N-WGN(Nワゴン)の評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | ||
車名 | N-WGN | ||
JC08モード燃費 | 23.0〜29.2km/L | ||
エコカー減税 | 75〜100%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1655〜1675mm | 4.5m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2055mm | 1355mm | 1300mm | 820〜910kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
116〜167万円 | 90〜200万円 |
N-WGN(エヌワゴン)は、ホンダが2013年11月から販売しているハイト(背高)ワゴンタイプの軽乗用車です。登場してからわずか2年という新型車種ゆえの設計の新しさから、さまざまな魅力の詰まったクルマに仕上がっています。さっそく、その魅力をご紹介していきたいと思います。
Nシリーズの第三弾!
ホンダは、軽自動車の革新的進化を図るべく「NNNN(ニュー・ネクスト・ニッポン・ノリモノ)」というスローガンを掲げ、それを具現化した第1号車として2011年にN-BOXをリリースしました。
N-BOXは、これまでホンダが販売していたアクティやバモスといった、キャブオーバータイプの商用車の流れをくんだ基本設計ではなく、乗用車を派生させた新しい基本設計とすることで、優れたユーティリティ性能と走行性能を発揮し大ヒットを記録しました。
また、タント(ダイハツ)の独壇場だった超ハイトワゴン市場において、魅力的な選択肢が増えたことが市場に好感され、超ハイトワゴンの市場そのものが急拡大し、好調なセールスを記録しました。
ホンダはその後、丸みを帯びたローフォルムのコンパクトな軽自動車としてN-ONEを投入したのに続き、Nシリーズの第三弾となる車種を満を持してリリースしました。それがN-WGNです。
ライバルはワゴンRやムーヴ!
N-WGNは、タントやN-BOXよりも車高を低くしたハイトワゴンタイプの車種ですが、ホンダからはこのクラスの車種として、これまではライフを販売し、ワゴンR(スズキ)やムーヴ(ダイハツ)といった強力なライバルと渡りあってきました。
ただ、セールス的にはN-BOXが属する超ハイトワゴンタイプの車種のほうが市場からの引き合いが強いのが現状で、人気の面で超ハイトワゴンの後塵を拝する状態が続いています。
一方で、N-WGNのようなハイトワゴンは、天井高が超ハイトワゴンよりもいくぶん抑えられていることから、走行安定性や駐車のしやすさといった点では勝ります。そのため、好調なセールスを記録しているN-BOXをもってしても対応しきれないユーザーニーズに応えられるという点で、N-WGNは戦略的に重要な存在となっています。
設計の新しさが魅力
N-WGNは、これまでの設計方針を抜本的に見直し、N-WGN用として新設計したのが特徴となっています。これにより、基本的なパッケージングから動力性能、そしてユーティリティ性能にいたるまで、これまでラインナップされていたライフとは全く次元の異なる内容に仕上がっています。
設計の要となるシャーシは、エンジンの小型軽量化により、ボンネットスペースを確保しつつキャビンサイズを拡大する設計としているのをはじめ、入念な骨格シミュレーションにより、軽量かつ高剛性な車体を実現しています。
特に、コンパクトカーのフィットなどで培った、燃料タンクを前席下に設置するセンタータンクレイアウトをN-WGNにも採用することで、従来よりもフラットなフロアを実現。
これにより、リアシートにスライド機構を設置することができ、なおかつリアシートを一番後ろまで下げた状態でも十分な広さの荷室スペースを確保しています。
ナトリウム封入バルブを採用
エンジンについては、ホンダの軽自動車では初めてツインインジェクションシステムを採用。加えて、バルブには冷却材として金属ナトリウムを封入した特殊バルブを採用しアンチノック性能を高めています。これらの取り組みにより高効率の燃焼を実現し、燃費や実用域におけるパワー向上につなげています。
また、エンジンのバリエーションとして、58psを発生する自然吸気タイプのDOHCエンジンと、64psのハイパワーと低回転域から分厚いトルクを発生するDOHCターボエンジンを用意。いずれもパワフルかつ軽快な走りをもたらす高性能ユニットに仕上がっています。
さらに、トランスミッションにはフルードウォーマーを搭載したCVT(無段変速機)を採用することで、低温時にもATフルードの流動性を高め、燃費向上につなげています。
このほか、停車前から作動するアイドリングストップ機構も搭載しています。このように、さまざまな取り組みの積み重ねにより、N-WGNのJC08モード燃費は最大で29.4km/L(自然吸気エンジン搭載のFF車)、ターボ車の場合でも26.0km/L(FF車)という優れた燃費性能を記録しています。
軽自動車トップクラスの安全性
N-WGNは、公的機関(国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構)による安全性能総合評価(JNCAP)で、最高評価となる「ファイブスター賞」を平成25年度に軽自動車として初めて受賞しています。
この評価に際しては、テスト車としてGあんしんパッケージ装着車が使用されており、自動ブレーキ(シティブレーキアクティブシステム)やサイドカーテンエアバッグを含む6エアバッグシステム、そして衝突エネルギーを効果的に吸収・分散することで乗員の被害を軽減できるクラッシャブル&高剛性ボディ、そして横滑り防止装置などにより、クラス最高峰の安全性能を備えています。
充実した装備も自慢のN-WGNは、このほかにも新設計の車種にふさわしい、さまざまな装備を搭載しています。たとえば、運転席&助手席ヒーターや、アレルギー物質の効果を抑制するシート素材やエアコンフィルター、ヒーテッドドアミラーなどを標準装備しており、基本装備の充実ぶりが際立っています。
また、プッシュ式エンジンスイッチやスマートキーシステムを最廉価グレードを除く全車に標準装備しています。
購入について
N-WGNは、ノーマルボディのN-WGNが109万円(C・FF)から147万円(Gターボパッケージ・4WD)まで5グレードがラインアップされています。
また、エアロパーツを架装しスタイリッシュな雰囲気を醸し出すN-WGNカスタムについては、138万円(G・FF)から165万円(特別仕様車ターボSSクールパッケージ)まで5グレードを設定しています。
中古車については、登場から約2年という新しい車種ではあるものの、タカタ製エアバッグの問題など相次ぐ品質騒動が影響してか、販売状況はさほど良好とは言えず、中古車市場においてもいわゆる未使用車が豊富に出回っているのが実情です。
そのため、程度のよい中古車であっても割安価格で入手しやすいのが特徴と言えます。実際、中古車の小売価格帯としては修復歴なしの安いものだと80万円程度から見つかりますし、高いものでも120万円後半のプライスに留まっている状況です。
出回りが豊富な車種ゆえに、じっくりと品定めしてから購入するようにしましょう。
N−WGNは中古車も比較検討してみよう!
N-WGNの発売は2013年と比較的新しいモデルですが、すでに中古車市場には多くの車数が出回っています。展示車やデモカーといった新古車もあるので、新車購入の際は型落ちとならない中古車まで比較検討することをお勧めします。
N-WGNの新車販売価格はスタンダードモデルのGでFFの場合は128.5万円、最上級のG・ターボパッケージで4WDの場合は152.1万円となっています。
各グレードによって装備に違いはありますが、ホンダの場合、カーナビとオーディオは全グレードともにオプションとなるので、新車購入の際はオプション装着するか社外品が必要となります。
これに対して展示車やデモカーは試乗者の購買意欲を高めることが目的なので、オプションをフル装備していることが多く、そのオプション代だけでも20〜30万円の差額が生まれます。
中古車市場を見ると、展示車で走行距離0.2万kmのG・ターボパッケージはメモリーナビやETCまでついて140〜150万円、ターボ未装着ですが装備の充実しているG・Aパッケージは100〜120万円の範囲内で販売されています。
また走行距離1万km未満のGやG・Aパッケージはすでに100万円を切った価格で販売されており、新車価格に比べて買い得感のある中古車となっています。
新車購入の際は、新車見積もりと同時に中古車販売店で状態の良いN-WGNの見積もり依頼することをお勧めします!
1位の中古車検索サービス
最近の軽自動車は車体価格が普通車並みに高くなっていますので、保証付きの優良中古車を選ぶ方が増えています。
新車を検討している方も、比較のために1度は中古車見積もりをとっておくことをお勧めいたします(^^)※氏名・電話番号は必ず正しいものを入力しましょう!
1位の車査定サービス
車を購入するお店でそのまま車を「下取り」にだすと、下取り価格を高くする代わりに値引額を下げられますので結局損をします。
軽自動車を最も高く売るためには、複数の買取業者に見積もりをとって買取価格を比較することが大切です!
他のランキング車種を見る!
※ 英数字 → アイウエオ順で掲載しております(^^)