Keiの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | ||
車名 | Kei | ||
10.15モード | 16.6km/L | ||
エコカー減税 | -%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1550mm | 4.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1685mm | 1260mm | 1265mm | 830kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
-万円 | 18.5〜79.0万円 |
Keiはオンロードでもオフロードでも似合うクロスオーバーSUV!
スズキのKeiは、1998年の軽自動車規格変更に合わせて開発されたクロスオーバーSUVで、2009年までフルモデルチェンジを行うことなく販売を継続したロングセラーモデルです。
ヘビーデューティーなSUVのジムニーとオールラウンドな利便性を持つワゴンRの間を埋めるという位置づけで、オンロードでもオフロードでも似合う車種として『遊び心』を求める若年層から高い支持を集めました。
Keiの生産終了後、再発売を望む声が多いことから、スズキの会長、鈴木修氏がトップダウンでクロスオーバーSUVのハスラー開発指示を行ったことは有名な逸話です。
ジムニーとワゴンRのメリットをちょっとずつ備えたパーソナルカー!
エクステリアは、ボンネットとキャビンをはっきりと分けた2BOXタイプで、悪路走破性を高めるために14インチタイヤを履き、最低地上高を185mmに設計しています。
全高は都市圏の立体駐車場に入庫できることを目的にしているので、1550mmに抑えています。最低地上高を上げながら全高を抑えており、さらにボンネットを設けた2BOXタイプなので、一般的な2BOXハッチバックの軽乗用車よりも狭い車内空間となっています。
悪路走破性ではジムニーに劣り、車内空間ではワゴンRに及びもつかないという中途半端ぶりですが、逆にそのどちらの良さもちょっとずつ持っているという性能がパーソナルカーとしての特徴となり、以後、軽自動車でもクロスオーバーSUVが売れるという既成事実を作ったベンチマークとして、各軽自動車メーカーが追従しました。
派生車種のワークスはホットハッチ!
Keiには、オンロード走破性を高めたスポーツとワークスの2種類の派生車種があります。スポーツは2000年10月にアルトワークスの生産終了に伴い、スポーツモデルを望む声が多いことから追加されたモデルで、専用サスペンションや専用エアロパーツが装着されました。
このスポーツを発展させたのが、ホットハッチのワークスです。タイヤは165/60R15に拡大され、サスペンションはさらに強化、前輪のベンチレーテッドディスクブレーキに加え、後輪にもディスクブレーキが採用されました。
スズキの軽フラッグシップモデルというポジションから、エクステリアにも大幅な変更が施されており、特にフロントのラジエーターグリルを左右非対称にして『只者ではない』迫力のあるデザインとなっています。
座った瞬間に走る喜びを感じさせるインテリア!
インテリアも、ドライバーが座った瞬間に運転する楽しさを期待できる装備が整っています。
シートはリクライニングが可能なバケットタイプのレカロを装着(軽サイズに合わせているのでやや小ぶりなところが残念と言えますが)、小径ステアリングは本革巻き製で、正面の2眼メーターはホワイトタイプに変更されています。
Keiの生産終了と同時にワークスの名称も消滅しましたが、2015年12月、アルトにワークスが復活しました。スパルタンなホットハッチを作り続けるスズキに、自動車メーカーとしての矜持が感じられます。
ワークスを中古車で購入するなら必ず試乗を!
Keiは販売成績が好調だったことから、中古車市場には車数が豊富にあります。しかし販売終了からすでに7年以上経過しているので状態の良い車種を探す必要があります。
特にKeiワークスは激しい走行をした可能性だけでなく、改造した車両を元に戻して販売しているケースもあるので、必ず試乗して不具合がないことを確かめてください。
Keiの場合、2006〜2008年登録モデルで走行距離5〜6万kmと十分な実用性を持つ車種は40〜55万円、Keiワークスの同年式、同走行距離は70〜80万円がボリュームゾーンとなっています。
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