アクティトラックの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | ||
車名 | アクティトラック | ||
JC08モード燃費 | 16.2〜18.4km/L | ||
エコカー減税 | -- | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1735〜1745mm | 3.6〜3.7m |
荷台長 | 荷台幅 | 荷台高 | 車両重量 |
1940mm | 1410mm | 290mm | 770〜830kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
79〜117.96万円 | 48〜129.8万円 |
アクティトラックの評価・特徴
アクティトラックは、ホンダが販売する軽のトラックです。初代は1963年に登場し、4代目となる現行モデルは2009年に登場しました。
同時期に初代が登場した他社の軽トラックに比べ、アクティトラックのモデルチェンジ回数は少ないといえます。これは、アクティトラックが初代から高い完成度を持っていたということでもあります。
たとえば、現行モデルでミッドシップ(車体後部にエンジン)にレイアウトされているエンジンは、初代から搭載位置が変わりません。アクティトラックは、このエンジンレイアウトによって空荷時にも駆動輪が空転しな優れた運動性や、静粛性に勝るキャビンを実現しています。
その他の特徴をご紹介しましょう。
トラックとしての基本を備えた、シンプルなモデル構成
アクティトラックは、業務での利用を中心に考えられた車両です。そのためか、装備や機能にはシンプルさをベースとした意志が感じられます。
アクティトラックには、駆動方法や装備の違いによって、4つのタイプが用意されています。
その中で一番シンプルな「STD」では、ボディカラーが白(タフタホワイト)一色の設定であり、オプションとして選べるのはマニュアルのエアコンのみとなっています。
また、ミッションは5速のマニュアルのみ、駆動方法は後輪2WDのみと非常にシンプルです。
しかし、このSTDであっても“モノを運搬する”という用途においては妥協がありません。アクティトラックの荷台長は1940mmとトップレベルで、荷台床面高も660mmという使いやすい低さを実現しています。
この他、急勾配の段差超えなどでもボディ底が接地しにくい1900mmのショートホイールベースや重い荷物の積載時にも安定した走りをもたらすサスペンションとセッティングを採用。ミッドシップにレイアウトされたエンジンと相まって、高い走行性能を実現しています。
これらの車両としての基本設計の高さは、搭載する荷物の種類や利用する場所を選ばず、アクティトラックをあらゆる場面で利用可能な頼れる仕事の道具と感じさせてくれるでしょう。
駆動方法を自動で切り換えるリアルタイム4WD
アクティトラックに用意された4つのタイプのうち、STD以外では駆動方式として4WDの選択が可能です。
アクティトラックの4WDは、路面の状況に応じて2WDと4WDを自動的に切り換えるリアルタイム方式です。このため、運転中にも特に操作を意識することなく、安定した走行ができます。
もちろん、切り換え操作の必要もありませんから、この手の操作や仕組みに不案内な女性や高齢者でも安心して運転できます。
アクティトラックに採用されているリアルタイム4WDは、通常時は後輪のみによる2WDで走行を行います。このため、カーブでのハンドル操作が自然で、燃費にも優れるという特徴があります。
2WD状態で走行中、たとえば道路上が凍結して駆動輪がスリップしたような場合、自動的に前輪にも駆動力が伝わり4WDとなります。滑る場所を通過するときだけ4輪に駆動力を伝える4WDは、安定した走行に大きく寄与します。
唯一、覚えておくべきなのは、この4WDモデルの設定があるのは、5速マニュアル車のみということです。2WD車は、先に触れたSTDモデル以外でマニュアルとATが選べます。
しかし、ミッションがATで4WDという設定は、今のところありません。これは、今後のモデルチェンジに期待したいところです。
農作業に特化した、ATTACK(アタック)
「ATTACK」は、アクティトラックの中でも、特に畑や田んぼなどの農地での利用を想定したモデルです。装備としては、荷台にガードパイプ付きの鳥居(ガード)を設け、さらに荷台作業灯も標準で装備されています。
このモデルで特筆すべきなのが駆動系です。「UL/UR」(ウルトラロー/ウルトラリバース・ギア)と名付けられたそのミッションは、リアにデフロックが付いています。
そのため、たとえ片方の後輪が地面から浮くような状況でも、確実に車両を移動できます。UL/URを備えたモデルは、アクティトラックではATTACKモデルだけです。
ちなみに、ウルトラロー/フルトラリバースとは、人が歩くような非常にゆっくりとした速度で車両を進める機能のこと。この機能は、ぬかるみからの脱出や滑りやすい状態にある急坂道などからの発進などで大いに役立ちます。
また、スタックした農作業車をロープで牽引・救出する際などにも利用できる、非常に有用な機能です。
アクティトラックは中古車も検討してみよう!
アクティトラックは、現行モデルとなる4代目が2009年に登場した車両です。そのため、登場してまだ1年や2年程度のライバル車と比較すると、カタログ上の燃費で少々見劣りを感じることがあるかも知れません。
しかし、車両の市場投入からから時間が経過し、中古車市場における販売価格がこなれているのは事実。もし、長距離を頻繁に走るのでなければ、非常にお買い得なモデルだといえます。
注意点としては、アクティトラックは車両としての基本はしっかりしているものの、快適装備はオプション扱いになっているということです。
たとえば、エアコンは、上級モデルの「TOWN」以外はマニュアル扱いとなります。実際に、エアコン無しの中古車が売りに出されていることも多々あります。価格の安さで選ぶと、このような車両しか見つからず、時間を無駄にします。
もしエアコンやキーレスエントリーなどの機能が必要なら、それらが標準で装備されたTOWNグレードを検索すると良いでしょう。
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