eKスペースの評価・レビュー
写真 | 概要 | 詳細 | |
---|---|---|---|
メーカー | 三菱 | ||
車名 | eKスペース | ||
JC08モード燃費 | 20.4〜22.2km/L | ||
エコカー減税 | 20〜25%減税 | ||
< 主要スペック > | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1775mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2235mm | 1320mm | 1450mm | 920〜1000kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
123.9〜169.0万円 | 84.9〜124.8万円 |
女性好みにフェイスリフトされたeKスペース
三菱自動車の軽スーパーハイトワゴン、eKスペースが2016年12月にマイナーチェンジを行いました。
基本構造は従来のままですがエクステリアではフロントマスクの変更、インテリアでは快適装備が追加された他、安全装置や燃費効率機能にも改良が施されています。
ナノイー搭載で後部席も快適空間
前期モデルはフロントマスクを直線構成にデザイン、ラジエターグリルをヘッドライトと一体化させてシャープなイメージを持たせていました。
マイナーチェンジ後はヘッドライトとラジエターグリルを切り離して小面積の台形型にし、ロアグリルやバンパーコーナーに丸みを与えてソフトなイメージに仕上げています。
軽スーパーハイトワゴンの購買層は小さな子供を持つ女性が圧倒的に多いことから、その訴求対象に向けたデザイン変更といえます。
インテリアデザインに変更はありませんが快適装備が加わっています。後部席の空気を循環させるリアサーキュレーターにはナノイー機能が搭載されました。
ナノイーとは弱酸性の水に包まれた微粒子イオンのことで、これを車内へ満たすことにより髪や肌に付着した嫌な臭いを脱臭、花粉などのアレル物質や菌・ウイルス発生の抑制を行います。
またシートには福井の繊維メーカー、セーレンが開発した「イノドールクイック瞬間消臭」が使われています。
これは独自技術によるセラミックスで臭いを吸着させ、金属イオンの働きで臭いを分解する機能を持っています。子供の食べこぼしや汚れたままの服で乗車した時でも臭いの心配を削減します。
燃費効率を向上させた2つの新機能
安全装置は低車速域衝突被害軽減ブレーキシステムのFCM-Cityが搭載されています。
これはフロントガラス上部に設置されたレーザーレーダーが前方の障害物や先行車両を検知、衝突の危険を察知した際、強力な自動ブレーキが働いて約15km/h以下であれば衝突回避の可能性が高まり、約30km/h以下であれば衝突の被害を軽減させることができます。
予防安全装置がついていない車種よりは安全性が高くなるものの、レーザーレーダーは歩行者や自転車を検知することができず、カメラを備えていないので車線逸脱機能が備わっていません。
スズキやダイハツのライバル車が装備している安全装置に比べると大きく遅れを取っていることは否めません。
2016年にeKスペースを販売自粛まで追い込んだ燃費問題は2つの燃費効率改善機能を搭載したことによって改善されました。
1つめはアシストバッテリーで、減速時における回生エネルギーを電気に変えてアシストバッテリーにチャージ、この電力を電装品へ回すことで余計なエンジンの可動を抑えることができます。
2つめのオートストップ&ゴーはアイドリングストップの進化版で、ブレーキペダルを踏んだまま減速、約13km/h以下になるとエンジンを停止させてアイドリングストップ状態になる機能です。
減速から停止せずに加速する時、ブレーキペダルから足を離すと自動的にエンジンを再始動させます。この2つの機能により、JC08モードは22.2km/Lまで伸びました。
カスタムモデルも同時にマイナーチェンジ
今回のマイナーチェンジではカスタムモデルも同時に改良されました。
前期モデルのフロントマスクは三菱のSUVと同じくシルバーメッキの格子柄が採用されていましたが、水平基調のデザインに変わり、ロアグリルはバンパー上部から下部まで広がる大面積型になってアグレッシブなイメージを作り出しています。
またメーターパネルにはハイコントラストの照明を使い、タコメーターを装着してスポーティな雰囲気を出しています。なお、基本的な走行性能はeKスペースと同じです。
eKスペースの中古車は安値傾向
eKスペースとカスタムの後期モデルは2016年12月に発売されたばかりなので中古車の購入はできませんが、前期モデルは中古車市場に多く出回っており、軽スーパーハイトワゴンとしては比較的安値傾向が続いています。
2014年登録モデルで走行距離2〜3万kmと状態の良い車種が80〜90万円の範囲内で購入でき、2016年登録モデルで車検付き走行距離1万km以内と極上状態の車種でも130〜140万円が相場となっています。
燃費効率は後期モデルよりやや下がりますが、車内空間の広さはまったく同じなのでユーティリティ性や快適性に違いはありません。
車内装備はライバル車に比べると上質に仕上げられているので新車購入を検討しているのであれば、平行して状態の良い中古車も選択肢に入れることをオススメします。
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