エッセ(Esse)の評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | ||
車名 | エッセ | ||
10.15モード | 19.4km/L | ||
エコカー減税 | -%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1470mm | 4.2m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1795mm | 1300mm | 1225mm | 720kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
-万円 | 24.8〜61.8万円 |
エッセは走りも良い軽量コンパクトの2BOXハッチバックカー!
エッセは、ダイハツが2005年から2011年まで販売していた軽2BOXハッチバックカーです。シンプルなデザインと装備が特徴で、価格を安く設定したエントリーモデルという位置づけで開発されました。
パステル調のボディカラーや見やすいセンターメーターなど、販売当初は若年層女性をターゲットとしていましたが、軽量コンパクトな設計が高い走行性能を生み出したことにより、若年層男性からも高い支持を受け、エッセ発売の1年後にはカスタムも登場しました。
センスをさり気なく漂わせるシンプルな台形フォルム!
エクステリアは、軽2BOXハッチバックの典型的なデザインで、AピラーとCピラーをルーフに向けて傾斜させた安定感のある台形フォルムを採用しています。
フロントからリアエンドまでシルバーメッキ類の加飾はなく、フロントバンパー内に左右非対称のロアグリルを設けていることが個性を主張しています。
一見特徴のないデザインですが、台形の塊感とフロントマスクの柔らかい雰囲気は、1972年に登場してヨーロッパのベストセラーカーとなったルノーサンクに似ており、シンプルな中にも個性をさりげなくアピールするセンスが潜んだフォルムといえます。
自然の色をモチーフにしたボディカラー!
ボディカラーは、エッセのイメージカラーとなるサンシャインイエローをはじめ、自然の色の優しさや柔らかさをモチーフにした種類が揃えられており、全8色はすべて内装とコーディネートされています。
インパネ回りはダッシュボードセンターに1眼メーターを配置、その下にオーディオ、エアコンスイッチ類、そしてフロアにシフトレバーがあり、操作性をすべて中央に集めていることが大きな特徴で、ディーラーオプションにはボディカラーと同色のインパネパネルやカーペットマット、メーターパネルなどが用意されていました。
精悍なブラック塗装で登場したカスタム!
カラフルなボディカラーといっても、自然の色をモチーフにしているので男性が乗っても違和感はないのですが、そんな色には乗れない、という男性のために用意されたのがカスタムです。
エクステリアには前後にエアロパーツをつけ、14インチのアルミホイールを装着、バンパーにフォグランプを追加してブラック塗装で登場しました。
インテリアの配置はエッセと変わりありませんが、内装色は外装と同じくブラックで統一、ドライバーから見やすいように1眼メーターの右側にタコメーターを装備したことがカスタムらしいポイントになっています。
専用チューンでレースの出場車両に選ばれたことも!
エンジンは現在、ダイハツの主力となっているKF-VE型が搭載されました。このKF-VE型は自然吸気式ですが、58PS/7200rpmと高出力に設計されています。
エッセの車重は720kgと軽量なので、パワーウェイトレシオ(1PS当たりの車両重量:値が少ないほどスポーツ走行に向いている)は12.06kg/PSとなることから、スポーツ走行が好きな男性から注目されました。
ダイハツ直系のチューニングメーカー、D-SPORTからはアフターパーツ類が多く販売され、車体とチューン費用が安く上がることからダイハツチャレンジカップの出走車両に選ばれたこともあります。
2011年に生産を終了しましたが、軽自動車の隠れた名車の1台であることは間違いありません。
中古車市場には豊富な車数があるので年式の新しい車種を!
エッセは6年間しか販売されませんでしたが、安価だったため好調な販売成績を残しました。その影響で中古車市場にも豊富な車数が流通しています。
ボリュームゾーンとなっているのは35〜50万円の範囲内で、登録最終年度となる2011年式の走行距離2〜3万km前後という状態の良い車種でも、45万円前後で購入することができます。
新車販売価格そのものが低いので、中古車販売価格は状態による差額が少なく、2009年登録モデルで走行距離5万km前後でも35〜40万円が相場となっています。わずかの差であれば若干多めの出費でも、年式の新しい車種を購入した方が無難です。
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