ライフの評価・レビュー
| 写真 | 概要 | 詳細 | |
|---|---|---|---|
 |
メーカー | ホンダ | |
| 車名 | ライフ | ||
| JC08モード燃費 | 16.0〜19.6km/L | ||
| エコカー減税 | 0〜50％減税 | ||
| < 主要スペック > | |||
| 全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
| 3395mm | 1475mm | 1610〜1655mm | 4.5〜4.7m |
| 室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
| 2005mm | 1295mm | 1315mm | 810〜950kg |
| 新車価格 | 中古車相場価格 | ||
| 100.8〜165.4万円 | 5〜90万円 | ||
ライフは乗用車ベースの軽ワゴン
ホンダのライフは1971年〜1974年（初代）、および1997年〜2014年（2代目〜5代目）に新車として販売されていた軽自動車です。
2代目以降のライフは、同社のアクティのようなキャブオーバータイプのワゴン／バン車とは異なり、トゥデイやシティ、あるいはシビックなどで培ったハッチバックやセダンなどの乗用車の開発ノウハウを注ぎ込んで設計した、言わば乗用車ベースの軽乗用ワゴンです。
そのため、アクティのような床下にエンジンを置いた後輪駆動方式ではなく、フロントに独立したエンジンルームを持った前輪駆動車（FF）となっています。
また、前輪駆動車のみならず、フルタイム4WD（ホンダではリアルタイム4WDと呼称しています）車の設定もなされています。
運転席の位置は通常の乗用車と同じように、車体の中央近くにあるなど、自然な運転感覚をドライバーにもたらします。加えて、高いアイポイントによる視界の良さや死角低減といった効果も提供しています。
一方、ホンダは2011年に、これまでの新型車開発とは一線を画した新シリーズとして、Nシリーズのバリエーション展開を開始しました。
これに伴って2013年には、ライフと類似した車格帯に新型車のN-WGNを新たに投入したことで、併売状態となったライフの販売数量は減少し、2014年4月をもって新車の販売を終えました。
つまり、現在はライフの新車販売はされておらず、中古車としてのみ入手可能な絶版車種ということになります。
最終モデルの燃費性能はリッター19.4kmまで向上！
すでに販売が終了した車種ではありますが、他車種と同様、ライフはモデルチェンジを重ねるごとに、その時点での新たな装備や性能向上策を盛り込むといったさまざまな進化を遂げてきました。
最終型となった5代目モデルでは、キーを取り出さずに運転可能な「スマートキーシステム」を下位グレード以外に標準装備しているほか、ディスチャージヘッドランプ装着車を上位グレード（ディーバおよびディーバターボパッケージ）に標準装備しています。
加えて、Nシリーズのイメージを受け継ぐ迫力あるデザインを採り入れているほか、52psを発生するi-DSiエンジン搭載車のみならず、64psを発生するパワフルなインタークーラーターボ搭載車も設定しています。
さらに、燃費性能についても、最高19.4km/L（2WD・ノンターボ車）、あるいは17.6km/L（2WD・ターボ車）まで向上させるといった改良を重ねています（いずれの数値もJC08モード測定値）。
このように、ライフは進化を続けることで、装備面でも性能面でも魅力あるモデルとなっています。
コストパフォーマンス重視の人にお勧めできる車種！
ライフの中古車価格は、販売終了モデルとなったことで、卸売相場も小売相場も共に値ごなれしています。
このうち、中古車販売店における店頭小売価格は、販売期間が長かったこともあって、価格にかなりの幅があります。
これらのうち、骨董品的価格となっている初代モデルは除外しますが、2代目モデルでは1桁万円台（10万円未満）のものから20万円程度が主流ですし、最終の5代目モデルでは、マイナーチェンジ前の型で30〜60万円ぐらい、マイナーチェンジ後の型では60〜90万円程度のものが多くなっているようです。
N-WGNなどの現行の最新モデルと比べて、ライフは性能面や新鮮さという点ではどうしても劣るものの、その分、それなりに安く買えることになるわけで、「最新モデルでなくても構わないので、よいものを安く買いたい」という考えをお持ちの人にとっては、コストパフォーマンスに秀でたお買い得な車種であると言えるでしょう。
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