインテリアからはスペシャリティ的な要素が伝わってきません。
インパネ回りはR2からの流用で、2本スポークのステアリングやシフトノブの形状も変わっておらず、わずかにメーターパネルにタコメーターが追加され、3眼メーターに変更されただけです。
ただしシート形状はインプレッサ譲りのホールディング性能にすぐれたタイプで、アルカンターラ仕様を選ぶと鮮やかなレッドのアクセントがインパネやシートに加飾され、欧州小型車の雰囲気になります。
また後部席は欧州の2+2スポーツカーに比べると足元に余裕があり、大人が乗っても短時間であれば十分に耐えられる居住性を持っています。
世界で初めてCVTの量産化に成功したスバル!
搭載されているエンジンは軽自動車では珍しく直列4気筒DOHCのEN07型で、最高出力は34kW(46PS)と低いのですが、最大トルク58N・mを発揮する領域が5200rpmと高いので、スムーズな吹け上がりと高回転域における運転の楽しみがあります。
本来、5速マニュアルのトランスミッションであれば、このエンジンの持ち味をもう少し楽しめるのですが、R2には設定されているものの、R1にはCVTしか用意されていません。この点もR1がスペシャリティカーになり得なかった要因のひとつといえます。
ちなみに軽自動車や小型車のトランスミッションとしてスタンダードな存在になっているCVTは1987年にスバルが世界で初めて量産化に成功、当時の小型車ジャスティに搭載されたのが始まりです。スバルはCVTのパイオニア的存在といえます。
中古車市場では車数が少ないので高値傾向!
スバルの軽自動車は、スバルが軽自動車業界より撤退すると発表されてから人気が高まるケースが多く、このR1も現在は中古車でしか手に入らないため、また流通している車数が少ないため、中古車市場では比較的高値で販売されています。
最終登録年度となった2010年式で走行距離2〜3万kmといった状態の良い車種は110〜120万円、同年式で走行距離5万km台でも80〜90万円が相場となっています。
R1のグレードには、自然吸気モデルのRとスーパーチャージャーが装着されたSがあります。よりパワフルでスポーティな走行を楽しむのであればSがお勧めです。
1位の中古車検索サービス
最近の軽自動車は車体価格が普通車並みに高くなっていますので、保証付きの優良中古車を選ぶ方が増えています。
新車を検討している方も、比較のために1度は中古車見積もりをとっておくことをお勧めいたします(^^)※氏名・電話番号は必ず正しいものを入力しましょう!
1位の車査定サービス
車を購入するお店でそのまま車を「下取り」にだすと、下取り価格を高くする代わりに値引額を下げられますので結局損をします。
軽自動車を最も高く売るためには、複数の買取業者に見積もりをとって買取価格を比較することが大切です!
※ 英数字 → アイウエオ順で掲載しております(^^)