安定・安全を両立!4WDオフロード仕様の軽自動車比較人気ランキング!【2021年版】
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
スキーやキャンプ、川釣りやサーフィンなどアウトドアの趣味を楽しむためには雪道や未舗装路といった悪路の走破性に優れているクルマが欠かせません。
しかし本格的なオフロードを走行する機会が少なく、日常は舗装路を走行することがほとんどといったユーザーにとって大型のSUVはボディサイズが大きくて運転しにくい上に燃費性能が悪いというデメリットを持っています。
そんなユーザーから人気を集めているのが軽自動車の4WDオフロード仕様です。ジムニーを除くと険しい悪路や深い雪道の走行は得意としませんが、比較的フラットな未舗装路やスキー場へ行くまでの雪道では十分な力を発揮します。
燃費効率にも優れた4WDオフロード仕様の軽自動車で人気のある車種のランキングを紹介します。
遊べる軽が欲しい方は中古車で購入してカスタムしたり、使い倒したりするのが好きな人が多いですね^^
4WD軽自動車人気ランキング1位〜10位
現在、オフロード仕様として販売されているのは7車種です。小型車や普通車のSUV人気を反映して軽自動車でもSUVが増えました。その原動力となったのがスズキのハスラーです。
軽SUVは1990年から2000年年代初頭にかけてパジェロミニやテリオスキッド、Keiなどが販売されて市場を賑わせていましたが、実用的な車種ではなかったことからやがて市場から姿を消しました。
しかし軽SUVを望むユーザーの声が多かったことからスズキはハスラーの開発に着手、2014年1月に発売すると注目を集め、販売台数を大きく伸ばしました。
燃費性能や積載能力など実用性に優れていたことも人気の要因です。ハスラーの好調を受けてダイハツや三菱も軽SUV車種を登場させました。
8位以下にはキャブオーバー型の4人乗り商用バンをランクインさせました。
オフロード仕様ではありませんが、4WDはパートタイム式を採用していることに加え、エンジンを座席の下にマウントしているので低重心のため、悪路走行に強いことが理由です。
なお、ランキングは全国軽自動車協会連合会の軽四輪通称名別新車販売台数を参考にしています。
4WD軽自動車人気第1位 スズキ ジムニー
ニーズ
ハードなオフロードでも走破できる本格的な4WDに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ジムニー |
JC08モード燃費 | 13.6〜14.8km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1680〜1715mm | 4.8m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1660〜1685mm | 1220mm | 1210mm | 980〜1000kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
129.6〜162.5万円 | 44.9〜129.8万円 |
スズキのジムニーは軽自動車唯一の本格的なオフロード仕様です。2017年暦年の販売台数は約1.3万台ですが初代は1970年の登場と古く、基本構造を変えていないというロングセラーモデルであることからランキングトップとしました。
ジムニーの特徴はラダーフレームを採用していることです。一般的なモノコック構造と違い、サイドフレームをクロスメンバーで補強しているため、悪路の衝撃を吸収しやすく耐久性にも優れています。
旧タイプのラダーフレームを採用しているオフロード車は悪路での突き上げが強くて乗員の快適性が損なわれていましたが、ジムニーはフレームとボディの接合部分に最適なマウント材をはさみ込み、振動や突き上げを軽減して室内の快適性と静粛性を高めています。
雪道でも軽快な走行性能を発揮するジムニーの4WDシステム
軽自動車で採用されている4WDのほとんどはパッシブ式(スタンバイ式やオン・デマンド式とも呼ばれる)です。通常はFFやFRで走行、残りの2輪(従駆動輪と呼ぶ)との回転差が生じた時に4輪すべてにトルクを配分する方法です。
回転差、つまりスリップが始まってから4WDとなるので比較的フラットな悪路であれば効果を発揮しますが、険しい悪路や深い雪道ではスタックしてしまう可能性があります。
ジムニーに搭載されている「ドライブアクション4×4」は任意で2WDと4WDを切り替えるシステムで、4WDの場合は常時4輪にトルクをかけるため、深い雪道でも安定した走行性能を発揮します。
このシステムにはさらに険しい悪路で強いトルクをかけられる4WD-L(LOWの略)も装備されています。オフロード走破性の高さを示す対障害角度が深いことも本格オフロード車の証です。
スパルタンな雰囲気を持つジムニーの内装
ジムニーはボンネットとキャビンをはっきり分けた2BOXタイプで、走破性を重視しているため室内はけっして広くありません。
それでも後部席は左右独立で背もたれを前倒させることができるので、アレンジや工夫次第では荷物を多く載せてアウトドアを楽しむことが可能です。
現行モデルとなる3代目は1998年に登場しました。ジムニーは大きなマイナーチェンジをしないものの年次改良を加えて時流に合わせています。
現在、販売されているJB23-10型は2014年10月から販売されているタイプでシート表皮デザインの他、メーターパネル内が変更されました。
黒のカーボン調にシルバーリングをレイアウト、センターにはマルチインフォメーションディスプレイが設置されており、走行に必要な情報が取り出せます。全体的にスパルタンな装備の中で、スポーティな雰囲気がアクセントに加わりました。
ジムニー新型は2018年中に発売される予定
ジムニー現行モデルは年次改良を加えているとはいえ、すでに発売から20年以上経過しており、さすがに基本設計が古くなっています。
国土交通省は2010年に横滑り防止装置(ESC)とブレーキアシストシステム(BAS:緊急時にブレーキを踏み込んだ際、ブレーキの効き具合を高める装置)の搭載を義務付けています。
この装備義務には現行モデルの未装着期限があるため、現行モデルのジムニーは2018年2月に販売を終了します。
スズキはすでにジムニーの生産工場を国内から中国に移管、新型モデルの量産化を進めています。ネット内には新型の予想イラストが出回っていますが、スズキ側からの発表はありません。
いずれにしろ年内中の販売は決定しており、ESCやBASなど安全面で格段に向上した車種になることは間違いありません。ジムニーの新車購入予定のユーザーは新型が出てから検討した方が賢明です。
もっと詳しく ⇒ ジムニーの評価・レビュー記事
4WD軽自動車人気第2位 スズキ ハスラー
ニーズ
燃費効率の良いオフロード車が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ハスラー |
JC08モード燃費 | 24.2〜32.0km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1665mm | 4.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2035〜2160mm | 1295mm | 1250mm | 770〜870kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
110.0〜163.0万円 | 69.9〜124.8万円 |
スズキのハスラーはアウトドア・レジャーを楽しむユーザーに向けて開発された軽SUVです。都市圏の走行も似合うクロスオーバータイプで4WDシステムはパッシブ式のため、本格的な悪路走行には向いていませんが、エクステリアのデザインは雪道や未舗装道路に十分対応しています。
本格的なオフロードを好むユーザーにはジムニーがあるので、ユーザーの棲み分けを考えたモデルといえます。
ハスラーは発売後4年を経過した現在でも販売成績は衰えておらず、2018年1月の新車販売台数では軽SUVという趣味性の高い車種でありながら10位にランクインしています。
スズキはハスラーの好調な売れ行きから、エクステリアデザインをハスラーとほぼ同じにしてボディサイズを小型車規格に合わせたクロスビー(Xbee)を2017年12月に発売しました。ハスラーの人気の高さを証明する好例です。
4WD以外にもオフロード走行用の機能が充実しているハスラー
4WDシステムは一般的なパッシブ式ですが、その他の機能で悪路走破性を高めていることがハスラーの魅力のひとつです。
軽SUVでは初搭載となったのがヒルディセントコントロールです。これはスイッチをONにしておくと急勾配の下り坂で速度を約7km/hに保つシステムで、ドライバーはペダル操作を必要とせず、ステアリング操作に集中できます。
パッシブ式4WDはタイヤの空転を検知してからトルク配分を行うため、深い雪道や高いわだちでスタックすると脱出が困難となりますが、それを補うのがグリップコントロールです。
予めスイッチを入れておくことで空転したタイヤのブレーキ制御を早め、グリップ側のタイヤに駆動力を集中させることができます。またエクステリアのフロントには樹脂製のアンダーガードが設置されました。
見た目はポップなハスラーですが、悪路走破性はジムニー譲りの実力派です。
外観とコーディネートできるハスラーの内装
インテリアで目立つのがインパネ回りの樹脂製パネルです。ピュアホワイト、パッションオレンジ、アクティブイエローの3タイプが用意されており、ボディカラーのツートーンを選ぶとそれぞれのカラーを組み合わせることができます。
このカラーパネルは植物由来を素材にして三菱ケミカルが開発した「DURABIO(デュラビオ)」で、塗装によるVOC(揮発性有機化合物)が少なく、透明感のある発色が特徴です。
ハスラーにはアウトドア向けのアクセサリーが豊富に揃っています。リアゲートに取り付けるカーテン&ターブキットはリアゲートに取り付けるキャンプ用品で、広い空間を作り出すと同時にカーテンを閉めることで海や山でも着替えができます。
ハスラ−は座席をフルフラットにできるため、ベッドクッションやプライバシーシェードを使えば車中泊も楽しめます。
S-エネチャージで燃費と走行性能を両立させたハスラー
ハスラーにはベースグレードを除いた全グレードにS-エネチャージが搭載されています。
モーター機能付発電機(ISG)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせたシステムで、減速時は回生エネルギーを利用してISGが発電、その電気をリチウムイオンバッテリーに蓄電して電装部品に供給すると同時に発進や加速時はISGに供給してエンジンのアシストを行います。
このシステムによってJC08モードは最高32.0km/L、燃費効率が悪いターボ装着モデルでも27.8km/Lを記録しました。
大口径の一眼メーター内にはS-エネチャージ専用のエネルギーフローインジケーターと燃費優先の運転に役立つステータスインフォメーションランプが装備されています。これらを運転に活かせば燃費効率をさらに高めることができます。
もっと詳しく ⇒ ハスラーの評価・レビュー記事
4WD軽自動車人気第3位 ダイハツ キャストアクティバ
ニーズ
下りの坂道を安全に走行できる4WDに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | キャストアクティバ |
JC08モード燃費 | 25.0〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1630mm | 4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2005mm | 1320mm | 1245mm | 840〜890kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122.5〜177.1万円 | 85.7〜132.6万円 |
ダイハツのトールワゴン、キャストはユーザーの好みに合わせて3タイプが販売されています。そのうち、アウトドア志向のSUV仕様がアクティバです。
同じ基本構造から外板を変えて3タイプ作っているので本格的なオフロード仕様ではありませんが、それでも他の2タイプよりも最低地上高を上げてロードクリアランスを確保、フロントにアンダーガードを備えるなど悪路走破性を高めています。
アクティバはムーヴの軽量高剛性ボディ、Dモノコックを使用しています。サスペンションメンバーやサイドフレームの剛性を高めて操縦性を向上させ、モノコック下部のトンネル部分やシート取り付け骨格部分を強化させたことでオフロード仕様に必要なボディ剛性の確保と、街乗りに大切な静寂性や乗り心地を両立させれています。
雪道や急勾配の下り坂で役立つキャストアクティバの専用機能
キャストアクティバはハスラーの対抗モデルとして開発されているだけに、ハスラーの持つ機能に負けない装備となっています。4WDは3タイプともパッシブ式ですが、アクティバにはハスラーと同じく悪路専用の機能が備えられています。
グリップサポート制御は雪道やぬかるんだ道など滑りやすい路面でタイヤが空転した時に作動するシステムで、空転したタイヤには制動力を与え、グリップしているタイヤに駆動力を与えることで安定した走行を支援します。
ダウンヒルアシストコントロール(DAC)制御は急勾配の坂道で一定の駆動力と制動力を働かせるシステムです。ドライバーはアクセルやブレーキの操作をする必要がなくなり、運転に集中できると同時にタイヤのロックも防ぐことができます。
キャストアクティバの内装はカラフルなインパネ回りが特徴
インテリアは乗員の快適性を優先したオーソドックスなレイアウトです。前部席のセンターには大型のアームレスト、後部席には乗員が長時間乗った場合でも疲労を軽減させる厚手のシートを装備しています。
左右分割でリクライニングできることに加えて240mmのスライド幅があるので、体型の大きな男性でも足を組めるほどの余裕があります。
インパネ回りで目立つのがセンタークラスター上部から助手席、ドアトリムまでを彩るインテリアアクセントカラーです。
落ち着いた感じのボルドーに近いレッドや鮮やかなイエロー、シックなカーキなどが揃っており、ボディカラーとのコーディネートが楽しめます。この内装もハスラーを強く意識したデザインといえます。
車両全体を進化させる技術で燃費を向上させたキャストアクティバ
ダイハツは軽自動車の燃費効率を高めるためにe:Sテクノロジーを採用しています。これは車両全体を進化させて燃費向上させる技術で、キャストアクティバにも使われています。
JC08モードはモーターアシストを搭載したハスラーに匹敵する最高31.0km/L、4WDのターボ装着モデルでも25.6km/Lを達成しています。
エンジン回りでは冷却水とCVTフルードの熱交換を行って最適温度化を図るCVTサーモコントローラーや排気ガスを冷却して燃焼室に戻すクールドi-EGRなどが採用され、ボディ回りでは高張力鋼板と樹脂パーツを多用して軽量化を図っています。
さらに転がり係数の低減や空気の流れをスムーズにするためのデザインなどが取り入れられており、軽SUVでありながら一般的なトールワゴンに匹敵する燃費性能を実現しました。
もっと詳しく ⇒ キャストの評価・レビュー記事
4WD軽自動車人気第4位 ダイハツ ウェイク
ニーズ
ラクに車中泊ができる4WDが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ウェイク |
JC08モード燃費 | 23.2〜25.4km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1835mm | 4.4〜4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2215mm | 1345mm | 1455mm | 990〜1060kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
130.5〜184.1万円 | 98.9〜146.0万円 |
ダイハツのスーパーハイトワゴン、ウェイクはオフロード仕様ではありませんが、訴求対象が主にアウトドア志向のユーザーであるため、4WDを設定していることや室内装備がアウトドア向けであること、趣味のための純正アクセサリーが豊富であることから4位にランクインしました。
特徴はなんといっても広い室内です。荷室高1140mmはスーパーハイトワゴンの中でもトップクラスで、荷室フロア高は595mmと低く、腰に負担をかけることなくアウトドアグッズの積み下ろしができます。
また荷室には上下2段調整式デッキボードが装備されています。高い空間を積み込む荷物に合わせて上下に分けることができるため、ムダのない収納が可能です。
このデッキボードには折りたたみ式の脚がついており、アウトドアでテーブルとしても使えます。
アウトドア向けに設計されたウェイクの内装
広い室内空間をアウトドア向けにしているのは荷室だけではありません。乗員部分にもさまざまな工夫が見られます。すべてのシート表面は撥水加工されているので水や雪、泥が衣服についていても染み込むことなく簡単に拭き取れます。
また後部席背もたれの裏側は荷室フロアと同じ防水加工の樹脂製になっているため、前倒させて荷室を広くした時でもアウトドアグッズを気兼ねなく載せることができます。
インテリアはブラックで統一、スイッチ類はステアリングに集中させているのですっきりとしたレイアウトにまとめられています。
前部席には助手席側の大型インパネトレイを始め、収納ボックスやホルダー類が手の届く範囲に数多く設置されています。アウトドアレジャーは長距離になることが多いので、途中で必要になるものを収納しておくのに大変、便利です。
ウェイクが雪道や未舗装路に強い理由
ウェイクには比較的フラットな未舗装路や浅い雪道では安定した走行ができるEBD機能付きABSとVSC&TRC機能が装備されています。
EBD付きABSは滑りやすい路面で急ブレーキを踏んだ時に車輪のロックを防ぎ、制動力を前後輪へ最適に配分する装置です。
VSC(ビークル・スタビリティ・コントロール)は急なハンドル操作やコーナリング時に横滑りが発生した場合にブレーキとエンジン出力を自動的に制御して車両の安定性を高める装備で、TRC(トラクション・コントロール)は発進や加速時にタイヤの空転を抑えて路面に設置させる力を加える機能を持っています。滑りやすい未舗装路や雪道で役立つ装備です。
車中泊用グッズも揃っているウェイクの純正アクセサリー
ウェイクの車内装備はアウトドアレジャーに最適ですが、さらに快適性を高める装備が純正アクセサリーです。
フラットになるシートアレンジを利用した車中泊用には大人でも余裕で寝られるジョイントクッションやウインドウを中から覆うプライバシーシェードが用意されており、バックドアタープを使えば車両後部に広い空間を作り出せます。
サイクリングが趣味のユーザーにはサイクルホルダーセットがあります。後部席背もたれを前倒させれば27インチ自転車を2台積載してしっかりと固定でき、クォーターウィンドウネットを取り付ければヘルメットや手袋などをすっきりと収納できます。
その他、ルーフトリムに設置するロッドホルダーや多目的に使えるクロスシステムバーなどがあります。
もっと詳しく ⇒ ウェイクの評価・レビュー記事
4WD軽自動車人気第5位 三菱 eKカスタムアクティブギア
ニーズ
おしゃれで高級感のある4WDが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | 三菱自動車 | 車名 | eKカスタムアクティブギア |
JC08モード燃費 | 21.8〜23.2km/L | エコカー減税 | 0〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1620mm | 4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2085mm | 1295mm | 1280mm | 870〜920kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
165.9〜179.0万円 | -万円 |
三菱自動車は元来、オフロード仕様の車種に強く、パジェロやデリカなどの普通車サイズからパジェロミニといった軽自動車まで販売していました。
2000年から2005年にかけてのリコール隠し問題や2016年の燃費データ改ざん問題ですっかり元気を失っていましたが、2016年10月に日産自動車が筆頭株主になってからは元気を取り戻し、オフロード仕様車のラインアップを積極的に増やしています。eKカスタムを特別仕様にしたアクティブギアもそのひとつです。
三菱のアクティブギアシリーズは現在販売されているアウトランダーやデリカD:5などSUVに統一のカラーリングを施したパーツを後付する特別仕様車で、オフロードに強い三菱のイメージを体現しています。
軽自動車ではeKカスタムに専用パーツを取り付けてアクティブギアとし、従来モデルとの差異化を図っています。
専用色で好評価を集めたeKカスタムアクティブギア
イメージカラーはチタニウムグレーメタリックとルーフをブラックにしたツートーンで、この他にはホワイトパールのツートーンが設定されています。
追加のパーツはブラック塗装に「ACTIVE GEAR」のロゴ入りアルミホイールとフロントグリルやフロントバンパー、左右のサイドスポイラーなどに貼り付けられたオレンジの専用デカールにオレンジ塗装したLEDターンランプ付きリモコンドアミラーとなっています。
最近流行りのシルバーメッキモールを排除し、チタニウムグレーメタリックとオレンジのコンビネーションによってまったく違った車種のような印象を受けます。
インテリアでは本革巻きステアリングにオレンジのステッチが入り、フロアマットがブラックとオレンジのアクティブギア専用になりました。他の部分に変更点はなく、走行性能を始めとして安全性能や車内装備はeKカスタムと同一仕様です。
ターボ仕様ならオフロードでもパワフルに走れるeKカスタムアクティブギア
アクティブギアの4WDはパッシブ式です。エクステリアはオフロードっぽい加飾はしているものの、元車はトールワゴンのままなので本格的な悪路には向いていません。
ただし浅い雪道や比較的フラットな未舗装路であればASC(アクティブスタビリティコントロール)とEBD(電子制御制動力配分装置)付きABSが装備されているので安定した走行が期待できます。
横滑りをクルマのセンサーが感知すると4輪のブレーキとエンジン出力を制御するシステムに加え、発進時にタイヤの空転を防ぐトラクションコントロールも装備されており、オフロードに限らず舗装路の濡れた路面など滑りやすい状況ではドライバーの運転を支援してくれる頼もしい存在です。
搭載しているエンジンはターボ装着モデルのみとなっています。eKカスタムの自然吸気エンジンはややパワー不足ですが、ターボ装着モデルであれば路面状況を問わず快適な走りを楽しむことができます。
eKカスタムアクティブギアの内装は高級感が特徴
三菱のeKシリーズは日産との合弁会社MNKVが企画開発した車種です。どちらも普通車や小型車の高級モデルを生産したメーカーだけに、軽自動車でも内装に高級感があることで人気を集めました。
ブラックで統一したインテリアは大人の男性が乗っても落ち着く雰囲気にまとめられており、スイッチ類をセンタークラスターに集中させているので操縦性にも優れています。
運転席には座面を温めるシートヒーター、後部席には足元へ温風を送り込むリアヒーターダクトが装備されました。アウトドアレジャーはとかく身体が冷えることが多いので四季を通じて利用できる嬉しい機能です。
なお、シートアレンジはトールワゴンの標準的な仕様となっており、後部席は左右分割で背もたれを収納できるので3人乗車でも長尺荷物が積載可能です。
もっと詳しく ⇒ eKの評価・レビュー記事
4WD軽自動車人気第6位 トヨタ ピクシスジョイ
ニーズ
スポーツ走行気分を味わえるオフロード車に乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | トヨタ | 車名 | ピクシスジョイ |
JC08モード燃費 | 25.0〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1630mm | 4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2005mm | 1320mm | 1245mm | 840〜890kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122.5〜171.8万円 | 99.9〜131.5万円 |
トヨタのピクシスジョイはダイハツからキャストアクティバのOEM供給を受けて販売している3タイプのうちのひとつで、軽クロスオーバーSUV仕様となっています。
変更点はフロントマスクのメーカーエンブレムとテールゲートのブランドバッジだけで、走行性能や車内装備、ボディカラーなどはキャストアクティバと同一仕様となっています。
ドライバーの気分を盛り上げてくれる装備がイタリア製MOMOのステアリングです。ピクシスジョイ専用に作られており、メッキオーナメントとレッドステッチがアクセントになっています。
また7速マニュアルモードを手元で操作できるパドルシフトが装着されているので、比較的フラットな未舗装道路や浅い雪道であれば軽快なオフロード走行を楽しむことができます。
もっと詳しく ⇒ ピクシス ジョイの評価・レビュー記事
4WD軽自動車人気第7位 マツダ フレアクロスオーバー
ニーズ
予防安全装置がついているオフロード車が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | マツダ | 車名 | フレアクロスオーバー |
JC08モード燃費 | 24.2〜32.0km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1665mm | 4.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2035〜2160mm | 1295mm | 1250mm | 770〜870kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
133.8〜168.4万円 | 79.8〜146.8万円 |
マツダのフレアクロスオーバーはスズキからハスラーのOEM供給を受け、2014年1月から販売している軽SUVです。
ハスラーよりもグレードやボディカラーの種類が少ないため、選択肢は制限されますが、ベーシックグレードのXGには衝突被害軽減ブレーキのレーダーブレーキサポート、グレードが上がるXSやXTには衝突被害軽減システムのデュアルカメラブレーキサポートが標準装備されています。そのため、ハスラーよりも高い価格設定になっています。
相違点は他にメーカーエンブレムとブランドバッジだけで走行性能や車内装備は同一仕様となっています。最上級のXTにはターボ装着エンジンが搭載されているので、舗装路だけでなくフラットなオフロードでも快適な走行性能が楽しめます。
もっと詳しく ⇒ フレアクロスオーバーの評価・レビュー記事
4WD軽自動車人気第8位 スズキ エブリイJOIN
ニーズ
荷物をたっぷり載せても爽快に走れる4WDに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | エブリイJOIN |
JC08モード燃費 | 15.4〜20.2km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1800〜1895mm | 4.1m |
荷室長 | 荷室幅 | 荷室高 | 車両重量 |
1820〜1910mm | 1280〜1320mm | 1140〜1240mm | 840〜950kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122.9〜142.6万円 | 75.6〜112.5万円 |
スズキのエブリイJOIN(ジョイン)は商用バンでオフロード仕様ではありません。しかしキャブオーバー型商用バンは悪路走破性が高く、積雪地帯の配送にも使われている実績があります。
その理由はエンジンを座席の下にマウントしているので重心位置が低くトラクションがかかりやすいこと、4WDにパートタイム式を採用していることが上げられます。
エブリイの中でJOINはもっともグレードが高く、後部席にはヘッドレストが装備されています。快適装備は乗用タイプに及びませんが、荷室容量が大きいのでアウトドアグッズをたっぷりと積むことができます。
またターボ装着モデルを選べば未舗装路や雪道の上り坂でもストレスを感じることなく走行できます。
もっと詳しく ⇒ エブリィの評価・レビュー記事
4WD軽自動車人気第9位 ハイゼットカーゴ クルーズ
ニーズ
アウトドアレジャーに合わせて荷室をカスタム化できる4WDに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ハイゼットカーゴ クルーズ |
JC08モード燃費 | 17.4〜18.8km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1765〜1875mm | 4.2m |
荷室長 | 荷室幅 | 荷室高 | 車両重量 |
1755〜1860mm | 1280〜1320mm | 1115〜1235mm | 910〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
136.6〜152.2万円 | 64.8〜122.5万円 |
ダイハツのハイゼットカーゴもエブリイJOINと同じくキャブオーバー型の商用バンで、4WDは任意で切り替えられるパートタイム式を装備しています。
ハイグレードのクルーズは後部席にヘッドレストが装備され、シート表面には撥水加工が施されています。またボディカラーにはローズマイカメタリックやファインミントメタリックなど、商用バンを感じさせない色が設定されているので、アウトドアのレジャーに出かけても違和感がありません。
商用バンは荷物を載せるため頑丈に作られていることもオフロード走行に向いている理由のひとつです。
荷室は広い上にユーティリティ性を高めるためのユースフルナットやホールが空いているので、オフロード走行後に楽しむアウトドアレジャーのためにカスタマイズすることも簡単です。
もっと詳しく ⇒ ハイゼットカーゴの評価・レビュー記事
4WD軽自動車人気第10位 NV100クリッパー
ニーズ
汚れたアウトドアグッズを気軽に載せられる4WDが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | 日産 | 車名 | NV100クリッパー |
JC08モード燃費 | 15.4〜20.2km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1800〜1895mm | 4.1m |
荷室長 | 荷室幅 | 荷室高 | 車両重量 |
1820〜1910mm | 1280〜1320mm | 1140〜1240mm | 840〜950kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
125.7〜149.7万円 | 68.0〜114.9万円 |
日産のNV100クリッパーはスズキからエブリイのOEM供給を受けて販売している商用バンです。JOINに相当するグレードはGXで上級モデルにはターボ装着モデルがあります。
主な変更点はメーカーエンブレムとブランドバッジだけで、走行性能や車内装備は同一仕様です。ただしトランスミッションは5MTと4ATのみで、他のグレードに設定されているスズキ独自のトランスミッション、5AGSはありません。
商用バンは荷物を載せることが前提なので車内は汚れても簡単に落とせる設計になっています。オフロードを走行したりアウトドアの趣味を楽しむと当然、靴が汚れたり道具が濡れたりしますが、商用バンであればすぐに掃除できる点もメリットのひとつです。
もっと詳しく ⇒ NV100クリッパーの評価・レビュー記事
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最近の軽自動車は車体価格が普通車並みに高くなっていますので、保証付きの優良中古車を選ぶ方が増えています。
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車を購入するお店でそのまま車を「下取り」にだすと、下取り価格を高くする代わりに値引額を下げられますので結局損をします。
軽自動車を最も高く売るためには、複数の買取業者に見積もりをとって買取価格を比較することが大切です!
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