ハイゼットカーゴの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | ||
車名 | ハイゼットカーゴ | ||
JC08モード燃費 | 16.2〜17.2km/L | ||
エコカー減税 | -- | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1765〜1875mm | 4.2m |
荷室長 | 荷室幅 | 荷室高 | 車両重量 |
1860mm | 1375mm | 1235mm | 890〜950kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
93.6〜146.7257万円 | 6.4〜218万円 |
ハイゼットカーゴの評価・特徴
ダイハツのハイゼットは、非常に長い歴史を持つ軽自動車です。発売開始は1960年。トラックからバンまで多数のバリエーションを持ち、イタリアや韓国、中国など世界各国で生産されているのも特徴です。この内、“カーゴ”はバン系モデルとなります。
日本でハイゼットカーゴの名称が使われたのは1999年のハイゼット9代目が最初です。事実上、これがハイゼットカーゴの1代目と考えて良いでしょう。その後、モデルチェンジを経て現在に至ります。
ハイゼットカーゴは、一時期はハイブリッド車が存在していたほど種類が多く、また他メーカーへOEM供給を行うなど、多様な展開を見せる車両です。最近では、ハイゼット誕生55周年の記念バージョンが発表になっています。
プロを支える、余裕の積載能力
さまざまな職種のさまざまな用途で使われるのが、軽のミニバン。ハイゼットカーゴは、仕事を第一に考えた充実の車体デザインでプロの業務をサポートします。
ハイゼットカーゴには、後部に座席も用意されています。しかし、基本的には前席のみで運転される車両。荷物を効率的に積み降ろしできるよう、後席をたたむとフラットなカーゴスペースとなるよう設計されています。
また、後部は荷物を積む場所として考えられているので、後席の乗員用の小物収納スペースなどもありません。その分、室内がシンプルになり、荷物の積載や輸送が効率的に行えるようになります。
特に、ハイルーフ仕様の場合は荷室の天井高が1235mmにもなります。このスペースには、ビールケースで36ケース、パンケースで66ケースが搭載可能。一度に多くの荷物が運べるので、仕事の効率がアップします。
後部には小物スペースがないハイゼットカーゴですが、ドライバー周囲には便利な収納スペースが多数設けられています。いずれも比較的小さなものですが、伝票や筆記具、携帯電話など、業務で頻繁に使う小物は多いもの。
これらをスムーズに出し入れできる収納スペースがすぐに手の届く場所にあると、ストレスの軽減にもつながります。
安定した走りをもたらす、ロングホイールベース
商用のバンとしては、ホイールベースが長いのもハイゼットカーゴの特徴です。
前輪と後輪間の距離が長いホイールベースは、走行時の直進安定性を良くする特性があります。このため、長時間の運転でも疲れにくくなり、余裕をもって業務にあたれるようになります。
また、縦方向の揺れ(ピッチング)が抑えられるので、ケーキや生花などデリケートな荷物にも衝撃が伝わりにくいなど、多くの利点をもたらします。
また、ハイゼットカーゴでは、エンジンやトランスミッションなどの重量物を前席の座席下から後部にかけて配置しています。このため、車両の重心が低く、しかもバランスが掴みやすいという特性も持っています。
加えて、後部に採用された3リンクのサスペンションが、しなやかさと安定性を両立させることに成功しています。
これらの設計や装備は、たとえば小さく曲がるカーブでもハンドリングが素直で違和感がないという操作性につながります。この操作性の良さはドライバーの疲労軽減に役立ち、最終的には安全性にもつながります。
安心して使える、長期の防錆保証
業務で車両を使う場合、ボディそのものの堅牢さが重要になる場合があります。エンジンやサスペンションなどの部品は交換が可能ですが、ボディ、特に強度的に重要な部分にサビなどによるダメージが発生すると、その車両の使用ができなくなるからです。
この点、ハイゼットカーゴには極めて高い防錆処理がされているので安心です。ハイゼットカーゴでは、強い防錆効果で知られるカチオン電着塗装をボディ塗装の第1層に施しています。
この塗装は、静電気の力によって塗料をボディに塗着させ、その後に焼き付けを行うもの。化学反応を利用した塗装なので塗着が確実強固で、長期間ボディ面を腐食から守ることができます。
さらに、ハイゼットカーゴでは、ボディ外板のサビによる穴あきに対して3年の保証も付いています。これなら、水物や塩分を含む海産物などの運搬・配達でも安心して利用可能でしょう。
ちなみに、ハイゼットカーゴでは、マフラーにサビに強いステンレス製を採用しています。短距離の走行を繰り返す配達などでは、マフラー内の水分が抜けず、サビに発展する場面があります。しかし、マフラーがステンレス製であれば、その心配はいりません。
ハイゼットカーゴは中古車も検討してみよう!
現行のハイゼットカーゴ(形式EBD-S321V、EBD-S331V)は、2007年にリリースされたモデルです。その後、細かな仕様変更はなされていますが、他社のライバルモデルと比べると、正直なところやや古さが目立つ感は否めません。
たとえば、ハイゼットカーゴには、最近流行の自動ブレーキシステムの設定はありません。また、燃費面でも他社の最新型モデルに見劣りする面があります。これらの面をどう考えるかで、中古車に於けるハイゼットカーゴの評価は大きく分かれます。
ニューモデルとして登場してから時間が経っているので、車両そのものの価格はこなれている感があります。しかし、他社のライバル車にない独自の機能や装備があるかと考えれば、返答に窮することも事実です。
中古車価格は時間の経過に応じて下がりますから、良質なハイゼットカーゴを扱う中古車店の目星をつけておき、定期的に価格のチェックを入れるとお買い得車に出会う機会が増えます。
他社モデルとの兼ね合いの中では地味に見えるハイゼットカーゴですから、場合によっては中古車店と価格交渉も可能な車種だと思われます。
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