ミラの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | ||
車名 | ミラ | ||
JC08モード燃費 | 21.6〜24.2km/L | ||
エコカー減税 | 75%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1530mm | 4.2m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2000mm | 1350mm | 1265mm | 780kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
88.4〜102.5万円 | 34.8〜83万円 |
ミラの評価・特徴
ミラは、日本を代表する軽自動車のロングセラーブランドです。ミラの名を冠した数多くの派生車種を生み出しているほか、ワゴンタイプのムーヴやタントに人気車種の座を譲っている昨今の販売状況の中においても、地味ながらも質実剛健な車種として、ミラは引き続きリリースされています。
ダイハツ発展の祖
ミラは、1980年にミラ・クオーレとしてデビューしました。1989年に物品税が廃止されるまでは、ライバルのアルトと同様、リーズナブルな貨客両用車(4ナンバー)が人気を集めました。
それと並行して、装備のグレードアップが急速に進み、パワステやパワーウインドウ、エアコンやサンルーフなど、従来の経済性重視の質素な軽自動車からすると贅沢とも思える装備が盛り込まれていき、好調にセールスを伸ばしました。
たとえば、1985年に登場したL70V型ミラでは、インタークーラーターボやフルエアロを採用したTR-XXがラインナップし、スポーティな走りで大人気を博しました。
また、1990年のフルモデルチェンジで登場したL200S型においては、エンジンやミッションはもとより、内外装や装備のさらなるグレードアップを追求したアヴァンツァート(先進という意味)が1991年に追加され、「軽自動車もついにここまで来たか!」と驚嘆したものです。
このように、ミラは、ダイハツにおける最多量販車種として常に軽自動車の世界をリードしてきました。その先進のスピリッツは、1995年に登場したムーヴや、2003年に登場したタントにもしっかりと受け継がれています。
本家としての現行モデルはワングレード
さて、「本家」としての現行のミラは、2006年12月のフルモデルチェンジで登場した7代目です。1540ミリという天井高がもたらすゆとりある室内空間や、優れた燃費性能といった特徴を持っています。
一方で、ムーヴやタントの台頭によるミラブランドの販売台数の減少や、2009年のミラココアの登場、さらに、ガソリン車トップの燃費性能を狙ったミライースが2011年にデビューしたりといった状況の変化に対応し、ラインナップの見直しに着手。
ミラがこれまで担ってきた一般ユーザー向け乗用車のニーズは、2013年からはミライースに移管し、「本家」のミラはXスペシャルのみのシンプルな設定となっています。
駆動方式は2WDと4WDが選べるものの、トランスミッションは5MTのみの設定となっており、オートマ車が欲しいユーザーには、ミライースやミラココアを買ってもらうという割りきった仕様となっています。
そのシンプルさゆえ、現行ミラのメインターゲットは、主に法人ユースに絞られていると言えます。加えて、ミライースやミラココアにはMT車の設定が無いため、「MT車でなければダメ」というユーザーには、現行ミラは貴重な存在となっています。
なお、乗用車版(5ナンバー)のミラとは別に、貨客両用版(4ナンバー)としてミラバンも販売されており、ミラバンは3ドア車、ミラは5ドア車という差別化がなされています。
シンプルながらも堅実な基本性能
シンプルなラインナップとなった現行ミラですが、ターゲットユーザーを絞りコストパフォーマンスを重視したベーシックな車種ゆえに、装着車種が拡大している衝突被害軽減ブレーキや電力回生システムといった最新鋭の装備は搭載していません。
また、アイドリングストップ機構を搭載したモデルが一時期ラインナップしたものの、前述したミライースへの移管により、現在は廃止されています。
それでも、現行ミラの燃費性能は、2WDモデルで24.2km/L、4WDモデルで21.6km/L(いずれもJC08モード測定値)という優秀な成績を収めています。
これは、可変バルブタイミング機構(VVT)を採用し燃焼効率をアップさせたDOHCエンジンの搭載、エンジンやトランスミッションにおけるフリクションロス低減の徹底、そして軽量化を図りつつも衝突時にキャビンを堅固に守り、クラッシャブル構造により衝突エネルギーを効果的に逃がす衝突安全ボディ(TAF)の採用といった、ダイハツがこれまで蓄積してきた基本技術の熟成がもたらしたものです。
また、運転席・助手席エアバッグやABS、プリテンショナー付シートベルトといった安全装備や、アンサーバック機能付キーレスエントリーなどの便利装備もしっかりと標準搭載しています。
購入について
現在新車で購入できるミラのラインナップは、前述したとおり、グレードについてはXスペシャルの一択で、トランスミッションも5MTのみの設定となっています。駆動方式ごとの価格は、2WDは88.4万円、4WDは102.5万円となっています。
一方、中古車については、現行ミラと同等のものだけではなく、ミライースに移管されるよりも前に販売されたCVT車や、アイドリングストップ機構などの装備が充実した個体もたくさん流通しています。
加えて、タントやムーヴと比べて、中古車相場は値ごろ感がありますので、じっくりと選んでみるとよいでしょう。
ミラは中古車も比較検討してみよう!
7代目の現行車は2006年に発売され、その後、細かなマイナーチェンジを繰り返していますが、フルモデルチェンジは行われていません。
ミラには派生車種にミラ イースがあり、低燃費化のための新技術はミライースに投入されています。このためミラに新技術を投入するとミライースとの差異化がなくなってしまうため、ミラをフルモデルチェンジできないというダイハツの事情があります。
ミラのフルモデルチェンジに関する情報は乏しく、むしろミライースと一本化されるのではないかという予想が多いので、ミラの新車購入を検討するならば型落ちとなる心配が少ない中古車も購入対象とする方が賢明です。
とくに現行車は5速マニュアルしかないので、オートマ限定免許を所持している人は2010年まで登録されたAT車か、2013年まで登録されたCVT車がお勧めです。
ミラは中古車市場にも豊富な車数が出回っており、走行距離の少ないデモカーや展示車両も販売されています。
2013年登録モデルで走行距離が100km以内、CVTミッション搭載車は85〜90万円が相場となっており、2010年登録モデルで走行距離1〜2万kmのATミッション搭載車は60〜70万円で購入することが可能です。
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