ハイゼットトラックの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | ダイハツ | |
| 車名 | ハイゼットトラック | ||
| JC08モード燃費 | 17.4〜21.0km/L | ||
| エコカー減税 | -- | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
| 3395mm | 1475mm | 1780〜1885mm | 3.6m |
| 荷台長 | 荷台幅 | 荷台高 | 車両重量 |
| 1945mm | 1340mm | 285mm | 1200〜1310kg |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 65.34〜132.84万円 | 49〜262.6万円 | ||
ハイゼットトラックの評価・特徴
ハイゼットトラックは、ダイハツが販売する軽自動車規格のトラックです。市場への投入は1960年と非常に古く、それ以降何度もモデルチャンジを繰り返しながら現在に至ります。
初代の発売以来、2014年7月末までの累積生産台数が398万台を超えるという、超人気モデルでもあります。
現行車である10代目の発売開始は2014年9月ですが、これは9代目の登場から15年8カ月ぶりのモデルチェンジでもあります。
そのため、車名以外のほぼすべての個所が刷新されるほどの変更を受けていると考えられます。大幅に刷新されたハイゼットトラックの魅力をご紹介しましょう。
販売台数5年連続日本一（※）の実力
（※）2010〜2014年、国内軽・小型・普通トラック車名別年間新規届出・登録台数
冒頭で触れたように、ハイゼットトラックは非常に長い歴史を持つ軽のトラックです。長い期間にわたり市場に受け入れられてきたモデルでもあり、2010〜2014年の5年間では、国内の軽・普通トラック部門での新規登録台数で毎年日本一に輝いています。
ハイゼットトラックの実力は、これほどの長期間、多くのプロに愛用されている事実に何よりも表れています。ハイゼットトラックの魅力は、その使いやすさ、経済性、堅牢さのトータルバランスの良さといえるでしょう。
今回のモデルチェンジに際しては、ダイハツのスタッフが実際のユーザーを訪問して声を聞き、それを開発に反映させたとのこと。
今回のモデルチェンジでは、仕事で使う軽トラックに求められる積載性や耐久性、居住性、防錆などの基本性能を進化させ、さらに仕事環境の変化にも対応する多様性を持たせるなど、非常に多くの変更が盛り込まれています。
ハイゼットトラックで注目したいのは、ボディのバリエーションがたくさんある点です。
ハイゼットトラックでは、標準的なキャビン部を持つ「スタンダード」の他に、頭上空間に余裕を持たせた「ハイルーフ」やシート後方にキャビン部を延長した「ジャンボ」をラインナップ。使用環境や乗員の要求に合わせて、より適したモデルが選べるようになっています。
ちなみに、ハイルーフ仕様は、スタンダードに比べて＋90mmの頭上空間を確保しています。このため、ヘルメットを着用したままでもゆとりをもって運転や乗降が可能になりました。
また、ジャンボ仕様は、余裕があるキャビン空間を活かしてシートのスライドはもとよりリクライングをも可能にしています。
この他、多くのボディカラーを持つのもハイゼットトラックの大きな特徴でしょう。オレンジやピンク（ライトローズマイカ）などの女性らしい色が用意されているのは、軽自動車とはいえ、トラックでは非常に珍しいことです。
搭載能力、省燃費、防錆。仕事を支える、高い基本性能
ハイゼットトラックは、現場での仕事を支える重要な車両です。その分野で長年、高い販売実績を残してきたのは、業務に使う際に重要な基本性能がしっかりしていることでしょう。
ダイハツでは、ハイゼットトラックの魅力として、「荷台の長さNo.1」、「走行燃費No.1」、「防錆鋼板No.1」の3つの“No.1”を挙げています。
「荷台の長さNo.1」は、軽トラックでトップクラスのガードフレーム荷台長(1945mm)を示すものです。長さ・幅とも余裕のあるサイズなので、無駄なく荷物が積め、20Lのポリタンクなら40個もの荷物が積載可能です。
「走行燃費No.1」は、19.6km/L(JC08モード 2WD MT車)に代表される、高い省エネ性能を示しています。これは、低燃費とパワフルさを両立したTOPAZ NEO（トパーズ ネオ）エンジンによって実現されています。
また、オプションのエコパックを選択することで、さらなる省エネを実現することも可能となっています。
「防錆鋼板No.1」は、アッパーボディの全面に防錆鋼板を使用していることを示すものです。これは、軽のトラックで唯一のことであり、ハイゼットトラックがサビに非常に強い車体を持つことを意味しています。
サビに対する保証も充実しており、サビによるボディ外板の穴あきで5年、ボディ外板の表面のサビに対しては3年のサビ保証を設けています。
さらに、フレーム下回りの防錆を強化したり、飛び石によるダメージからサビの発生が予想される箇所には樹脂パーツを使用するなど、徹底的なサビ対策が施されています。
目的に応じて選べる、10種類のオプションパック
ユーザーの声を反映させた設計や開発は、キャビン以外でも実を結んでいます。その代表が、豊富に用意された「オプションパック」です。
これは、充実させたいテーマごとに、複数のオプションをパックにしたもの。たとえば外観をカッコよく演出する「スタイリッシュパック」では、メッキのフロントグリルやホイールキャップなどがセットになっています。
ハイゼットトラックには、この他にも省エネから荷台装備の充実まで、10種類のオプションパックが用意されています。複数のパックを組みわせることも可能なので、自分好みのハイゼットトラックに手軽にカスタマイズすることが可能です。
オプションパックには、次のようなものがあります。
スタイリッシュパック
メッキパーツ、ハロゲンフォグランプ、トップシェイドガラスなどをパック。ユーザーの個性を発揮できる装備です。
省力パック
キーレスエントリー、パワーウインドウ、パワードアロックのパック。乗降時や駐車券の受け取りなどに便利なパックです。
ストロング防錆パック
強力な防錆を施したパック。ボディ下回りにもアンダーコート・防錆ワックスを追加しています。
キャビンパック
リアのスモークガラスや大型の乗降グリップ、ドアポケットなどをパック。シート素材には撥水加工が施され、ギャビン内での使い勝手が向上します。
選べるカラーパック
7色のボディカラーを用意。ドアミラーとドアのアウターハンドルはシルバーになります。車体色に合わせて、オーディオ部など内装の一部も色が変更になります。
荷台パック
T字フックと可倒式ストッパーを装備したガードフレーム、格納式のテールゲートチェーン、大型の荷台作業灯をパック。荷台での作業を効率化します。
エコパック
走行路や積荷に応じて走行モードを切り替えることにより、さらなる低燃費を実現する機能を提供するパックです。空荷や軽い荷物で一般道を走る時にはHiモードを、重い荷物で山間路を走る場合はLoモードを選択します。
安全パック
助手席にSRSエアバッグを装着するパックです。電子制御式制動力配分システム付きのABSも装備されます。
ビューティパック
スーパーUV＆IRカットガラスとバニティミラー、スーパークリーンエアフィルターをセットにしたパックです。
農業女子パック
ビューディパックと選べるカラーパックを合体したパックです。テールゲートには、農業女子プロジェクトのステッカーを装備。
ハイゼットトラックは中古車も検討してみよう！
ハイゼットトラックは、仕事でバリバリと使われることが多い車両です。そのため、どのような物を積み、どのような使い方をされたかによって中古車の状態は大きく違ってきます。
中古車の場合は、走行距離が程度の把握に使われることが多々あります。しかし、毎日の仕事で使われた車両に関しては、走行距離は決定的な判断材料にはならない場合があります。ここが、業務用として使われた中古車の難しいところです。
たとえば、商店の品物を販売するのに使われていた車両でも、運転する人によって差がでることがあります。オーナーの店主やその家族が運転していた車両と、その店舗に雇われた人が運転していた車両では、長年の間に大きな差が出ることがあります。
このような使用環境で程度に差が出やすい車両の場合、保証の残った新しい車両を選ぶのが安全です。その点、2014年9月に発売となった現行のハイゼットトラックは、中古車として購入するにはちょうど良いタイミングと思われます。
先に紹介したように、ハイゼットトラックには長期のサビ保証が付いています。また、2014年9月の発売であれば、車検のたっぷり残った車両が選べます。
ミッションがマニュアルで構わなければ、一番安いモデルが65万円程度で買えるのがハイゼットトラックです。中古車であれば、さらに安い価格で車両を購入することも可能になります。
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