広すぎる!スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車比較人気ランキング!【2021年版】
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
スーパーハイトワゴンは小さな子供がいる家族向けの装備が充実していること、運転慣れしていない女性でも取り回しがラクなことなどの理由から軽自動車でもファーストカーに認知され、軽自動車全体の売り上げに大きく貢献しています。
2017年も変わらぬ人気を維持した一方で、小型車のコンパクトタイプワゴンが台頭しており、軽自動車ステップアップ組の受け皿を作っています。
スーパーハイトワゴンは軽自動車の中でも最も人気のあるタイプのため、中古車市場にも豊富なモデルやグレードがそろっています。
人気ランキングに進む前に、まずは「価格」と「室内の広さ」で比較したマッピング画像をご用意しましたので、まずはそれぞれの車種の位置関係をご覧くださいませ。
スーパーハイトワゴン販売台数順人気ランキング1位〜10位
スーパーハイトワゴンのランキングは2016年に続いて2017年もホンダのN-BOXが圧勝しました。
軽自動車の市場は長くダイハツとスズキが二分していましたが、スーパーハイトワゴンに限ってはホンダが双璧を崩したといえます。
ただし、スーパーハイトワゴンのジャンルを築いたダイハツはタントのフルモデルチェンジが控えており、スズキもスペーシアをフルモデルチェンジして追撃体制を整えました。
2018年もN-BOXが盤石であるとは限らず、ランキング上位の予想は難しい状況です。
なおデータ元は、全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売確報を参考にしています。
目次
1位 ホンダ N-BOX
ニーズ
自然吸気エンジンで力強い走りがしたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | 車名 | N-BOX |
JC08モード燃費 | 23.4〜27.0km/L | エコカー減税 | 20〜50% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1790〜1815mm | 4.5〜4.7m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2240mm | 1350mm | 1400mm | 890〜1000kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
138.5〜182.6万円 | 69.8〜127.0万円 |
ホンダのN-BOXは2011年11月の発売以来、爆発的な人気を集めてスーパーハイトワゴンのジャンルでは確固たる地位を築きました。
2017年8月にはフルモデルチェンジを実施、2代目も好調な販売成績を維持して約21.8万台を売り上げ、前年累計比117.2%を達成しました。
ランキング2位のタントに約6.7万台もの差をつける堂々のトップです。
エクステリアは初代のキープコンセプトなので目立った変化が見られない2代目ですが、基本構造から徹底した改良が行われており、中身はまったく別物になっています。
ボディ構造は軽量化と高剛性化を実現、エンジンは新型を搭載し、予防安全機能は最新のHonda SENSINGを全グレードに標準装備(非装着車の選択も可)しています。
燃費効率と力強さを実現した新型エンジン搭載のN-BOX
2代目に搭載された新型エンジンS07B型は燃焼効率を高めるロングストローク化と燃焼に合わせてバルブタイミングを変えるホンダ独自のVTEC技術が盛り込まれ、低速では粘りのある走行と力強い加速感を、高速では爽快な走りと高い燃費効率を両立させました。
自然吸気型エンジンのJC08モードは27.0km/L、ターボ装着エンジンでも25.6km/Lを達成しています。なお、自然吸気型エンジンの最高出力58PSは軽自動車の中でトップクラスです。
燃費効率を上げるための装備としては他にECONスイッチやアンビエントメーターなどがあります。
ECONスイッチは低燃費モードが選べるようになっており、ガソリン消費の激しい運転やエアコンの稼働を制御、アンビエントメーターはエコな運転をするほどメーターパネル内の照明がブルーからグリーンに変化します。
これらの機能を使えばJC08モードの数値に近づけることができます。
男性向けのカスタムは落ち着いた雰囲気の内装
N-BOXにはルーフを下げてクーペスタイルにしたN-BOX/(スラッシュ)やカーゴルームの利便性を高めたN-BOX+(プラス)があり、さらにエクステリアの一部を改良したカスタムがあります。
これらは型式が同じであることも販売台数第1位につながっています。N-BOXは小さな子供がいる女性層を訴求対象としているため、カスタムはとくに男性層に人気があります。
フロントマスク薄型のLEDヘッドライトと厚みのあるシルバーモールを一体化させ、バンパーコーナーをワイドにして安定感のあるデザインにしています。
ワゴン系で流行っている迫力顔とは違ったシャープなイメージになっています。
またインテリアもブラックを基調としながらも落ち着いたバーガンディを随所に配置、単なるスパルタンなカラーリングではなく上質な雰囲気にまとめています。
なお、走行性能や装備はN-BOXと変わりありません。
早くも中古車市場に出回っているN-BOXの新古車
現行モデル2代目は2017年8月の発売なので中古車市場に流通している車数は多くありません。
しかし一般的に新古車と呼ばれる登録済未使用車は数こそ少ないものの、2017年末のディーラー登録車が出回っています。
中古車販売価格はまだ高値状態ですが、オプション装着車が多いので結果的には安く購入できます。新車を検討する人は登録済未使用車も候補に入れることをおすすめします。
カスタムは中古車市場で人気があることから登録済未使用車でも新車販売価格とほとんど変わらない190〜200万円前後、ノーマルのN-BOXでも180〜190万円が相場となっています。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ N-BOXの評価記事
2位 ダイハツ タント
ニーズ
子供が乗り降りしやすい車が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | タント |
JC08モード燃費 | 24.6〜28.0km/L | エコカー減税 | 20〜50% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1750mm | 4.4m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2200mm | 1350mm | 1365mm | 920〜940kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122.0〜162.5万円 | 59.7〜139.4万円 |
スーパーハイトワゴンの先駆け的存在となるダイハツのタントはN-BOXと販売台数を激しく競っており、2014年の販売台数は約23.4万台で小型車や普通車も含めた販売台数で第1位になった実績もあります。
2017年は約14.1万台、前年累計比は90.6%に減少しましたが、これは現行モデル3代目が2013年の発売と新鮮味のないことが影響しています。
2018年にはフルモデルチェンジの予定があるのでN-BOXを逆転し、再びトップに返り咲く可能性は十分にあります。
新鮮味がなくても2位をキープできるのは他のスーパーハイトワゴンにない特徴、ミラクルオープンドアを備えていることが販売成績につながっています。
センターピラーのない助手席側後部スライドドアの開口部は1490mmと広く、小さな子供抱いたまま後部席へ移動できたり傘を開いたまま乗降できる家族思いの設計になっています。
車両の進化で燃費効率を高めるタント
タントの燃費はJC08モード最高28.0km/Lで、前面投影面積が大きいスーパーハイトワゴンの中ではトップクラスとなっています。
ダイハツは燃費効率をハイブリッドに頼らずエンジン回りの熱効率や空力性能など「車両の進化」で高めることを特徴としており、それら総合的な改善をe:Sテクノロジーと呼んでいます。
搭載しているKF型はピストン形状を最適化して圧縮比を高め、トランスミッションにサーモコントローラーを採用して熱交換を行い、エンジン始動時でもガソリンを多く使わなくて済むシステムになっています。
その他、フロントピラーの形状を変えて前方の空気抵抗を効率よく後方へ流したり、フロア下の空気の乱れを抑制するなどの工夫が施されています。
軽自動車で最強の迫力顔を持つタントカスタム
スーパーハイトワゴンは小さな子供のいる家族向けなので全体的に女性と子供の利便性を考えた装備となっているため、一般的に男性向けとしてカスタムが設定されています。
各メーカーのカスタムの中でも最強の男性向け迫力顔と評価されているのがタントカスタムです。
ワイドなロアグリルをシルバーメッキモールが囲み、LEDの四眼ヘッドライトはアッパーグリルと一体化のデザインで、家族向けのおとなしいフロントマスクを持つタントと一線を画しています。
インテリアはメーター回りなどレイアウトに変更はありませんが、車内をブラックで統一し、運転席から助手席まで伸びる一直線のシルバーモール加飾によってスポーティなイメージを打ち出しています。
なお、ミラクルオープンドアを始めとして装備はタントと同一仕様なのでタントでは物足りないという女性でも問題なく扱える車種です。
走行性能に優れているタントエグゼの中古車相場は?
タントの派生車種にはミラクルオープンドアではなく4ドアともヒンジ式にしたエグゼがありました。
ヒンジ式にしたことで車重が軽くなり、さらにエンジンをエグゼ専用にチューンしたことで燃費性能と走行性能が向上しています。
家族向けというよりも大人4人が乗って快適であることを目的に開発されており、車内は上質な雰囲気にまとめられています。
エグゼは2009年に発売、2014年10月に販売を終了しているため、購入は中古車に限られます。
最終登録年度のモデルは販売台数が少なかったことから中古車市場にはあまり出回っておらず、流通している車種は2011〜2012年モデルの走行距離5〜6万kmが中心で、60〜70万円が相場となります。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ タントの評価記事
3位 日産 デイズルークス
ニーズ
落ち着いた雰囲気のスーパーハイトワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | 日産 | 車名 | デイズルークス |
JC08モード燃費 | 20.6〜22.0km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1775mm | 4.4m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2235mm | 1320mm | 1400mm | 920〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
130.6〜203.7万円 | 99.5〜149.9万円 |
全国軽自動車協会連合会の軽四輪車通称名別新車販売確報では名称が同じ派生車種を同一通称名としてカウントしているので、デイズにはトールワゴンだけでなくスーパーハイトワゴンのデイズルークスも含まれています。
ここではデイズルークスの詳細を紹介します。また以下ランキングの車種も同様にスーパーハイトワゴンだけを取り上げます。
デイズルークスは三菱自動車と共同出資で創立した合弁会社のMNKVによって企画立案され、三菱が製造している車種です。
ライバル車を圧倒する機能を持っているわけでもなければ、ルークスだけが持つ装備もありません。
しかし普通車で培った経験値が盛り込まれており、それまでの軽自動車に不足していた高級感が与えられました。
それまで軽自動車のサイズを気に入っていたものの、質素な内装を敬遠していたユーザーがルークスを支持したことで人気を集め、2017年は約13.7万台を販売、前年累計比も130.1%を記録しました。
大人の雰囲気でまとめられたデイズルークスの内装
デイズルークスはトールワゴンのデイズと共通のプラットフォームを使用していますが、全体的なデザインは大きく異なっており、単純にルーフを高くしただけでなく差異化を図っています。
フロントマスクはアッパーグリル面積を大きく取ってシルバーモールで加飾、ピラーはブラック塗装してフローティングルーフの演出を行っています。
内装はデイズシリーズに共通する上質さが保たれています。ブラックを基調とした中にシートやドアトリムの一部にブラウンを配色することによって大人の雰囲気が保たれており、インパネ回りはシルバーモールを配置したことで軽自動車よりもワンランク上の高級感があります。
家族向けのスーパーハイトワゴンというよりも大人4人がゆったりと乗る車種といえます。
上品な顔にまとめられたデイズルークスのハイウェイスター
デイズルークスのカスタムモデルとなるのがハイウェイスターです。おおまかな基本性能や装備はスタンダードモデルに準じており、大きく異なるのはエクステリアです。
フロントマスクはロアグリルの面積を大きく取り、バンパーコーナーを角型にして安定感を強めています。
カスタムといっても最近流行りの迫力顔ではなく、アッパーグリルとロアグリルの間に太いシルバーモールを設置して力強さを出しているものの、上品にまとめられているのが特徴です。
ハイウェイスターで爽快な走りを求めるのであればXターボがおすすめです。自然吸気モデルは最大トルク59N・m、最高出力は36kW(49PS)しかないので坂道や加速の際は物足りなさを感じることがあります。
しかしターボ装着モデルであれば最大トルクは自然吸気エンジン1.0L並の98N・m 最高出力も軽自動車自主規制枠の47kW(64PS)まで高めてあるので力不足を感じることはありません。
燃費は悪くても予防安全装置が充実しているデイズルークス
エクステリアやインテリアでは魅力を放っているデイズルークスも燃費の面ではライバル車に大きく遅れを取っており、JC08モードは最高で22.2km/Lとなっています。
最近の軽自動車のエンジンは燃費効率を高めるためにロングストローク化していることに対して、デイズルークスに搭載している三菱自動車の3B20型エンジンはスクエアストロークになっていることが燃費効率の悪さにつながっています。
一方、予防安全装置はライバル車に負けない装備となっており、フロントウインドウ上部に設置した赤外線レーザーレーダーで前方車両との衝突を回避軽減するエマージェンシーブレーキを始め、踏み間違い衝突防止アシストや夜間の視界を守るハイビームアシストなどがグレード別設定されています。
運転の苦手な人でも縦列駐車やバック駐車がしやすくなるアラウンドビューモニターが設定されているのもデイズルークスの特徴のひとつです。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ デイズルークスの評価記事
4位 スズキ スペーシア
ニーズ
個性的なエクステリアのスーパーハイトワゴンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | スペーシア |
JC08モード燃費 | 26.4〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1785mm | 4.4m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2155mm | 1345mm | 1410mm | 850〜920kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
127.4〜158.9万円 | 69.8〜130.8万円 |
ワゴンRでトールワゴンのジャンルを切り開いたスズキもスーパーハイトワゴンでは出遅れ、2013年に発売したスペーシアはライバル車のような独自のセールスポイントがないことから販売成績では後塵を拝していました。
ライバル車との差を埋めるために開発されたのが2017年12月に発売された2代目スペーシアです。
2代目が直接販売成績に与えた影響は少ないものの、イメージアップと先代モデル在庫整理によって2017年は10.4万台を販売、前年累計比は128.9%と大幅に上がっています。
現行モデル2代目の大きなセールスポイントはモーターによるクリープ走行が可能なマイルドハイブリッドシステムの搭載です。
JC08モードは最高30.0km/Lとスーパーハイトワゴンの中ではトップ数値を記録しました。
大胆に変身した新型スペーシア
初代モデルのエクステリアはボンネットやサイドウィンドウなどに曲線を取り入れたデザインでしたが、新型の2代目はスーパーハイトワゴンの主流であるボンネットとキャビンをハコ型にしたフォルムで、先代の面影がまったくない別車種となっています。
しかしライバル車との差異化ははっきり打ち出しており、フロントドアはプレス式を採用、ボディサイドには水平基調のキャラクターラインを入れて個性を強めています。
内装も先にモデルチェンジしたワゴンRと同じく、シンプルレイアウトの中にも上質さが加わっており、ワゴンRと統一感を持たせています。
インパネに厚みを持たせてダッシュボード面積を小さくしたことで圧迫感を削減、またスイッチ類をステアリングに集中させているのでインパネ回りはスッキリとしたイメージがあります。
マイルドハイブリッド搭載で燃費効率を高めたスペーシア
現行モデルに搭載されているハイブリッドシステムは以前、S-エネチャージと呼ばれていたシステムの進化バージョンです。
エンジンにモーター機能付発電機(ISG)とモーター用の専用リチウムイオンバッテリーを備え、減速エネルギーを利用して発電、作られた電気は専用リチウムイオンバッテリーに蓄えられ、クリープ走行や加速時に併用するモーターへ送られます。
燃費効率が良くなるだけでなく、ハイブリッド特有の強い加速感も味わうことができます。
燃費効率の向上に貢献しているのが新型プラットフォームHEARTECTです。主要構造や部品配置を全面刷新したプラットフォームは基本性能の向上と軽量化、高剛性化を実現、ハイブリッドシステム搭載でも逆に重量は軽くなっており、もっとも重い4WDでも920kgしかありません。
デザインさえ好まれれば2018年はランキングのベスト3に入る可能性が十分にある車種です。
存在感を示すフロントマスクのスペーシアカスタム
2016年12月に発売されたカスタムZは今回のフルモデルチェンジによってカスタムの名称に戻されました。
ワゴン系カスタムの主流となっている迫力顔のフロントマスクが特徴で、その押し出し感の強さはタントカスタムに引けを取りません。
逆台形の大型アッパーグリルにはブラック塗装のモールを水平に配置、バンパー両サイドにはLEDライトを取り付け、その周囲をシルバーモールが加飾しています。
インテリアもインパネ回りはブラックとシルバーモールでデザインし、グレード別設定でレザーシートには赤いステッチも入っています。
基本的な走行性能や装備はスタンダードモデルと同一仕様です。迫力顔のカスタムが欲しい人には最適の車種といえます。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ スペーシアの評価記事
5位 三菱 eKスペース
ニーズ
安いスーパーハイトワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | 三菱自動車 | 車名 | eKスペース |
JC08モード燃費 | 20.4〜22.0km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1775mm | 4.4m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2235mm | 1320mm | 1400mm | 920〜1000kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
125.2〜169.0万円 | 78.9〜139.9万円 |
三菱のeKスペースは日産との共同出資で設立した合弁会社MNKVによる企画第2段となるスーパーハイトワゴンで、日産のデイズルークスとは姉妹車の関係にあります。
2016年4月、製造している三菱が燃費データを改ざんして国土交通省へ届け出していたことが発覚、eKスペースは一時製造中止となって2016年の販売台数は極端に落ち込みました。
その後、燃費修正と販売体制の見直しなどを行った結果、2017年は約4.3万台を販売、前年累計比も116.3%まで持ち直しました。
eKスペースは日産のデイズルークスに比べると車両本体価格が安く、しかもハイグレードはマルチアラウンドモニター(バードビュー付き)が標準装備されるなど豪華仕様でオトク感の強いことが販売成績持ち直しにつながっています。
なお、販売台数はトールワゴンのeKワゴンと合算した数値です。
ワンランク上の快適性が備わっているeKスペースの内装
エクステリアは2016年6月のマイナーチェンジで一部改良、フロントマスクを変更してデイズルークスとの差異化を図っています。
スタンダードモデルは面構成に曲面を取り入れ、シルバーモールの加飾を少なくして柔らかいイメージを打ち出し、対照的にカスタムは大面積のロアグリル全面に横基調のメッキモールをレイアウトして過剰なほどの迫力顔にしています。
内装は女性が好むアイボリーを中心にインパネ回りをブラッで配色、柔らかな雰囲気の中に上質感があります。
エアコンにはタッチパネルが採用されており、スイッチ類の突起が極端に少ないことも内装の特徴のひとつです。
弱酸性の微粒子イオンによる車内空気洗浄はスーパーハイトワゴンに欠かせぬ装備ですが、eKスペースはエアコンルーバーをルーフトリムにも「ナノイー機能付きリアサーキュレーター」を設置、後部席の快適な空調を確保しました。
ターボなら爽快な走りが期待できるeKスペース
eKスペースに搭載されている3B20型エンジンは三菱のモノフォルム軽自動車、i(アイ)のために開発されたエンジンです。
iはリア・ミッドシップタイプの珍しい車種で、エンジンは低重心化を図る目的でコンパクトに設計されていますが、現在の軽自動車の主流であるロングストロークタイプではなくスクエアストロークのため、燃費効率がやや悪く、パワー不足の面があります。
自然吸気モデルは最大トルク59N・m、最高出力は36kW(49PS)しかないので、車重が重い上に多人数を乗せる機会が多いスーパーハイトワゴンでは坂道や加速の時にストレスを感じることがあります。
しかしターボ装着モデルであれば最高出力は軽自動車自主規制最高の47kW(64PS)、最大トルクは自然吸気エンジン1.0L並の98N・mを発揮するので爽快な走行が可能です。
eKスペースは新車購入前に中古車も検討してみる!
eKスペースはデイズルークスと同一の性能を持ちながらネームバリューが薄いため、販売台数も少なくなっています。
その影響から中古車市場に流通している車数はけっして多くありませんが、不人気車であることから販売価格が安くなっています。
eKスペースやデイズルークスを新車で購入する際は、中古車市場で状態の良い車種を探すことも検討材料に入れておくことをおすすめします。
2017年登録で走行距離100km以内の登録済未使用車はかなり出回っており、しかも90〜110万円が相場なので新車販売価格からの値下がり幅が大きくなっています。
登録済未使用車はナビやオーディオなどオプション装着している車種が多いため、かなり買い得な車種といえます。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ eKスペースの評価記事
6位 ダイハツ ウェイク
ニーズ
荷室容量の大きなスーパーハイトワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ウェイク |
JC08モード燃費 | 23.2〜25.4km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1835mm | 4.4〜4.7m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2215mm | 1345mm | 1455mm | 990〜1060kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
130.5〜184.1万円 | 98.9〜146.0万円 |
スーパーハイトワゴンの中でもっとも背の高い車種がダイハツのウェイクです。
全高は約1.83m、室内高も約1.45mあり、5ナンバーサイズミニバン並のヘッドクリアランスを確保しています。
アウトドアのレジャーを楽しみたい人を対象に開発した車種なので、車内装備は家族向けというよりも収納力やユーティリティ性に重点が置かれています。
前部席と後部席のシートが完全フルフラットになる特徴を持っており、オプションのジョイントクッションを使用すれば車中泊も快適に過ごせます。
ただし、ウェイクのように趣味性の高い車種はニーズが限られているため、ユーザーに一通り行き渡ると販売が鈍化する傾向にあります。
ウェイクも2017年は販売台数は約2.8万台、前年累計比は86.7%に留まっています。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ ウェイクの評価記事
7位 トヨタ ピクシスメガ
ニーズ
アウトドアで役立つスーパーハイトワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | ピクシスメガ |
JC08モード燃費 | 23.2〜25.4km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1835mm | 4.4〜4.7m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2215mm | 1345mm | 1455mm | 990〜1060kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
135.0〜184.1万円 | 102.9〜147.0万円 |
トヨタのピクシスメガはダイハツからウェイクのOEM供給を受けて販売している車種です。
2017年の販売台数約2.2万台、前年累計比105.8%はピクシス3車種の合計となります。
ウェイクとの相違点はフロントのメーカーロゴとリアのブランドバッジだけで、走行性能や装備類は同一仕様です。
ピクシスメガはアウトドア・レジャーを楽しむための装備を充実させていることが大きな特徴です。
シート表皮はすべて撥水加工となっているので濡れたままの服装でも気にせず乗り込むことができ、ラゲージスペース床面は防水加工が施されているため、汚れたままのアウトドアグッズを載せても後始末が簡単に行なえます。
脚のついたデッキボードはアウトドアでテーブルとして使うことも可能です。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ ピクシスメガの評価記事
8位 エブリイワゴン
ニーズ
FRのスーパーハイトワゴンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | エブリイワゴン |
JC08モード燃費 | 14.6〜16.2km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1815〜1910mm | 4.5m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2240mm | 1355mm | 1315〜1420mm | 940〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
142.5〜178.2万円 | 59.8〜128.0万円 |
スズキのエブリイワゴンはエンジンを座席の下にレイアウトするキャブオーバー型のスーパーハイトワゴンです。
ハイルーフ仕様の全高は5ナンバーサイズミニバン並の約1.9mで、スーパーハイトワゴンの中ではもっとも背の高い車種となります。
商用バンを乗用ワゴンに改良しているので家族向けというよりも、広い車内空間をアレンジしたいユーザーに最適の車種です。
前部席をフロントぎりぎりにレイアウトできるため、室内長を長く取れるのがエブリイワゴン最大の特徴です。
後部席を使用した状態でも荷物をたっぷり積むことができ、前部席と後部席の背もたれを倒せばフルフラットの空間が生まれるので車中泊も余裕を持ってくつろげます。
またラゲッジスペースにはユーティリティナットやラゲッジボードステーが装備されており、別売りのアクセサリーを使用することで自分の趣味性に合わせた車種にカスタマイズできます。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ エブリィワゴンの評価記事
9位 スバル シフォン
ニーズ
安全装置が充実したスーパーハイトワゴンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スバル | 車名 | シフォン |
JC08モード燃費 | 24.6〜28.0km/L | エコカー減税 | 20〜50% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1750mm | 4.4m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2200mm | 1350mm | 1365mm | 920〜940kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
128.5〜160.9万円 | 102.6〜114.5万円 |
スバルのシフォンはダイハツからタントのOEM供給を受けて2016年12月から販売しているスーパーハイトワゴンです。
タントとの相違点はメーカーロゴやブランドバッジだけで、ボディカラーを始め、走行性能や装備は同一仕様となっています。2017年の販売台数は約7200台でした。
OEM車種の販売台数としては比較的健闘している要因は利便性と安全性です。助手席側のスライドドアはセンターピラーがないため、開口部は1490mmと広く室内高は1365mmあるので小さい子供であれば傘を開いたまま車内に入り、立ったまま着替えることも可能です。
安全面ではダイハツの最新予防安全装置スマートアシストVが全グレードに標準装備されました。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ シフォンの評価記事
10位 マツダ フレアワゴン
ニーズ
燃費性能がいいスーパーハイトワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | マツダ | 車名 | フレアワゴン |
JC08モード燃費 | 26.4〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1785mm | 4.4m |
荷室長 | 荷室幅 | 室内高 | 車両重量 |
2155mm | 1345mm | 1410mm | 850〜920kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
145.4〜158.9万円 | 69.8〜125.8万円 |
マツダのフレアワゴンはスズキからスペーシアのOEM供給を受けて販売しているスーパーハイトワゴンです。
現行モデル3代目はスペーシアが2017年12月に行ったフルモデルチェンジを受けて、約1ヶ月半遅れとなる2018年2月から販売を開始しました。
先代モデルの2017年販売台数は約7100台で、シフォンに約30台届かずランキング10位となりました。
新型となる3代目は先代よりもハコ型のイメージを強めたエクステリアを持ち、ドアをプレス式にしたことで強い個性を放っています。
また燃費効率の良いマイルドハイブリッドシステムを搭載ししていることも大きな特徴です。JC08モードはスーパーハイトワゴンの中でトップ数値となる30.0km/Lを記録しました。
登録済未使用車を安く購入するなら初代モデルが狙い目です。2代目登場と同時に在庫整理で中古車市場へ多く出回っており、2017年登録の未使用車が120〜130万円の範囲内で購入できます。
より詳しく ⇒ フレアワゴンの評価記事
スーパーハイトワゴン(軽トールワゴン・軽ハイトワゴン)の定義や違い
スーパーハイトワゴンとは、全高が大きく、前部に短いボンネット(エンジンルーム)のある軽自動車のことを指します。駆動方式はFFもしくは4WDが一般的です。
ひと昔前まで、軽自動車といえば「経済的だけれど狭い」というイメージがありましたが、スーパーハイトワゴンは高さをもたせることで、居住空間と荷室容積を大きくすることに成功しました。ホンダのN-BOXをはじめ、現在の軽自動車市場では圧倒的な人気を集めているタイプです。
スーパーハイトワゴンは、単純に「軽トールワゴン」「軽ハイトワゴン」などと呼ばれることもあります。これらの呼称に、とくに厳格な規定があるわけではないのですが、中でも全高が1,800 mm前後あるものを「スーパーハイトワゴン」と呼ぶ場合が多いです。
ちなみに、スーパーハイトワゴンは世界的には「ミニバン」の一種であり、「軽ミニバン」とも呼ばれます。しかし、日本では商用車のイメージがあることから、スーパーハイトワゴン・軽トールワゴン・軽ハイトワゴンなどと呼ばれるようになりました。
スーパーハイトワゴン(軽トールワゴン・軽ハイトワゴン)のメリットとデメリット
スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車には、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- 車内空間が広々しており、居住性が高い
- 荷物をたくさん積める
- 視界が広いので運転がラク
デメリット
- 高さがあるため横風の影響を受けやすい
- 横転するリスクも
- 登り坂でスピードが出にくい
スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車のメリットは、なんといっても車内空間の広さです。室内高も1400mmちかくあるため、子どもが立ったまま着替えることもできます。
一方、高さがあるだけに横風の影響を受けやすく、ひどい場合は横転することもある点がデメリットです。また、スライドドアの付いた車が多いため、どうしても重くなりやすく、登り坂や高速道路でスピードが出にくいこともあります。
とはいえ、そもそも軽自動車にスピードを求める人は少ないですし、最近はメーカーも天井ではなく床のほうを低くして重心を下げることで、室内高を確保しつつ安定性を上げる工夫をしています。
また、ターボの搭載でパワー不足をカバーしている車もあるため、最近の軽トールワゴンにデメリットはあまりないといえそうです。
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