セルボの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | ||
車名 | セルボ | ||
10.15モード | 18.0km/L | ||
エコカー減税 | -%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1535mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1840mm | 1255mm | 1245mm | 790kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
-万円 | 34.0〜59.0万円 |
初代のスペシャリティカー・コンセプトを再現した5代目セルボ!
スズキのセルボは、初代が1977年の発売と歴史の長い車種で、現在最終モデルとなっている5代目は、2006年から2009年まで販売されていました。男性をターゲットとして開発されており、スタイリッシュなデザインと上質な車内装備を備えています。
初代セルボは、イタリアのジウジアーロがデザインしたフロンテ・クーペを踏襲したスタイルで、高い評価を得ました。
2〜3代目はキャビン後部を箱型にするというやや奇抜なフォルムのために販売が伸び悩み、1990年にセルボは一時的に製造を終了します(1990年からはセルボモードが販売されていました)。
5代目は、先祖返りとも言うべきコンセプトでスペシャリティを強調しましたが、時代はトールワゴン全盛のために、パッケージは高く評価されながらも販売成績に結びつかず、わずか4年弱で再びラインナップからセルボの名前が消えました。
弾丸のような力強い流線型のフォルムがエクステリアの特徴!
初代セルボは2ドアクーペのスタイルで、当時の軽自動車の主流だったリアエンジン・リアドライブ(RR)方式を採用していたため、後部席はほとんど補助的な役割しかしませんでしたが、パーソナルカーと割り切ったそのデザインは先鋭的で今でも古さを感じさせません。
セルボのスペシャリティカーというコンセプトは、初代で確立されていました。5代目セルボは初代のコンセプトに戻り、エクステリアはデザインが優先されています。
初代に見られたフロントからリアエンドまで一体化したワンモーションフォルムを採用、ボディサイドにはキャラクターラインを入れてシャープなイメージを演出、さらにベルトラインから下の塊感を強調して、まるで弾丸のような流線型を形作っています。
総アルミ合金製のK6A型エンジンを搭載!
搭載されているエンジンは、スズキの1世代前となるK6A型で、自然吸気とインタークーラー付きターボチャージャー装着の2種類が用意されていました。
特に2007年に発売されたSRは、軽自動車初となる直噴型ターボを搭載、これに7速マニュアルモードを組み合わせて走行性を重視したモデルに仕上げています。
このK6A型エンジンはスズキのハイスペックモデル、1世代前のアルトワークスにも搭載されていたエンジンです。
総アルミ合金製なので軽量であることに加え、レースでも活躍できるようにハイパワーを引き出すチューニングが行われることを最初から想定して設計されています。現在でも多くの車種に搭載されており、公道レーサーで有名なケーターハム・セブンにも供給されています。
Bluetoothでハンズフリー通話ができるオーディオ!
デザイン性と操縦性を重視したモデルなので、現在のトールワゴンに比べれば車内空間はやや狭くなり、ユーティリティ性も劣ります。
その分、車内空間を居住性に当てているので乗員の快適性は確保されており、特に前席シートにはホールディング性の良いセミバケットタイプが使用されています。
インパネ回りはブラックで統一され、特に初期のモデルはシルバー加飾をさりげなく配置するなど、シックなデザインにまとめられています。また、オーディオに携帯電話やスマートフォンとBluetooth接続によるハンズフリー機能が備わっています。
中古車市場では状態の良いSRが高値傾向!
販売終了からすでに6年以上経っていること、販売期間が短かったこと、販売台数が少なかったことなどから中古車市場にはあまり多くの車種が出回っていません。しかもセルボのSRは販売終了後から人気の出た車種であるため、状態の良い車種は比較的高値で取引されています。
登録最終年度となる2009年式で走行距離2〜3万kmのSRは90〜110万円、年式が落ちて走行距離が5〜6万kmでも80〜90万円が相場となっています。
価格のボリュームゾーンとなっているのは40〜60万円で、この範囲内にSRはありませんが、ミドルグレードのGは多く販売されています。走行距離も4〜6万kmが中心なので、走行性能にこだわらなければお買い得の1台が見つかるはずです。
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