軽自動車のメーカーによる特徴(目次)
日本国内で軽自動車を販売している自動車メーカーについて、代表的な車種やどういった傾向があるのかなど、それぞれの特徴をご紹介しております(^^)
メーカー別軽自動車の特徴
規制の中で独自性を打ち出す各メーカー!
軽自動車は日本独自の規格で、元来、日本のモータリゼーション発達の初期より大衆が買い求められる範囲内で日常生活に使える車として誕生しました。
その原点がテントウ虫の愛称で知られるスバル360です。軽自動車は大衆が比較的簡単に乗れることを目的としていたので、誕生時よりさまざまな優遇制度が設けられていました。
初期の頃は軽自動車だけの限定免許証が存在、自治体によっては実地試験を免除するところがあったり、軽自動車は車庫証明を必要としなかったりという制度がありました。
現在の軽自動車における税制の優遇措置はその名残とも言えます。優遇制度を設けている分、軽自動車には超えられない壁があります。それはボディサイズと排気量の規制です。
優遇制度を与える代わりに小型車や普通車の市場に食い込ませないことが規制の目的ですが、この規制こそ今日の軽自動車発展の源になっていると言うことができます。
限られたボディサイズをフル活用することによってコンパクトカーを凌ぐほどの車内空間を確保、定められた排気量でパワーアップと燃費効率を高め、安全性能も小型車に引けを取らないほど向上しています。
また規制は各メーカーとも条件が同じなので、その条件下で差異化をつけるという競争力も高めました。
今では各メーカーとも独自の技術を次々に開発、オリジナリティに富んだ軽自動車を登場させています。ニーズに合わせた車種が各メーカーから販売されているので、購入の際は各メーカーの特徴を参考にしてください。
規格制限の中で各社ともオリジナル色を強く打ち出す!
現在、国内で軽自動車を製造しているのはダイハツ、スズキ、ホンダ、そして日産と三菱の合弁会社NMKV(開発のみ、製造は主に三菱)の4社です。
スバルやマツダはかつて高性能な軽自動車を製造していましたが、業務縮小の方向から撤退、またトヨタはダイハツがグループ会社であることから製造しておらず、スバルやマツダ同様、OEM販売に徹しています。
軽自動車業界は長くダイハツとスズキが双璧となって牽引してきましたが、軽自動車製造を出発点としているホンダがN-BOXシリーズで双璧を崩し始め、これまでの業界図式を塗り替える躍進を遂げています。
軽自動車はボディサイズと排気量に規格制限があるので、どうしてもライバル車と似た部分が生じてしまいますが、それでも他社との差異化を測るために革新的な技術を開発、オリジナリティを強く打ち出していることが特徴です。
革新的技術と独自性が新たなユーザーを獲得!
スズキのベストセラーカーとなっているワゴンRは1993年からの販売ですが、それまで軽自動車といえば商用ベースの2BOXハッチバックが主流の中で、エンジンを前方に置くFFでありながら車内空間を広く設計したスーパーハイトワゴンを開発して軽自動車のスタイルに変革をもたらせました。
ダイハツは2003年にスーパーハイトワゴンよりさらに全高を上げたスーパーハイトワゴンのタントを販売して、小さな子供のいる家庭のユーザーを多く軽自動車に取り込みました。
またホンダはコンパクトカーのフィットで特許を取得したセンタータンクレイアウトをN-BOXにも採用、広い車内と低い重心位置における操縦性能の優位をセールスポイントとして新たなユーザーの獲得に成功しています。
3社に隠れがちなNMKVですが、小型車や普通車で培った技術を存分に活かし、デザインや室内装備を車種専用に開発(他社の場合、流用が多く見られるため)、軽自動車であっても小型車に引けを取らない高級感を持たせているという特徴があり、他社とはあえて競合せず独自路線を歩んでいます。
このページでは、さらに各メーカーの特徴を詳しく解説しているので、選択や購入の際の参考にしてください。
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