スクラムバンの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | マツダ | ||
車名 | スクラムバン | ||
JC08モード燃費 | 18.4〜20.2km/L | ||
エコカー減税 | 50〜100%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1895mm | 4.1m |
荷室長 | 荷室幅 | 荷室高 | 車両重量 |
1820mm | 1280mm | 1240mm | 840〜950kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
92.3〜122.9万円 | 32.5〜95.4万円 |
フルモデルチェンジで予防安全装置を設定したスクラムバン!
マツダのスクラムバンは、スズキからエブリイのOEMを受けている軽キャブオーバー型の商用車です。2015年3月、エブリイから1ヶ月遅れでフルモデルチェンジを行い、車内空間の拡大や予防安全性能を向上させました。
スズキのエブリイは、マツダだけでなく日産(NV100クリッパー)や三菱(ミニキャブ)にもOEM供給を行っており、国産車では珍しい四姉妹車となります。どの車種もI.C.バッジや車名ロゴを変えているだけで、基本的な構造や性能はまったく同じです。
高張力鋼板の使用や部品の改良で荷室空間を拡大!
エンジンを前席の下にレイアウトするキャブオーバー型の魅力は、なんといっても荷室が広くなって積載能力が上がることです。
新型スクラムバンは先代モデルよりも荷室の長さ、幅、高さに至るすべてにおいて拡大を実現、さらに荷室床面地上高を650mmとしたので、荷物を多く積めるだけでなく作業効率も上がります。
軽自動車のボディサイズ規格が決まっている中で荷室を拡大できたのは、高張力鋼板を多用した他、電装品や内装までを新しく開発、軽量コンパクト化したことが大きな理由です。
加えてフロントガラスとダッシュボードを前方に移動させたことにより、キャビン部全体の空間を確保しながら従来位置より前にレイアウトできたことも、荷室拡大に寄与しています。
トランスミッションに新技術の5AGSを追加!
トランスミッションは従来の4ATと5MTに加え、5AGS(オートギアシフト)が設定されました。これはスズキが開発した新型トランスミッションで、マニュアル運転で必要なクラッチ操作を電動油圧式アクチュエーターが自動的に行ってくれるシステムです。
ドライバーはATと同じようにセレクトレバーと2ペダルで運転でき、ATのクリープ機能もついているので、渋滞や車庫入れの時でもスムーズな走行が可能です。
またフルに積載した時や急な坂道などでトルクが必要な時は、セレクトレバーをM(マニュアルポジション)にすれば任意のギア位置を選べるので力強い走りを選ぶこともできます。
この5AGS車を選択すると、全グレードにヒルホールドコントロールが装備されます。坂道発進でブレーキからアクセルに踏み変える瞬間、一時的にブレーキが作動(最長約2秒間)するシステムで、荷物を荷室に満載している時でも安心の坂道発進ができます。
予防安全装置は軽商用バンで初搭載!
安全面では軽商用バンで初(四姉妹車同時)となる予防安全装置が、ベーシックグレードのPAを除く全車に標準装備されました。
レーダーブレキーサポートと呼ばれるシステムで、フロントガラス上部に設置されているレーダーレーザーが前方車両をつねに検知、車間距離が縮まって衝突の可能性があると、警告音と警告灯で運転者に知らせ、さらに距離が近くなって衝突が避けられない状態になるとブレーキを自動的に作動させて衝突を回避・軽減させます。
このレーザーレーダーは動かない障害物の時でも作動しています。駐車場でよくある事故、ペダルやシフトミスで誤発進する時も、シフト位置が「前進」の状態でアクセルを強く踏み込むと、エンジン出力を自動制御して障害物との衝突を回避・軽減します。
現行の中古車は極端に品不足なので他のOEM車も視野に!
スクラムバンの現行車は発売してから年月が浅いこと、販売台数が少ないことから中古車市場にはあまり出回っていません。
2015〜2016年登録モデルはほとんどが登録済未使用車で、新車販売価格と変わらないのが実情です。現行車を中古で購入するなら、元車のエブリイや他のOEM車を選択肢に入れた方が、コストパフォーマンスの優れた車種を手に入れることができます。
先代モデルになると車数も増え、販売価格もやや下落します。ハイグレードのバスターは、2011年登録モデルで走行距離2〜3万kmという状態の良い車種が75〜85万円、ベーシックモデルのPAで同年登録、同程度走行距離であれば55〜75万円の範囲内で購入が可能となります。
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