i(アイ)の評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | 三菱 | ||
車名 | i(アイ) | ||
JC08モード | 18.0km/L | ||
エコカー減税 | -%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1600mm | 4.5m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1790mm | 1270mm | 1250mm | 970kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
-万円 | 25.5〜73.5万円 |
斬新な設計が大きな特徴だったi(アイ)!
三菱のi(アイ)は、2006年から2013年にかけて販売された4人乗り軽自動車で、その独特のフォルムとエンジンレイアウトはこれまでの軽自動車にない斬新な設計がとられており、既存のカテゴリーに収まらないパッケージが大きな特徴でした。
その先進性は日本カー・オブ・ザ・イヤーや、軽自動車で初となるグッドデザイン賞など各賞を受賞しましたが、専門家の高い評価と違って一般消費者からはあまり受け入れられず、販売不振から製造終了となりました。
三菱は現在、i(アイ)の基本設計をそのまま電気自動車のi-MiEVに流用しています。
必然から生まれた独特のフォルム!
エクステリアは未来志向のタマゴ型モノフォルムで、SF映画に出てきてもおかしくないほど既存の軽自動車と異なっています。フロント先端からリアエンドまで曲面で構成され、センターピラーとドアヒンジ部分の垂直ライン以外に直線が使われていません。
そのモノフォルムの四隅にタイヤハウスがあり、ホイールベースが極端に長いことが見てとれます。フロントマスクにラジエーターグリルはなく、フロントガラスがヘッドライトカバーのすぐ上から始まって広い面積を持っていることも、奇異なデザインのひとつです。
これらのデザインはけっして奇をてらったものではなく、走行性能のためのレイアウトによる必然なのです。i(アイ)は軽乗用車では珍しく、エンジンを後輪軸手前に配置するリア・ミッドシップ方式を採用しました。この方式を採用している軽自動車はホンダの商用車バモス以外にありません。
デメリットは狭い車内!
2550mmというホイールベースは、現在でも軽自動車の中で最長を誇っており、抜群の直進安定性能を発揮します。
またフロント部分は足回り関係のパーツしかないので、ステアリングの切り角度を深く取れることから、ロングホイールベースでありながら最小回転半径は他の軽乗用車と変わらぬ4.5mを実現しています。
走行性やデザイン性では当時の軽自動車の中でもトップクラスですが、エンジンを後部席下にレイアウトすることから車内空間が狭くなってしまうというデメリットを抱えていました。
全高はトールワゴン並の1.6mですが、室内高は1250mmと低く、フロントガラスが傾斜していることによって室内長は1790mmしかありません。ユーティリティ性が乏しかったことも販売成績が伸びなかったことの要因のひとつとされています。
エンジンはi(アイ)専用設計の3B20型!
エンジンは、i(アイ)のために開発された3B20型が搭載されています。シリンダーブロックが45度傾斜していることが特徴で、これはリア・ミッドシップに配置するために低重心に設計する必要があったからです。
三菱は3B20型を他の軽自動車に搭載することはありませんでしたが、ようやく日産と共同開発したeKシリーズに、シリンダーブロックの傾斜角を直立にしたタイプを採用しました。
販売されていた2006年から2013年までフルモデルチェンジは1度も行われませんでしたが、特別仕様車の販売は実施されており、中でもエアロ専門メーカーのROARとコラボしたロアコンプリート車はビバーチェをはじめ、各種発売されました。
フロントマスクや足元が引き締まり、シャープなデザインにまとまっている特別仕様車です。
中古車で購入するならできるだけ年式の新しいタイプがお勧め!
i(アイ)の販売成績はけっして良いとは言えませんでしたが、7年間の販売期間があるので中古車市場には選択に困らない程度の車数は流通しています。ただし2006年登録モデルになると、10年以上経過しているのであまりお勧めできません。
登録最終年度となる2013式モデルは、走行距離1万km前後で90〜100万円、2010年登録モデルで走行距離3〜4万kmの車種で65〜75万円が相場の中心価格帯となっています。
なお、i(アイ)には後輪駆動モデルと4WDモデルがあります。4WDになるとさらに車内が狭くなるので、購入の際は走行性能だけでなく車内の広さも確かめてください。
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