アルトエコの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | ||
車名 | アルトエコ | ||
JC08モード燃費 | 35.0km/L | ||
エコカー減税 | 100%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1520mm | 4.2m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1835mm | 1260mm | 1240mm | 710kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
-万円 | 39.8〜89.9万円 |
燃費効率のための最新技術が投入されたアルトエコ!
アルトエコは、2011年から2014年まで販売された燃費効率特化型の2BOXハッチバックカーです。
ダイハツが燃費効率向上を図ったミライースに対抗する形で登場、両社の燃費競争は激化しましたが、最終的にアルトエコがJC08モードで35.0km/hを記録したことで終止符が打たれ、アルトエコは元車アルトのフルモデルチェンジにともなってラインナップから消滅しました。
ベースモデルとなったアルトは2009年に発売された7代目で、エントリーカーの位置づけだったことから内外装、走行性能ともにシンプルな設計でした。
アルトエコは、これを徹底的にシェイプアップして燃費効率を高める新技術を投入、外観こそほとんど同じですが、中身はまったくの別物に仕上がっています。
後期モデルにはエネチャージを搭載!
アルトエコは、2013年のマイナーチェンジを境として前期モデルと後期モデルに分けることができます。前期モデルではアイドリングストップ機能やランプ類のLED化、各部品の軽量化に加え、ガソリンタンクを30Lから20Lに変更するなど、地道な努力を重ねてJC08モード30.2km/hを達成しました。
後期モデルはワゴンRで実績を残したエネチャージシステムを導入し、燃費効率を高めています。
エネチャージは現在、スズキが推し進めているマイルドハイブリッドシステム、Sエネチャージの基礎となった技術で、減速時の回生エネルギーをオルタネーターで電気に変えてリチウムイオンバッテリーと鉛バッテリーに蓄電、通常走行時に使う電装品はバッテリーからパワーを供給してガソリンを発電のために使わないというシステムです。
さらにエンジンの圧縮比を11.0から11.2に高め、ピストンやオイルポンプなどに改良を加え、最終的にJC08モード35.0km/hを達成、これらの燃費効率向上技術は8代目のアルトに引き継がれています。
爽やかなブルーがアクセントとなったインテリア!
インテリア、エクステリアともに基本的なデザインはアルトと変わりありませんが、後期モデルになるとダッシュパネルの照明にエコブルーが採用され、爽やかなイメージを演出しています。
メーターはセンターに速度計を配置するスタンダードな3眼で、アイドリングストップランプやエネチャージインジケーター、マルチインフォメーションディスプレイにはエコスコアが表示されるなど、燃費効率を高める運転をするための計器類が多くレイアウトされていることもアルトエコの特徴です。
多彩なボディカラーと明るい配色の車内!
また燃費効率に特化した軽自動車、というといかにも質素なイメージを含んでしまいますが、アルトエコは購買層である主婦や若年女性に好まれるように7色のボディカラーを用意、中にはシャンパンピンクパールメタリックなど明らかに女性専用色もありました。
インテリアはグレーやブラックなどを避けて明るいアイボリー系で統一、フロントウインドウにはUVカットガラスを使い、坂道発進が苦手な人でも安心して運転できるヒルホールドコントロールもついています。新車販売時の価格が低く設定されていたので、経済性を優先する人には最適な車種だったといえます。
中古車で安く購入するなら前期モデルがお勧め!
アルトエコはすでに販売を終了しているので、購入は中古車限定になります。ミライースに比べると新車販売台数が少なかった影響で、中古車市場には豊富な車数があるとはいえませんが、好みのボディカラーやグレードが見つかる程度には流通しています。
前期モデルは比較的下落幅が大きく、2012年登録モデルで走行距離3万km前後と状態の良い車種でも、35〜45万円が中心価格帯となっています。
後期モデルになると、2013年登録モデルで同走行距離でも50〜70万円が中心価格帯となっており、前期モデルと約10〜15万円のはっきりとした境界線があります。燃費効率に関しては前期も後期も実際の走行面で大差ないので、販売価格で決めるなら前期モデルがお勧めです。
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