ゼスト(zest)の評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | ホンダ | |
| 車名 | ゼスト | ||
| 10.15モード | 21.0km/L | ||
| エコカー減税 | -％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
| 3395mm | 1475mm | 1645mm | 4.5m |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
| 1810mm | 1315mm | 1340mm | 890kg |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| -万円 | 39.4〜89.0万円 | ||
N-BOXの前身となったトールワゴンのゼスト！
ゼストは、ホンダが2006年から2012年まで販売していた軽トールワゴンです。同社のライフとプラットフォームを共用していますが、ライフがフォルム全体に丸みを与えていたことに対して、ゼストは直線的なラインを多用、シャープなイメージを演出していることが特徴です。
ゼストには、走行性能を高めてエクステリアをカスタム化したスポーツ(後期型はスパークという名称)の派生車種があります。ボディ全体はよりスクエアなフォルムとなり、このデザインコンセプトが、その後ホンダの軽自動車復活のシンボルとなったN-BOXに引き継がれました。
派生車種のスパークは男性的イメージでカスタム化！
エクステリアはキャビンとボンネットをはっきり分ける2BOXタイプとなっており、ベルトラインは前部ドアと後部ドアで段差を設けてデザイン的なアクセントをつけています。またリアクォーターガラスは、後部ハッチバックドアのガラスと一体化させ、後部側の解放感を演出しています。
ゼストスパークは、より直線的でボリューム感を打ち出し、ダイナミックなイメージを演出する男性的なデザインがとられています。ゼストの角目ヘッドライトは丸目4灯式に、フロントバンパーはワイドに造形され、フロントサイドまで回りこんでオーバーフェンダー風に仕上げられていました。
快適性とユーティリティ性を両立させた車内空間！
全高が1.6mを超すトールワゴンなので、インテリアは乗員の快適性とユーティリティ性が重視された設計になっています。
ホンダはすでに、フィットでセンタータンクレイアウトを完成させていたので低床式になっており、トールワゴンでありながら車内高は1340mmを確保、ボンネット部分があるため車内長は1810mmと短いものの、前席のヘッドレストを外して背もたれを後倒させれば、前後席でフルフラットの空間を作ることも可能です。
ユーティリティ性でも低床設計が効果を発揮、テールゲートの開口部高さは1020mmと広く、さらに荷室地上高は530mmしかないので、女性でも簡単に自転車をラゲッジルームに乗せることができます。
サイドカーテンエアバッグは軽自動車初！
安全性能では、運転席と助手席にSRSエアバッグを標準装備、また前席と後部席のサイドにカーテン式エアバッグシステムをオプションで用意しました。これは当時、軽自動車で初めての設定です。
モノコックは、ホンダ独自のG(衝撃)コントロール技術を元に設計されています。アッパーフレームとメインフレーム、ロアメンバーを複合的に配置、衝突時のエネルギーを吸収して乗員の安全保護だけでなく、相手車両に与える衝撃も吸収する構造を実現しています。
これらの技術によって、平成18年度自動車アセスメントによる衝突安全性能の総合評価で最高クラスとなる、シックススターを獲得しました。
中古車で購入するなら最終モデルのスパークがお勧め！
ゼストに搭載されているエンジンは、直列3気筒のSOHC6バルブ、トランスミッションは4速ATのみと走行性能はやや貧素ですが、ユーティリティ性と車内空間の広さが販売台数に結びついたことから、中古車市場には豊富な車数が出回っています。
価格のボリュームゾーンとなっているのは60〜90万円で、上位には派生車種のスパークが占めています。最終登録年度となる2012年式は走行距離3〜4万kmで80〜90万円、2万km以下は100〜110万円が相場となっています。
ゼストは、2010年登録モデルで走行距離3〜4万kmでも70〜80万円が相場となっており、状態の良い車種を比較的安価で購入することができます。
年式が新しくなるほど高くなるのは当たり前ですが、ゼストのスパークは後期モデルになるほどオプションをフル装備(おそらくN-BOXを販売するための在庫整理)しているので、多少高くても豪華装備車を希望するなら2011年10月以降のスパークがお勧めです。
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