こちらのページでは、燃費が悪い軽自動車のスペックを、メーカーのラインナップを超えて比較・ランキングしています!
比較するために重要なスペックを表にしてランキングしていますので、皆様の軽自動車選びと購入ガイドにご活用ください(^v^)
※こちらのランキングは全国的な業界団体である「社団法人全国軽自動車協会連合会」の販売台数統計データを元に作成しております。
燃費が悪い軽自動車の人気ランキングを見ると、ジムニーを除いてキャブオーバー型のセミ1BOXカーが並んでいます。ジムニーは悪路走破性を重視しているので中低速のトルクが太いため、当然、燃費効率が悪くなります。
ジムニーを購入する人はそもそも燃費効率をさほど気にしないので、ランキング上位であっても悪評とはなりません。セミ1BOXカーは見た目、スーパーハイトワゴンと変わりないのになぜ燃費が悪いのか、と疑問を抱く人もいるはずなので、その理由を解説します。
セミ1BOXカーとスーパーハイトワゴンは基本構造が大きく異なります。スーパーハイトワゴンは乗員スペースのキャビン部を大きく取ることからエンジンをフロントに置いて前輪を駆動させるFF方式を採用していますがセミ、1BOXカーはエンジンを座席の下に配置、後輪を駆動させるFR方式を採用しています。
キャビン部がエンジンの上にあることからキャブオーバー型と呼ばれますが、トラックやルートバンなど、大型商用車は現在もすべてキャブオーバー型となっています。わずかにボンネットを装備しているのは衝撃吸収のためのクラッシャブルゾーンです。
商用車にキャブオーバー型を採用するのは、キャビン後方の荷室に荷物を満載した際、コーナーで積載荷物の重量が慣性でコーナー外側に向く時、FFだとステアリングがコーナー内側に向くオーバーステアが発生し、安全な走行が難しくなるからです。このオーバーステアの発生理由は後輪の設置摩擦力が荷室の慣性に負けてしまうためなので、キャブオーバー型の後輪を駆動させる方が商用車に向いているのです。
燃費が悪い軽自動車人気ランキングを占めるセミ1BOXタイプの乗用車はすべて商用車を改良したモデルです。キャブオーバー型の燃費が悪いのはFFに比べてFRの方がプロペラシャフトや後輪のデファレンシャギアなど部品が多く、車重が増えてしまうこと、さらに車重が増えても荷物の運搬に必要な中低速トルクを稼ぐためにパワーを必要とすることが大きな理由です。
現在、軽自動車のキャブオーバー型を製造しているのはスズキとダイハツ、ホンダの3社しかありません。燃費が悪いのは基本設計の古さも手伝っていますが、軽自動車ファンの中にはFFの操舵性を好まず、キャブオーバー型のFRを好む人が多くいます。とくに商用に使う場合、軽自動車のオーバーステア現象は顕著になるのでキャブオーバー型の人気は衰えることがありません。
燃費効率は運転によって大きく変わります。FFのスーパーハイトワゴンやスーパーハイトワゴンでもターボ装着車を高回転域でブンブン回せばキャブオーバー型よりも悪くなりますし、燃費重視型の2BOXハッチバックも高速走行では思ったほど燃費が伸びなかったと感じる人もいます。キャブオーバー型の燃費カタログ値は低く表記されていますが、運転の仕方次第では燃費効率を高められるという点を忘れないでください。
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