低燃費タイプの軽自動車比較人気ランキング!【2021年版】
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
燃費効率と走行性能はつねに二律背反の関係にあります。とくに軽自動車はエンジン排気量が道路運送車両法で660ccと決められているだけに、あまり燃費効率を追求するとエンジンパワーが足りなくなって上り坂や高速道路、4人乗車時にストレスを感じるようになります。
その一方で軽自動車には経済性が求められるため、燃費効率はユーザーの大きな関心であり、購入時の重要な検討材料となります。
中古車市場でお得な低燃費車は こちらから
各メーカーはこの二律背反を少しでも両立させようと開発努力を続け、現在では登録車(普通車や小型車なども含めた新車)のハイブリッド仕様に迫る燃費効率に成功しています。最新技術を投入したことによって低燃費を実現した車種の人気ランキングを紹介します。
低燃費軽自動車人気ランキング(1〜10位)
順位 | 車種 |
---|---|
1位 | スズキ アルト |
2位 | ダイハツ ミライース |
3位 | スズキ ラパン |
4位 | スズキ ワゴンR |
5位 | スズキ ハスラー |
6位 | ダイハツ ムーヴ |
7位 | スズキ スペーシア |
8位 | ダイハツ キャスト |
9位 | ホンダ N-WGN |
10位 | ホンダ N-ONE |
人気ランキングは国土交通省が定めたJC08モードと全国軽自動車協会連合会が発表する軽四輪車通称名別新車販売確報を参考にして作成しています。JC08モードは同じ車種でもグレードによって異なります。ここでは各車種の最高値を比較対象にしています。
上位はスズキの車種が占めています。スズキは2014年12月にフルモデルチェンジしたアルトを皮切りに、各車種とも軽量高剛性の新型プラットフォームHEARTECTを採用しており、ボディ軽量化が燃費効率に大きく貢献しています。
ただしJC08モードの数値は運転の仕方次第で大きく変わります。現在、ほとんどの車種にはエコ運転に切り替えるスイッチや燃費効率の良さを示すランプ類が装備されています。燃費効率を高めるならこれらの装備を利用し、エコに徹した運転を心がけてください。
1位 スズキ アルト
ニーズ
軽自動車でもっとも低燃費の車に乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | アルト |
JC08モード燃費 | 25.2〜37.0km/L | エコカー減税 | 50〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1475〜1500mm | 4.2〜4.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1985mm | 1255mm | 1215mm | 610〜700kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
84.7〜124.5万円 | 42.5〜95.5万円 |
軽自動車を含めた登録車のガソリンエンジンだけで走る車種の中で、JC08モードがもっとも良いのはスズキのアルトです。スズキが発表している公式数値は最高37.0km/Lです。
一時、三菱の燃費データ改ざんに絡んでスズキも国土交通省が定めた方法で計測していないと問題視されたため、再度計測したところ38.2km/Lと公式発表以上の数値が出たことから、騒いでいたマスコミもいつの間にか消沈してしまいました。
現行モデル8代目は節税型軽自動車という新ジャンルを築いた初代の経済性に回帰する目的で開発されました。徹底した軽量化は現在、市販されている乗用車の中でもっとも軽い610kgです。
スズキが独自に開発したトランスミッション5AGS(5速オートギアシフト)を選択すればJC08モードの数値と実数値がほとんど同じという結果が出ています。なお、マツダがOEM供給を受けて販売しているキャロルの燃費もアルトと同数値です。
低燃費技術の根幹にあるアルトの新型プラットフォーム
5AGSは一般的なマニュアルミッションのクラッチ操作を自動制御で行うシステムです。シフトレバーはATとまったく同じでDレンジに入れておくだけで路面状況や速度に合わせて最適なギアにシフトチェンジします。
2ペダルで操作できるため、AT限定免許証でも運転できるというメリットに加え、ATのようにトルクコンバーターのパワーロスが発生することもないので燃費効率が良くなります。
低燃費のための技術はパワーユニットから5AGSのようなトランスミッション、ボディ形状まで全体に及んでいますが、それらの根幹となるのが新型プラットフォームHEARTECTです。屈曲した骨格を最短距離で滑らかにつなぐことで合理的かつシンプルな形状にしていることが特徴で、アルトはこのプラットフォームを基準にして開発されました。
レスポンス性能に優れているハイパワーのアルトターボRS
アルトは経済性を重視したモデルなので走行性能は標準的な範囲内に収まっています。しかしHEARTECTの高いシャーシ性能と2BOXハッチバックのボディ形状はスポーツモデルの開発にも最適なことからボーイズレーサーと呼ぶにふさわしい派生車種があります。それがターボRSです。
アルトと同じエンジン、R06A型のシリンダーヘッド改良タイプに加えてターボチャージャーを低中速域重視のチューニングにしてあり、ターボラグを20%改善しているのでレスポンスの良い操縦性を楽しむことができます。
トランスミッションは5AGSのみという割り切った考え方も質実剛健のスズキらしいところです。なお、JC08モードはターボ仕様でも25.6km/Lと低燃費を実現しています。
型落ち感がないアルトの中古車
アルトは2014年12月の発売なので、すでに中古車市場には豊富な車数が出回っています。中古車での購入はフルモデルチェンジを行っていないので型落ち感がないことに加え、新車販売価格そのものが安いので手頃な価格で手に入れられるという2つのメリットがあります。
2018年式登録済未使用車のLグレードは70万円前後が相場となっており、新車価格の89.4万円より20万円近く安くなっています。
ボリュームゾーンは車検前に下取りや買取りに出された2015年式です。ハイグレードのXは走行距離3万km前後で70〜80万円、ターボRSは同走行距離で90〜95万円が相場となっています。先代の燃費特化型アルトエコになると価格は一気に下がり、2013年式走行距離4万km前後と状態の良い車種でも50万円前後で購入できます。
車種について詳しく ⇒ アルトの評価記事
2位 ダイハツ ミライース
ニーズ
2BOXハッチバックで安全性能も優れた車種に乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ミライース |
JC08モード燃費 | 32.2〜35.2km/L | エコカー減税 | 50〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1500〜1510mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1935〜2025mm | 1345mm | 1240mm | 650〜720kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
84.2〜133.9万円 | 45.5〜120.0万円 |
ダイハツのミライースは経済性と安全性に優れた2BOXハッチバックタイプです。初代は2011年に発売されました。
エントリーモデルであるミラのボディを流用し、ダイハツのエコ技術イーステクノロジー(e:S Technology)を盛り込んだ初代はスズキの燃費特化型アルトエコと激しい燃費競争を繰り広げ、最終的には35.2km/Lを記録、スズキが8代目アルトを登場させるまでガソリンエンジンを搭載している登録車の中でNO.1の座をキープしていました。
2017年5月に登場した現行モデル2代目はあえてアルトと燃費競争をせず、経済性に加えて安全性を重視した設計になっています。
全グレードにダイハツ最新の予防安全装置スマートアシストVを標準装備(グレードによっては非装着モデルも選択可)、ボンネット部分などに歩行者傷害軽減ボディを採用した他、グレード別設定でSRSサイドエアバッグも装備しています。なお、トヨタがOEM供給を受けて販売しているピクシスエポック、スバルのプレオ+(プラス)も同一性能です。
高い評価を受けているミライースの低燃費システム
初代ミライースに初採用されたイーステクノロジーは車両全体を統合的に進化させるシステムです。パワーユニットではCVTフルードとエンジン冷却水の熱交換による適温化や燃料を微粒化させるデュアルインジェクタ、再循環ガスを最大化させるダイハツ独自の技術クールドi-EGRなどがあり、ボディ回りではバックドアやフロントフェンダーなどアウターパネルの重い部分に樹脂パーツを使用して軽量化を図っています。
またボディ形状は空気抵抗を減らすデザインとなっており、先代モデルよりも-3%の空気抵抗値を実現しました。その他、転がり抵抗の軽減や減速時の回生エネルギーを高効率化したオルタネーターでバッテリーに集中充電するエコ発電制御などが盛り込まれています。
好みに合わせて選べるミライースのボディ色
現行モデルには専用ボディが与えられました。エッジが効いた立体的なフロントマスクとサイド上部に入っているキャラクターラインによって全体的にシャープなイメージに仕上がっています。エントリーモデルであっても全体的に上質感があり、男女どちらが乗っても違和感のないスタンダードなデザインです。
ユーザーの性別を問わないエクステリアはボディカラーにも表れています。女性向きのマゼンタベリーマイカメタリックやレモンスカッシュクリスタルメタリック、男性向きのプラムブラウンクリスタルマイカやスプラッシュブルーメタリック、營業用に最適なブライトシルバーメタリックやパールホワイトなど、いろいろなユーザーの好みに合わせられるように合計9色が設定されています。
低燃費を求めるなら先代ミライースの中古車がお買い得!
現行モデルは発売からわずか1年しか経過していませんが、早くも中古車市場には豊富な車数が出回っています。もっとも多いのは登録済未使用車です。2018年式で予防安全装置SAVを装備したLは80〜85万円が相場です。走行距離2万km前後でも70〜75万円が相場なので、現行モデルに限っては登録済未使用車を購入した方がお得感があります。
先代モデルは型落ちとなるため、価格は一気に下がります。2017年式走行距離1〜2万kmで衝突被害軽減ブレーキのSAが装備されたLは60〜65万円が相場です。先代モデルもJC08モードは現行モデルと同じく35.2km/Lを記録しているので、低燃費を目的とするなら十分なコストパフォーマンスを発揮します。
車種について詳しく ⇒ ミライースの評価記事
3位 スズキ ラパン
ニーズ
低燃費でも女性が満足できる個性的な車が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | アルトラパン |
JC08モード燃費 | 27.4〜35.6km/L | エコカー減税 | 50〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1525mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2020mm | 1295mm | 1240mm | 650〜730kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
107.7〜138.9万円 | 48.9〜129.9万円 |
ラパンはアルトをベースにして開発された女性向け2BOXハッチバックカーです。8代目アルト発売後、約半年の間を置いて現行モデル3代目が登場しました。
パワーユニットをそのまま流用しているので低燃費はアルト譲りです。車両重量がやや重いこと、ボディ形状の空力抵抗がやや大きいことからアルトには及びませんが、それでもJC08モードは最高35.6km/Lを達成しています。
ファッションセンスを大切にする女性を訴求対象にしていることから、あえてパワフルなターボモデルを設定せず、燃費効率を優先したグレードを揃えていることが特徴です。
自然吸気エンジンでも最高出力は38kW(52PS)あるので、女性同士2人のドライブでも十分な走行性能を持っており、ストップ&ゴーの多い都市圏ではパワーよりも燃費性能の方が女性にとっては大きなメリットになることから人気を集めています。
女性好みのボディ色を揃えたラパン
3代目は開発当初から社内の女性グループが参画、「可愛いのは好きだけれど子供っぽいのは好きじゃない」と抽象的なテーマに取り組み、エクステリアやインテリアにそのコンセプトを反映しました。外観はラパン特有のクラシカルな雰囲気を保ちながらもフェンダー回りやボディ下部を樹脂製モールを装着するなど今風SUV調に仕上げています。
ボディカラーにも女性開発の意向が表れています。モノトーンは合計8色、ツートーンは4タイプの設定があり、このうち見た目鮮やかなのはフェニックスレッドパールだけで他はパステル調を揃えています。中にはフォーンベージュメタリックなどかなり個性的な色が用意されています。
なお、特徴性が強い色は個性発揮に役立つものの、下取りや買取りの際はマイナス査定になることがあるので購入の際はよく検討してから決定した方が賢明です。
ラパンの内装は女性が部屋でくつろげる雰囲気
インテリアは女性が部屋でくつろげる雰囲気をイメージした作りになっています。インパネはテーブル調の水平パネルでダッシュボードと2分化、水平パネルの上に古いラジオを思わせる大型一眼メーターとフォトフレームのようなディスプレイを「置いた」ように設置しています。
運転席にはシートリフター、ステアリングにはチルト機能があるので、体型を問わずぴったりとフィットしたドライビングポジジョンが取れるなど操縦性にも気を配っています。
ユニークなのは大型一眼メーター下にあるマルチインフォメーションディスプレイです。走行可能距離や燃費状態といった各種車両情報だけでなくイグニッションのON/OFFでラパンのキャラクターであるウサギがメッセージを出し、記念日を入力すればその日に特別なイラストを表示してくれます。
走行性能や快適性能に影響があるわけではありませんが、ちょっと嬉しい、楽しい気分にさせてくれる機能です。
ラパンを中古車で購入するなら先代ショコラが狙い目!
3代目は2015年6月の発売なので中古車市場には豊富な車数が流通しています。ただし人気車種なので価格はやや高値傾向です。
2016年式走行距離2〜3万kmの場合、グレードを問わず110〜120万円が相場です。70万円以下で購入できる車種もありますが、ほとんどが修復歴ありの状態なので、検討する場合は必ずどの部分を修復して走行にどのような影響があるのか確認してください。
先代モデルで走行距離5万km前後になると100万円を切る車種が出てきます。先代で人気のあった上級モデルのショコラは現行モデルに設定されていないため、中古車で購入する価値は十分にあります。2015年式であれば95〜105万円の範囲内で購入できます。
車種について詳しく ⇒ ラパンの評価記事
4位 スズキ ワゴンR
ニーズ
ハイブリッドを搭載しているトールワゴンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ワゴンR |
JC08モード燃費 | 23.4〜33.4km/L | エコカー減税 | 25〜80% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1650mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2450mm | 1355mm | 1265mm | 750〜840kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
107.8〜153.0万円 | 63.8〜124.9万円 |
全高1.6m超のトールワゴンでもっとも低燃費なのがスズキのワゴンRです。2017年2月に登場した6代目はスズキ独自のマイルドハイブリッドシステムを搭載、JC08モードは2BOXハッチバックに迫る33.4km/Lを記録しました。
初代ワゴンRはトールワゴンのジャンルを切り開いたエポックメイキングの車種です。現在、ライバル車のムーヴに販売台数で遅れを取っているだけに低燃費をセールスポイントに巻き返しを図っています。
全国軽自動車協会連合会の通称名別新車販売確報を見ると、2018年4月の段階で約4.4万台を販売しており、前年累計比113.8%の伸び率を示しています。
発売から1年経過した現在、ワゴンRの優れた燃費性能がユーザーから人気を集めていることが分かります。ただし、同じワゴンRでも自然吸気タイプのFAはやや燃費効率が劣り、JC08モードは23.4〜26.8km/Lになります。
強力なモーターパワーで低燃費を実現したワゴンR
スズキのハイブリッドシステムはまったく新しい機能ではなく、従来のエコ技術であるS-エネチャージを進化させたシステムです。ISG(モーター機能付発電機)が減速時に発生する回生エネルギーを電気に変えて専用バッテリーに蓄電、この電気をアイドリングストップ時の電装部品に使ったり加速時や発進時にアシストするモーター電源に使います。
ここまでは従来のS-エネチャージと同じですが、新しいシステムはISGのパワーを高めたことによってモーターだけのクリープ走行が可能になったことです。
渋滞時や車庫入れの時はモーターだけで走行できるので静寂性と低燃費を両立でき、パワーユニット全体がコンパクトに設計されているので居住性が犠牲になっておらず、室内空間を広く確保できていることが特徴となっています。
デザイン性で上質感を出したワゴンRの内装
室内空間はトールワゴンNO.1の広さを実現しました。室内長は2450mm、室内高は1265mmあり、後部席に大人2人が乗ってもヘッドクリアランスと足元にたっぷり余裕があります。
オールラウンドなユーティリティ性が求められるトールワゴンはラゲッジルームの使い勝手が重要です。6代目はリアバンパー上部にコンビネーションランプを配置し、バックドア開口部の面積を広げました。後部席背もたれはバックドア側から前倒させられるワンタッチダブルフォールディング機能がついているのでフラットな床面をカンタン操作で作り出せます。
先代モデルはスタンダードなトールワゴンで、それなりの魅力はありましたがインテリアは特徴がなくやや質素なイメージがありました。6代目はシンプルであることを継承しつつもデザインの意匠を盛り込んでおり、上質感を出しています。リアドア両側には軽自動車初となるアンブレラホルダーが装備されました。これも気の利いた装備といえます。
低燃費ワゴンRを安く購入するなら先代モデルの中古車がおすすめ!
ワゴンRはスズキの基幹モデルなので中古車市場には豊富な車数が出回っているものの、現行モデル6代目に限っては発売から1年余りしか経過していないため、登録済未使用車以外あまりありません。現行モデルだけに中古車価格はやや高値傾向で、ハイブリッド仕様の2017年式FZは走行距離1万km前後の場合、135〜150万円が相場です。
型落ち感はありますが、低燃費を求めるなら先代でもJC08モード最高28.8km/Lを記録しているので価格以上のコストパフォーマンスを発揮します。とくに後期モデルはS-エネチャージを搭載しており、ISGによって再始動するのでキュルキュル音が出ません。2013年式走行距離5万km前後のFXでも40〜60万円の範囲内で購入できます。
車種について詳しく ⇒ ワゴンRの評価記事
5位 スズキ ハスラー
ニーズ
SUVでも低燃費の車種が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ハスラー |
JC08モード燃費 | 24.2〜32.0km/L | エコカー減税 | 25〜80% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1665mm | 4.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2035〜2160mm | 1295mm | 1250mm | 770〜870kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
110.0〜163.0万円 | 72.5〜124.5万円 |
スズキのハスラーは5代目ワゴンRをベースにして開発したSUVです。5代目のパワーユニットにはS-エネチャージが設定されているため、重い車両重量と空気抵抗や転がり係数の悪いボディでもJC08モード最高32.0km/Lを記録しています。ただし、この燃費効率はS-エネチャージ仕様の自然吸気タイプの数値で、非搭載車は24.2〜26.6km/Lに留まっています。
2014年の発売初年度でおよそ10.4万台を販売、スズキが8年ぶりに軽自動車販売台数でトップに立つ原動力となりました。一般的にSUVのような趣味性の高い車種はユーザーに行き渡ると販売台数が一気に落ちますが、2018年も4月までの段階で約2.2万台を販売しており、一定の人気を保っています。
なお、マツダはOEM供給を受けてフレア クロスオーバーのネーミングで販売しています。燃費性能も含めてハスラーと同一仕様です。
ハスラーの悪路走破性は高い評価
オンロードを主体とするクロスオーバーSUVの中でもハスラーは悪路走破性に優れているのが人気を集めるひとつの要因となっています。
165/60R15と軽自動車の中では大径タイヤを履き、最低地上高を180mm(4WDは175mm)に設計してロードクリアランスを確保しました。フロント下部には樹脂製アンダーガードを装備しているので雪道やオフロードの低いわだちであれば問題なく走行できます。
またハスラーはホイールベースを2425mmと長く取ってタイヤをボディ四隅にレイアウトし、アプローとアングルを28度、デパーチャーアングルを46度に設計しています。急斜面でもボディ下部を擦ることなく走行できます。
その他、4WD車には急な下り坂で速度を約7km/hに保つヒルディセントコントロール、滑りやすい路面で片方のタイヤが空転してもブレーキと駆動力を自動制御して発進をサポートするグリップコントロールなどが装備されています。
ハスラーの燃費効率が良いのはS-エネチャージのおかげ
低燃費を実現するS-エネチャージはモーター機能付発電機(ISG)と専用のリチウムイオンバッテリー、アイドリングストップ車専用の鉛バッテリーで構成されています。
減速時に発生する回生エネルギーをISGで電気に変えて2つのバッテリーに蓄電、アイドリングストップ時は鉛バッテリーから電装部品に供給し、発進時や加速時はリチウムイオンバッテリーからISGに電気を供給してモーターがエンジンをアシストする仕組みです。
6代目のハイブリッドシステムが持つモーターだけのクリープ走行はできないものの、運転の仕方次第ではハイブリッドをしのぐ燃費効率にすることも可能です。
そのために役立つのがメーター内下部にあるエネルギーフローインジケーターです。リチウムイオンバッテリーの残量がひと目で分かるので、回生エネルギーを増やすようにすることでモーターパワーを貯めることができます。
ハスラーの中古車でコスパを求めるなら自然吸気タイプ
ハスラーを中古車で購入するメリットは2つあります。1つはこれまでフルモデルチェンジを行っていないので型落ち感がないこと、もう1つは中古車市場に豊富な車数があるので好みのグレードやボディカラーを選べることです。ただし中古車市場でも人気車種なので、販売価格はやや高値傾向であることを想定しておいた方が無難です。
2015年式走行距離2〜3万kmのGターボは120〜130万円が相場です。新車販売価格135.9万円を考えると新車もしくは登録済未使用車を検討した方がお得です。
ただし、同年式同走行距離の自然吸気タイプGグレードになると価格は落ち着き、80〜90万円の範囲内で購入できます。中古車でハスラーを購入するなら自然吸気タイプがおすすめです。
車種について詳しく ⇒ ハスラーの評価記事
6位 ダイハツ ムーヴ
ニーズ
低燃費で荷物も積めるオールラウンドな車に乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ムーヴ |
JC08モード燃費 | 25.6〜31.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1630mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2080mm | 1320mm | 1280mm | 820〜890kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
111.2〜147.4万円 | 72.5〜125.5万円 |
ダイハツには車両全体を進化させることで燃費効率を高めるe:Sテクノロジーがあり、トールワゴンのムーヴにも投入されています。
パワーユニットではエンジン冷却水とCVTフルードの熱を交換してつねに適温化させるCVTサーモコントローラーや再循環ガスを冷却して最大化するダイハツ独自のクールドi-EGRなど、ボディ関係では空力抵抗の軽減やフェンダー、バックドアといった重いパーツを樹脂製にした軽量化などがあります。
これらの技術によってムーヴは前面投影面積が大きいトールワゴンでもJC08モード最高31.0km/Lの低燃費を実現しました。
現行モデル6代目は2017年8月にマイナーチェンジを行い、後期型となりました。これが功を奏し、また派生車種のムーヴキャンバスが好調な売れ行きを見せていることから2018年は4月までの段階で約5.4万台を販売しています。しかしライバルのワゴンRが追い上げているだけに、早期のニューモデル投入が望まれています。
車種について詳しく ⇒ ムーヴの評価記事
7位 スズキ スペーシア
ニーズ
低燃費に加えて個性のあるスーパーハイトワゴンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | スペーシア |
JC08モード燃費 | 26.4〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1785mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2155mm | 1345mm | 1410mm | 850〜920kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
127.4〜158.9万円 | 65.5〜129.9万円 |
スーパーハイトワゴンではダイハツやホンダに遅れを取ったスズキは2013年に初代スペーシアを発売しました。しかしボディや走行性能に際立ったセールスポイントがなかったために後塵を拝したまま初代は2017年に販売終了しました。
代わった2代目現行モデルは初代の反省を活かし、個性的なデザインとハイブリッドシステム搭載のセールスポイントを持って登場しました。
ハイブリッドシステムはワゴンRと同じでモーターだけのクリープ走行が可能です。JC08モードはスーパーハイトワゴンでNO.1となる最高30.0km/Lを記録しました。
コンパクトなシステムは室内空間に余裕を生み出します。2代目はこの空間を活かし、ルーフトリムに室内温度を一定にするスリムサーキュレーターをグレード別で設定しました。燃費効率だけでなく快適性にも優れているのが2代目の特徴です。
車種について詳しく ⇒ スペーシアの評価記事
8位 ダイハツ キャスト
ニーズ
かわいらしいデザインの軽自動車にのりたい!
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | キャストスタイル |
JC08モード燃費 | 25.0〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1600mm | 4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2005mm | 1320mm | 1245mm | 840〜890kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122.5〜170.6万円 | 79.5〜129.9万円 |
スペーシアと同率7位になったのはJC08モード最高30.0km/Lを記録したダイハツのトールワゴン、キャストです。都会的なスタイル、SUVのアクティバ、走行性能に優れたスポーツの3タイプを設定してユーザーの好みを広く受け入れる体制にしていることが大きな特徴です。
なお、燃費性能はスタイルとアクティバが共通、スポーツはやや落ちてJC08モード最高24.8km/Lとなります。
上記の概要はスタイルを取り上げました。キャストの中ではもっともスタンダードなフォルムで、現在でも中古車市場で人気があるミラジーノをリスペクトしたデザインと言われています。
都会派若年層男女向けのため、室内装備はインテリアカラーをアクセントにするなどラグジュアリーな雰囲気に包まれています。なお、トヨタがOEM供給を受けて販売しているピクシスジョイは同一仕様です。
車種について詳しく ⇒ キャストの評価記事
9位 ホンダ N-WGN
ニーズ
燃費と吹け上がりの良さを両立させたトールワゴンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | 車名 | N-WGN |
JC08モード燃費 | 24.2〜29.4km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1655〜1675mm | 4.5〜4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2025mm | 1355mm | 1300mm | 830〜880kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
109.0〜145.0万円 | 68.9〜135.5万円 |
販売台数ではN-BOXの独壇場を続けているホンダですが、その他の車種は目立ったところがなくトールワゴンのN-WGNもライバル車より販売台数と燃費効率の両方で後塵を拝しています。JC08モードは最高29.4km/L、2018年における4月までの累計販売台数は2.6万台、前年累計比は79.9%に留まっています。
2013年の発売以来、一部改良を繰り返しているもののマイナーチェンジを行っておらず、新鮮味が薄くなっていることや予防安全装置がライバル車に比べて劣っていることなどが人気薄の要因となっています。
しかし自然吸気エンジンの性能はトールワゴンだけでなく軽自動車の中でもっともパワフルで、最高出力は43kW(58PS)あります。加速感や吹け上がりの気持ち良さで選ぶなら、N-WGNは現在でも筆頭候補です。
車種について詳しく ⇒ N-WGNの評価記事
10位 ホンダ N-ONE
ニーズ
低燃費だけでなくオシャレな雰囲気で立体駐車場にも入る車が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | 車名 | N-ONE |
JC08モード燃費 | 23.8〜28.4km/L | エコカー減税 | 20〜50% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1545〜1630mm | 4.5〜4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2020mm | 1300mm | 1240mm | 830〜900kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
120.0〜177.2万円 | 49.9〜169.8万円 |
低燃費で人気の軽自動車ランキング、ラストはホンダのN-ONEです。2BOXハッチバックのように見えますが一般グレードは全高1.6m超のトールワゴンです。
ただしサスペンションとルーフの位置を下げたローダウン仕様は全高1545mmとなっています。これは都市圏に多い立体駐車場に入れられることを目的に改良されたモデルです。
ボディフォルムが2BOXハッチバックに見えるのはホンダが初めて販売した軽乗用車N360をリスペクトしているからと言われています。
個性を求めるユーザーに向けた趣味性の高い車種で、燃費効率よりも走行性能を優先して開発されていることが特徴で、コーナリングでも車体を安定させるフロントスタビライザーやマニュアル的シフトチェンジを楽しめる7スピードモードのパドルシフトなどが装備されています。JC08モードは最高28.4km/Lで、N-BOXの最高27.0km/Lを上回っています。
車種について詳しく ⇒ N-ONEの評価記事
低燃費でスライドドア搭載のおすすめ人気軽自動車3選!
近年人気のスライドドアですが、普通のヒンジドアに比べると重量があるため、どうしても燃費性能は下がってしまうことが一般的です。
しかし、そんな中でも十分な低燃費を実現している軽自動車もありますので、とくに優秀なものを3つご紹介したいと思います。
30.0km/Lで堂々の1位!全車マイルドハイブリッド仕様のスペーシア
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | スペーシア |
JC08モード燃費 | 26.4〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1785mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2155mm | 1345mm | 1410mm | 850〜920kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
127.4〜158.9万円 | 65.5〜129.9万円 |
スライドドア搭載の軽で低燃費のものといえば、2代目モデル(2017年〜)から全車マイルドハイブリッド仕様に踏み切ったスズキスペーシアが真っ先に挙げられます。
クリープ時にはモーターのみで走行、そして加速時にはモーターでエンジンをアシストすることで燃費が大きく向上。最高30.0km/Lと、軽トールワゴンの中でも随一の数字をマークしています。
しかもスライドドアは後席両側に装備されている上、どちらにも「スライドドアクローザー」が付いていますので、軽く半分閉めるだけでドアが自動的に全閉になり便利です。
さらにHYBRID Xグレードには、作動中にスイッチを押すとすぐに開閉がストップする「パワースライドドア一時停止機能」や、まだ閉まっている途中にリモコンでドアロックを予約できる機能なども搭載されており、パワースライドドアのデメリットがとことんクリアされています。
かわいいだけじゃない!軽量高剛性ボディで28.6km/Lを達成したムーヴキャンバス
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ムーヴキャンバス |
JC08モード燃費 | 27.4〜28.6km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1655mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2115mm | 1345mm | 1285mm | 910〜970kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
125.2〜167.9万円 | 95.0〜130.8万円 |
丸みのあるかわいいデザインで女性人気の高いムーヴキャンバスは、ムーヴシリーズ、ひいては全高1,700mm未満の軽自動車の中で初めて後部両側スライドドアを採用した車種でもあります。
電子カードキーを携帯すれば、ドアハンドルのスイッチを押すだけで開錠&オープン。また、閉めている最中にリモコンによる施錠予約ができるのも、雨などで早く車から離れたい時などに便利です。
一方で、ダイハツ独自の軽量高剛性ボディ「Dモノコック」を採用しているため、車体の軽量化に成功。さらに、パワフルなのに低燃費のDOHC(ツインカム)DVVTを採用した3気筒12バルブ660ccエンジン(トパーズネオエンジン)により、2WD車は最高28.6km/Lをマークし、「平成32年度燃費基準+20%」を達成しています。
ファミリーにうれしいミラクルオープンドア&じつは燃費性能も優秀なタント
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | タント |
JC08モード燃費 | 26.0〜28.0km/L | エコカー減税 | 100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1750mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2200mm | 1350mm | 1365mm | 940kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122〜162.5万円 | 38.5〜223.8万円 |
軽スーパーハイトワゴンの先駆け的存在でもあるタントは、センターピラーをなくした「ミラクルオープンドア」が大人気。助手席のドアを開ければ1,490mmもの開口幅になり、A型ベビーカーもたたまずそのまま載せることができます。
また、2代目では片側のみだったスライドドアが、2013年に登場した3代目では両側スライドドアに変更。一部のグレードではパワースライドドアも採用されています。
一方、フードやバックドアなどの樹脂化で重量増を抑えたことで、車体重量は2代目とほぼ変化なし。さらに、Aピラーの形状を工夫するなど、風の乱れを抑制することで空力性能を高めたほか、車が止まる少し前からエンジンを自動で止める「新エコアイドル」などの採用で低燃費化にも成功。2WD車で28.0km/Lをマークしています。
さらに、最新式の衝突被害軽減ブレーキ「スマートアシストV」の付いたグレードを全車に用意するなど、安全性の面でも安心です。
低燃費で経済的な中古車でおすすめ人気軽自動車3選!
低燃費の車を購入するにあたってネックとなるのが、車両価格の高さです。とくに新車を購入するとなると、最近は軽でも120万円以上、高いものでは200万円にもなりますので、本当に節約になるのか疑わしくなる人も多いと思います。
そこでおすすめなのが、中古車を選ぶことです。ここでは、低燃費かつ低価格の中古軽自動車を3つピックアップしてご紹介します。
低燃費&流通台数が多く価格も落ち着いているワゴンR(5代目)
概要(5代目) | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ワゴンR |
JC08モード燃費 | 24.0〜33.0km/L | エコカー減税 | − |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1640mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2215mm | 1320mm | 1375mm | 780〜870kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
− | 14.7〜219.8万円 |
低燃費かつ車内空間の広さで、ホンダN-BOXとしのぎを削る人気車種のスズキスペーシア。
現行の6代目が2017年2月に登場しているため、その1つ前の5代目(2012年9月〜2017年1月)が中古車としては買いです。
カーセンサーnetのデータでは、価格帯が14.7〜219.8万円、平均価格は77.2万円となっています。とくに2013年式のものが流通台数も多く、価格も落ち着いているためおすすめです。
スペーシアは5代目でも十分に燃費がよく、最高33.0km/Lと、むしろ6代目よりも高い数値をマークしています。
5代目スペーシアは、エンジンの負担を減らす「エネチャージ」を初めて搭載した車種です。それに加えて、減速中からアイドリングストップするシステムや、停止中に蓄冷剤を用いて冷風を出す「エコクール」の採用、さらに素材の見直しによって最大70kgもの軽量化に成功したことで、画期的に燃費性能が引き上げられました。
安さで選ぶなら、先々代の4代目(2008年モデル)が平均価格45.5万円で流通していますが、エネチャージ搭載以前のモデルのため、JC08モードの燃費が18.4〜23.6km/Lとなっています。
燃費性能のよさを重視するなら、5代目を中心に選ぶのがおすすめです。
最高37km/Lの驚異的な低燃費を誇るアルト
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | アルト |
JC08モード燃費 | 25.2〜37.0km/L | エコカー減税 | 50〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1475〜1500mm | 4.2〜4.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1985mm | 1255mm | 1215mm | 610〜700kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
84.7〜124.5万円 | 33〜157万円 |
低燃費の軽として絶大な人気を誇るスズキアルト。現行の8代目では最高37.0km/Lを達成しています。
2014年12月に登場していますので、中古車もだいぶ流通するようになっており、価格もリーズナブルになってきています。2017年・2018年式でも70〜80万円が最多価格帯となっていますし、2015年・2016年式では60万円以下のものも少なからず出回っています。
さらに、1つ前の7代目(2009年モデル)なら大部分が50万円以下ですし、燃費も2013年2月のマイナーチェンジで33.0 km/L、同年11月の一部改良で35.0 km/Lにまで向上したため、年式のなるべく新しいものを選べば思った以上の低燃費を実感できるでしょう。
軽の未来形。初代モデルでも最高35.2km/Lを達成したミライース
概要(初代) | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ミライース |
JC08モード燃費 | 27.0〜30.0km/L | エコカー減税 | − |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1500mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1920mm | 1350mm | 1240mm | 730kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
− | 2〜128万円 |
低燃費と車両価格の手ごろさが売りのミライース。現行の2代目は2017年発売のため、中古車市場ではまだ平均価格90万前後で流通していますが、1つ前の初代モデルはだいぶ価格が落ち着いていますのでねらい目です。
初代ミライース(2011年9月〜2017年4月)の中古車価格は、2〜128万円(価格com.による)。最多価格帯は30万〜40万円台となっています。
ミライースは「第3のエコカー」をコンセプトに開発され、初代から燃費性能のよさにはとことんこだわって作られていますので、JC08モード燃費は2WD車で30km/L、4WD車でも27km/Lをマークしていました。
さらに2014年には空気抵抗がより低減し、かつ減速時の発電量も高まったことで、2WD車で35.2km/L、4WD車は32.2km/Lと、現行の2代目と同じ数値にまで引き上げられています。
低燃費で広いおすすめ人気軽自動車3選!
車は一般的に、車体が大きいほど燃費が悪くなりますが、最近の軽はコンパクトながら車内空間を広く確保した車が増え、人気を集めています。
ここでは、とくに車内空間の広さに定評のある人気の軽自動車の中から、燃費もよいものを3つご紹介したいと思います。
マイルドハイブリッドで低燃費&大人4人でもゆったり乗れるワゴンR
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ワゴンR |
JC08モード燃費 | 23.4〜33.4km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1650mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2450mm | 1355mm | 1265mm | 4.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
107.8〜159.3万円 | 58.3〜132.2万円 |
軽トールワゴンの代名詞的存在であるワゴンRは、現在出ているものが6代目。エンジンルームを最小化したことで従来モデルよりも車内は広くなり、室内高が1,265mm、室内長は軽ワゴンとしてナンバーワンの2,450mmとなっています。大人4人で乗ってもリラックスできる広さです。
さらに、廉価版である「FA」を除き、すべてのグレードがマイルドハイブリッド仕様になっているため、燃費も優秀。クリープ時にはモーターのみで走行、加速時にはモーターでエンジンがアシストされますので、ガソリン代を大きく節約できます。
軽トールワゴン最高の燃費を実現したスペーシア
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | スペーシア |
JC08モード燃費 | 26.4〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1785mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2155mm | 1345mm | 1410mm | 850〜920kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
127.4〜158.9万円 | 65.5〜129.9万円 |
スペーシアは、全高1,700mmを超えるスーパーハイトワゴンに分類される軽自動車です。
販売台数ではライバル車のホンダN-BOXに差をつけられてきましたが、2017年に登場した2代目モデルから全車マイルドハイブリッド仕様に踏み切り、軽トールワゴンとしてはもっとも低燃費の最高30.0km/Lをマークしました。
天井も横もまっすぐなBOX型のため、どこに座ってもゆとりがあります。また、全シートに独立したシートスライドが採用されていますので、体格に合わせた調節が可能です。
荷室の開口部も広く、27インチの自転車もラクに積み込めます。
ファミリーにも余裕の広さ&ターボでも26km/Lを実現したタント
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | タント |
燃費 | 26.0〜28.0km/L | エコカー減税 | 100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1750mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2200mm | 1350mm | 1365mm | 940kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122〜162.5万円 | 38.5〜223.8万円 |
ファミリー層に人気のタントは、センターピラーレスの広々とした車内空間が大きな魅力の軽スーパーハイトワゴンです。
室内高1365mmの車内は、子供が立ったまま着替えもOK。シートアレンジの自由度も高く、長さのある荷物や27インチ自転車もラクラク積み込めます。
さらに車体重量を最低限に抑えるとともに、車体全体の空気抵抗を低減することで燃費を向上。ターボエンジンにもVVTやCVTサーモコントローラーを採用しているため、ターボモデルでも26.0km/L(2WD車)の低燃費を実現しています。
ダイハツの最新予防安全技術「スマアシV」が搭載されたモデルが全グレードに用意されていますので、安全性も◎です。
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