ハスラー(HUSTLER)の評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | ||
車名 | ハスラー | ||
JC08モード燃費 | 23.2〜32.0km/L | ||
エコカー減税 | 50〜100%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1665mm | 4.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2035mm | 1295mm | 1250mm | 750〜860kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
108〜166万円 | 60〜180万円 |
ハスラーの評価・特徴
ハスラー(スズキ)は2014年4月にデビューした新型車です。軽自動車では初めての本格SUVとして、爆発的と言える大ヒットを記録した車種として知られています。
特に、オフロード車の性能とスタイリング、そしてワゴンの使い勝手を凝縮した多目的な使い勝手を実現しています。その中身について詳しく解説していきたいと思います!
ジムニーとワゴンRのノウハウを凝縮
ハスラーは、ベストセラーを記録しているスズキ車のノウハウをふんだんに盛り込んで設計されています。
まず、オフロード性能については、四輪駆動車のジムニーで培った四輪駆動車のノウハウを投入しています。
その結果、175mm(4WD)、180mm(2WD)というゆとりある最低地上高を確保しているのをはじめ、車体前部の障害を回避する指標であるアプローチアングルは28度、車体後部の指標であるデパーチャーアングルは46度を確保しています。
そのため、山間部や農道などの未舗装路や積雪路など、轍が深く刻まれた路面の走破においても威力を発揮します。
一方、軽自動車規格という制約の中において、安全性やボディ剛性を維持しつつも、ゆとりある室内空間を実現するため、ワゴンRで培った衝撃吸収構造を持つ高剛性ボディ(TECT)を採用しています。
また、コンパクトなエンジンや配置の工夫によって、エンジンルームを小さくし、その分キャビンを広くするなどの無駄のないパッケージングを実現しています。
実用性とファッション性を両立!
ハスラーの最大の魅力は、その独特のデザインにあります。まず、足回りには15インチの大径ホイールを採用しつつ、偏平率60%のタイヤを履かせています。
これにより、オフロードでの走破性を実現しつつも、70〜80%偏平率のタイヤを装着したオフロード車にありがちな無骨感を和らげることに成功しており、シティユースにおける普段使いから業務での使用にいたるまで、さまざまな場面に違和感なくマッチするデザインイメージを、足元から創出しています。
一方で、フェンダーアーチや、バンパー下部のスキッドプレートを装着するなど、優れたオフロード性能を持つクルマであることもしっかりと主張しています。
しかも、実用本位の無骨なものではなく、実用性とファッション性を兼ね備えた機能美として存在している点が、ハスラーの魅力を高めています。
加えて、無駄のない2ボックススタイルとしつつも、角を落とし丸みを持たせたボディ、そして丸型ヘッドライトがおしゃれな印象をも演出しています。また、車内のデザインも、ワクワク感をもたらしてくれるユニークなデザインとなっています。
実用車としてのカッコよさから愛くるしいデザインまでを贅沢に融合させたスタイリングが、老若男女とわず、あらゆる層から高い支持を集めている要因となっています。
優れた燃費性能を実現!
このように、異なるタイプのクルマの特徴をミックスしたのがハスラーですが、さまざまな充実した装備を盛り込みつつ、軽量化を追求したことにより、車重は750〜870kgに留めています。
また、デビュー当初から搭載していた電力回生システム「エネチャージ」は、2015年5月のマイナーチェンジにより、モーターアシスト機能を搭載した「S-エネチャージ」へと大きく進化しています。
これは、従来からのリチウムイオン電池を用いたシステムを大きく改良し、モーター機能付き発電機を追加搭載することで、減速時に蓄えたエネルギーを使って加速時にモーターを作動させます。
これにより、エンジンの負担の一部をモーターに肩代わりさせることができ、結果としてガソリン消費の低減につなげています。
加えて、高効率のCVT(無段変速機)や、アイドリングストップ機構、蓄冷剤を用いることでエアコン作動時のエンジン負荷低減につなげる「エコクール」などを搭載することで、JC08モード測定燃費は、マイナーチェンジ前は最高で29.2km/Lだったのが、マイナーチェンジ後は最高32.0km/Lに向上するなど、優れた燃費性能を発揮しています。
購入について
ハスラーのラインナップについては、64psを発揮するターボエンジン搭載車と、52psを発揮するノンターボ車を用意しています。
このうち、ベーシックグレードのAはノンターボ車のみですが、普及グレードのGや上位グレードのXは、ターボの有無がセレクトできます。
加えて、全てのグレードで2WDと4WDがセレクトできます。一方、トランスミッションについては、XはCVT一択となりますが、それ以外のグレードでは5MTもセレクト可能です。
また、レーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)は、Aを除く全てのCVT車に標準装備されているのも大きなポイントと言えます。
新車価格帯は、107.8万円(A・2WD)〜162.1万円(Xターボ・4WD)となっています。一方、新車販売が大ヒットを記録したことにより、中古車小売相場も高めに推移してきましたが、新車の納期待ちの緩和や中古車市場への出回り台数が増えてきたことにより、以前に比べれば相場に値ごろ感が出てきています。
HUSTLERは中古車も比較検討してみよう!
HUSTLERは2014年1月に発売されたばかりですが、爆発的なヒット商品となり、中古車市場には早くも状態の良い車種が数多く流通しています。
中古車市場でも人気車種のため、新車からの価格下落率は低いものの、新車状態ではメーカーオプションとなっているスマートフォン連動ナビゲーションやステアリングオーディオスイッチ、さらにボディとルーフの色を変えた2トーンルーフなどをすでに装着していることが多く、新車購入に比べると強い割安感があります。
たとえば中間グレードとなるG・Gターボの新車販売価格は、2WDのCVTミッションで133.2万円、2トーンルーフで137.5万円となりますが、中古車の場合、この価格でナビ装着のGグレード未登録車、つまり新車状態が購入できます。
HUSTLERは販売から1年余りしか経っていないのでオーナーが売却した車は少なく、全体的に走行距離が短い車種なので状態が良く、オプションをフル装備している車を比較的簡単に見つけることが可能です。
またHUSTLERはマツダにOEM供給しており、「フレアクロスオーバー」の名称で販売されています。中古車市場では車数の少ない車種ですが、中古車販売店によっては取り寄せも可能なので、有名中古車販売店に見積もり依頼すれば、HUSTLERを安く手に入れる選択肢が広がります。
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ハスラーのいいところ
軽自動車の中でも、見た目に他と異色の雰囲気を醸し出しているのが「スズキ ハスラー」です。
軽自動車でありがちな「女性向けのキュートなイメージ」を感じさせない、クロスカントリー向け4WDの風格を持つのは、現行車の中でも唯一と言ってもいいでしょう。
発売に先駆けて2013年の第43回東京モーターショーでのお披露目の場でも、一番の注目株として取り上げられました。
スズキの軽自動車の中で「kei」が廃番になった後、ワゴンRをベース車としたクロスオーバータイプに生まれ変わり、2013年冬、新たに発売されました。
長らく愛用者が多い「スズキ ジムニー」程のハードさは感じさせず、街乗りとしても充分に景色に馴染むデザインになっています。
特徴的なフロントの丸ライト、ハイトでアクティブなイメージを湧かせる外観でありながら、ボディーカラーは5色11パターンにも及び、ビビッドなピンクやオレンジ、ブルーなども展開されていて、女性目線でも抵抗なく乗ることができます。
アイドリング中にエンジンがストップしても、エアコンの風温はそのまま保たれる「エコクール」が採用されています。
ハスラーの燃費
エンジン仕様はJC08モードでは32.0Km/L(2WDのCVT車参考)という異例の燃費の良さです。 減税対象で平成27年の燃費基準も達成しています。
最近は同じくJC08モードで30Km/Lを超える軽自動車も多くなってきた中で、この車体のデザイン性とハイトワゴンという条件を考えると、人気が急上昇しているのもうなずけます。
スズキの専売特許である「エネチャージ」を採用していて、アイドリング中の無駄なガソリン消費を抑えつつ、高効率のリチウムイオンバッテリーでの発電が可能です。
減速中にアクセルオフする時点でアイドリングストップが働き、ブレーキを踏んで13Lm/Lになるとエンジンが自動停止、ブレーキから足を離す(ハンドルを動かす)ことですぐにエンジンが起動するという流れで無駄なガソリンの消費を抑える事ができます。
ハスラーの価格
ハスラーの新車価格は108〜166万円となっており、同じワゴンタイプの軽自動車の中で比べるとリーズナブルな価格帯となっています。
デザイン性の高さやターボ仕様があることを考慮しても全体的に値ごろ感があります。少数ながらAT車やCVTでなくMT車に乗りたいという人にはMT仕様が準備されており、他のグレードと比べ安く購入することができます。
バンタイプの軽ワゴンでも同様の価格帯はありますが、スタイリッシュなデザインとこだわりの感じられる外観を考えると、妥協せずにリーズナブルに購入できる車です。
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