ミニカの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | 三菱 | |
| 車名 | ミニカ | ||
| 10.15モード | 19.6km/L | ||
| エコカー減税 | -％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
| 3395mm | 1475mm | 1510mm | 4.4m |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
| -mm | -mm | -mm | 760kg |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| -万円 | 11.8〜65.0万円 | ||
長い歴史を持つミニカの最終モデルは商用バン！
三菱のミニカは初代が1962年に発売され、最終モデルとなる商用バンが2011年に生産終了となった、三菱の車種の中でもっとも商標の長い歴史を持つ軽自動車です。
8代、49年の歴史は三菱だけでなく、軽自動車全体においてもダイハツのハイゼット、スバルのサンバーに次いで第3位となっています。
8代目の最終モデルは、軽2BOXハッチバックタイプの市場縮小から乗用モデルが2007年に生産を終了、以後商用バンのみが2011年まで販売されました。
乗用モデルの廃止で余った装備が商用バンにも流用され、エアコンやパワステ、前後開閉パワーウインドウ、電動格納式リモコンミラーなど豪華仕様になっていることが特徴です。
実用性を重視したシンプル設計のエントリーモデル！
8代目は当時の他の軽自動車と同じく、1998年に軽自動車規格変更の際にフルモデルチェンジされました。
すでに軽自動車の主流はトールワゴンに向いており、商用バンを乗用モデルに改造した2BOXハッチバックタイプは人気薄になっていたことから、三菱はミニカを実用性重視のエントリーモデルとして開発しました。
先代となる7代目は丸みを帯びたエクステリアを持った個性豊かな車種でしたが、8代目はコストダウンの目的もあって、単純にボンネット部分とキャビン部を繋ぎあわせただけの無個性なフォルムとなっています。
商用バンなので後部席の快適性は期待できず！
インテリアは、商用車なのでインパネ回りとトリム類はグレーで統一されていますが、シートは乗用モデルからの流用なので明るいベージュとなっており、一般的な商用バンでは見られないほどシート厚もあります。
ただし、後部席は前倒させることを前提にしているので一体型のベンチシートを採用、背もたれにはほとんど厚みがないので、大人が長時間乗るには酷な環境であることは間違いありません。
初代ミニカは、三菱360という商用バンの一部を改造して4人乗り乗用車にしたことを考えると、最終モデルの8代目が商用バンであったことは、ある意味先祖返りをしたとも言えます。
DANGANに搭載されていたのは当時の国内で初となる5バルブエンジン！
ミニカの歴史の中で最も華やかだったのは、1989年から1993年にかけて販売された6代目です。
バブル景気に開発された車種のため、車内装備に定評のある三菱らしく、当時の軽自動車では珍しかった電動パワーステアリングやパワーウインドウ、さらに運転席の前後スライドと上下アジャスターを電動で行えるパワーシートなどを最上級グレードのXGに設定していました。
また6代目登場時期は、アルトワークスやミラTR-XXなどハイパフォーマンスモデルが席巻していたこともあって、ミニカにもDANGANという高性能タイプを発売しています。
直列3気筒DOHCターボ装着エンジンには、当時の国内で初となる5バルブが採用されていました。外観は単なるミニカでありながら高性能エンジンを搭載しているDANGANは、今でも軽自動車史上の中で燦然と輝いています。
DANGANの他、現在のトールワゴンの源流となるミニカ・トッポBJなどの派生車種を生み出したのも6代目です。
DANGANはまだ中古車市場で手に入る！
8代目ミニカの商用バンは中古車市場に数多く出回っているわけではありませんが、装備やグレード、ボディカラーにこだわらなければ、状態の良い車種を探せる程度の車数が流通しています。2011年登録モデルで走行距離1000km以内という、ほとんど新車の状態でも45〜55万円の範囲内で購入が可能です。
DANGANは車数が少なくなってきているものの、まだ状態の良い車種を見つけることができます。
1997年登録モデルで走行距離が3〜4万kmの状態であれば、50〜65万円が相場となっています。修理部品に関しては新品が品薄状態になっていても中古の部品が流通しているので、経年劣化による不安はボディのサビだけで済みます。
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