アルトの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
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メーカー | スズキ | ||
車名 | アルト(新型) | ||
JC08モード燃費 | 25.2〜 37.0km/L |
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エコカー減税 | 100%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1500mm | 4.2m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2040mm | 1255mm | 1215mm | 610kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
84.7〜124.5万円 | 48.8〜99.9万円 |
アルトは、隆盛を誇る軽自動車というカテゴリーにおいて、その発展の礎を築いたと言っても過言ではないほどの、極めてエポックメーキングかつ挑戦的な車種です。
そのチャレンジングスピリットは、その後に登場したすべてのスズキ車へと受け継がれています。
そして、アルトの最新モデルでは、ガソリン車で最高水準の燃費性能を実現するとともに、原点回帰とも言えるデザインセンスを盛り込むことで、魅力ある車種に仕上がっています。
47万円の衝撃
アルトは1979年に47万円という低価格を引っさげて鮮烈的なデビューを果たしました。今よりも物価が安かった時代とはいえ、47万円という格安プライスは衝撃的であり、しかも乗車定員4名を確保しつつも維持費が抑えられる貨物車登録としたことで、人々の購買意欲を大いに刺激し、空前の大ヒットを飛ばしました。
その後、ツインカムターボエンジンを搭載したアルトワークスや、アルトラパンなどの派生車種、そしてアルトのノウハウを投入し開発したワゴンRが誕生するなど、1979年以降のスズキの歴史はアルトが中心的かつ重要な役割を果たしました。
そして、初代アルトの登場から35年となる2014年に、8代目アルトが誕生しました。そのスタイリングを見て、どことなく初代アルトのイメージを重ね合わせた人も多いようです。
初代と新型の意外な共通点
初代アルトは、47万円という低価格を実現するために、安全性を犠牲にしない範囲内で徹底したコストダウンが図られました。装備も簡素化されたことにより、500kg台半ばという超軽量ボディを実現し軽快な走りをもたらしました。
一方、初代アルトのデビューから35年後に登場した新型アルトも、最も軽いグレードの場合で610kgという、高い安全性が求められる現在の軽自動車の重量水準からみて、驚異的な超軽量化が図られています。
初代アルトも新型アルトも、軽量ボディを身にまとっているという共通点は実に興味深いところです。現在の軽自動車は、室内空間を大きめにしたワゴンタイプが人気を博しており、1トン近い車重のものも多数存在している中で、あえて600kg台という超軽量化を図った理由は、ズバリ、ガソリン車で最高水準の燃費性能を実現するためです。
つまり、新型アルトは、燃費性能を飛躍的に向上させるために、目的は違えど、初代アルトで取り組んだ「徹底した超軽量化」という原点に立ち返ったのです。
新しさとレトロが同居したデザイン
新型アルトのデザインは、初代アルトにどことなく似ているとは言え、やはり35年間のカーデザインの進化は明確に表れています。
特に、メガネフレームをイメージしたヘッドライト形状とするなど、新型車らしいスタイリッシュなエクステリアデザインが印象的です。
一方で、懐かしさを感じさせるのが、リアゲートの寝かせ方やクオーターウインドウ周辺のデザイン処理で、初代アルトのイメージのみならず、巨匠ジウジアーロが手掛けたセルボのデザインをも彷彿とさせるものです。
この新しさと古さが同居したデザインには賛否が分かれていますが、古き良き時代を知る中高年のドライバーやカーマニアからは概ね好評を得ているようです。
ガソリン車で最高水準の燃費性能
ガソリン車として最高水準の燃費性能を達成するために、アルトには多種多様なテクノロジーを盛り込んでいます。搭載されているエンジン(R06A型)は従来のものを大幅改良し、フリクションロスを軽減しつつ燃料効率を改善。
また、超軽量化を追求しつつ優れたボディ剛性を確保するために、高強度を要する箇所に超高張力鋼板を使用する一方、前フェンダーやクロスメンバーに樹脂素材を採用しています。
さらに、制動エネルギーを高効率リチウムイオン電池に蓄えて再利用するエネチャージの搭載、アイドリングストップ機構やエアコン蓄冷装置のエネクールの搭載により、最高でリッター37.0km(2WD・CVT車)というJC08モード測定燃費を達成しています。
5AGS搭載車を設定
アルトは多様なユーザーニーズに応えるべく、5AGS(5速オートギアシフト)の搭載車をラインナップしています。
5AGSは、通常のATやCVT(無段変速機)とは異なり、マニュアルミッションと類似したギア構造を持ちつつ変速操作を自動化したトランスミッションです。通常のATやCVTのようなスリップ感のないダイレクトな変速フィーリングが特徴です。
購入について
アルトは、廉価版のF、ベーシックなL、売れ筋のS、レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)を標準装備した最上級のXまで、基本4グレードで構成されています。価格帯は、84.7万円(L・2WD)〜122.9万円(X・4WD)となっています。
また、X以外にもレーダーブレーキサポートが税別2万円でオプション装着可能となっており、低価格で大きな安心を手に入れることができます。
一方、中古車については、いわゆる未使用車もしくはそれに近い低走行距離のものが豊富に出回っており、比較的リーズナブルに良質車を入手することができるでしょう。
アルト(新型)は中古車も比較検討してみよう!
先代となる7代目アルトの派生車種として、燃費効率を重視したアルトエコが2011年より発売されましたが、8代目の登場と同時にラインナップから姿を消しました。つまり8代目アルトは7代目アルトとアルトエコを統一させたモデルと見ることができます。
アルトエコにはスズキの軽自動車で初となるスターターモーター搭載のアイドリングストップ機能がついています。
これはステアリングの操作やブレーキから足を離すだけで再始動が可能になり、スタートをスムーズに行える他、9km/h以下になると自動的にエンジンを停止する機能や、坂道発進を容易にするヒルホールドコントロールを装備するなど優れたアイドリングストップ機能で、その他の燃費効率向上機能と合わせてJC08モード37.0km/Lと、軽自動車の中でもトップクラスの低燃費を実現しました。
8代目アルトは発売されたばかりでディーラー側との値引き交渉が難しいことを考えると、アルトエコは比較検討の材料として十分な魅力を持っています。
中古車市場には新車状態の未登録車も出てきており、70〜80万円で購入が可能、2013年登録モデルで走行距離1万km以内の場合、60〜70万円が相場の中心価格帯となっています。
経済的な車として選ぶならば、中古車販売店でアルトエコの見積もり依頼することをお勧めします!
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