子供も喜ぶ!ファミリー(家族)に人気がある軽自動車比較人気ランキング!【2021年版】
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
軽自動車でファミリーが使いやすい車種はどれ?
と考える方は非常に多くいらっしゃいます。
最近の軽自動車は室内の広さだけでなく、スライドドアや便利な収納、スライドシートなど、小さなお子さんのいる家族に使いやすい機能が満載されています。
全高1.6m超のトールワゴンや1.7m超のスーパーハイトワゴンは、小さな子供のいるファミリーのファーストカーやセカンドカーとしてとても人気があります。
運転に慣れていない若年層の母親でも取り回しが簡単なボディサイズに加えて燃費が良く、しかも小さな子供を安心して乗せられる装備が人気の要因です。
軽自動車の家族向けに対する統合的なデザインは今や、コンパクトワゴンやミニバンにも取り入れられています。ファミリーに人気がある軽自動車ご紹介したいと思います!
特にファミリーで使う軽自動車はどうせ汚れるからとこちらから中古車で購入する人も多いです。
ファミリーに人気の軽自動車ランキング(1位〜10位)
目次
ファミリーに人気のある軽自動車ランキングは全国軽自動車協会連合会の軽四輪通称名別新車販売台数を参考に、家族向け装備が充実しているスーパーハイトワゴン、オールラウンドなユーティリティ性を持つトールワゴン、家族で出かけられる趣味性の高い車種の順に列挙しています。
ファミリーおすすめ人気軽自動車1位 ホンダ N-BOX
ニーズ
車内空間の広いスーパーハイトワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | 車名 | N-BOX |
JC08モード燃費 | 23.4〜27.0km/L | エコカー減税 | 20〜50% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1790〜1815mm | 4.5〜4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2240mm | 1350mm | 1400mm | 890〜1000kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
138.5〜182.6万円 | 86.5〜140.0万円 |
2017年暦年でもっとも売れた車種がホンダのN-BOXです。販売台数は約22万台で、軽自動車だけでなく小型車や普通車を含めたすべての登録車で第1位となりました。
2017年8月に行った初めてのフルモデルチェンジが追い風となり、前年比117.2%を記録しています。外観上は先代モデルと大差ありませんが、中身は燃費性能から操縦性能、快適性まで幅広い分野に改良が及んでいます。
N-BOXのウィークポイントだった予防安全装置は2代目から全グレードに最新のHonda SENSINGが標準装備されました。
単眼カメラとミリ波レーダー、ソナーセンサーで全方位を検知するシステムです。同乗している家族を守るための嬉しい装備です。
家族の快適性を中心に考えたN-BOXの内装
N-BOXは子育て期のママ達が愛用している、あるいは応援となるモノに対して贈るマザーズセレクションの第4回大賞を受賞した経歴があります。
女性から広く認められている家族向けの機能は2代目でさらに進化しました。新開発のプラットフォームを採用したことで室内長は2240mmを確保、5ナンバーサイズミニバン並の長さになり、大柄な男性が後部席に座っても足を組めるほどの余裕があります。
スライドシートの幅は助手席側が最大570mm、後部席は左右それぞれ190mmと広く設計されています。
助手席に座ったまま後部席の子供の面倒を見ることができるなど、アレンジ次第で車内空間の有効活用が可能です。助手席のスライドレバーが前後についているのも便利な点です。
新型エンジン搭載で燃費効率が向上したN-BOX
2代目は初代のS07A型を改良したS07B型を搭載しています。低回転域でも燃費効率を向上させ、高回転域ではパワーを発揮できるように設計されており、ホンダらしい爽快な走行性能も楽しむことができます。
JC08モードは自然吸気エンジンで27.0km/L、ターボエンジンでも25.6km/Lを記録、どちらもスーパーハイトワゴンの中ではトップクラスの燃費です。
燃費効率をさらに高める機能がECONスイッチとアンビエントメーターです。RCONスイッチを押すとメーター内でランプが点灯、エンジンやエアコンなどの電装部品を含めたクルマ全体の動きを燃費優先に自動制御します。
アンビエントメーターは燃料計上部の湾曲したランプでエコ運転を知らせる機能です。エコな運転をするほどランプの照明はブルーからグリーンに変わっていきます。
これらを上手に使えるようになれば、燃費はさらに良くなります。
父親がN-BOXを運転するならカスタムがおすすめ!
家族向けの車種は子育てママによる運転の機会が多いため、どうしても女性好みのデザインになります。
N-BOXはまだ中性的なデザインですが、それでもエクステリアは丸みを帯びており、インテリアは柔らかな色合いで男性が運転するには気恥ずかしいと感じる部分があります。
子育てママよりもイクメンが運転する機会が多いユーザーにはカスタムがおすすめです。
フロントマスクは太いシルバーガーニッシュと細目のLEDライトを組み合わせたことによってシャープなイメージに変わり、インテリアはブラックを基調にバーガンディアをアクセントに加えたことでシックな雰囲気になりました。
家族のための装備はベーシックモデルと同一仕様なので、快適性が損なわれることはありません。頼もしくて優しいパパに徹して運転してください。
車種について詳しく ⇒ N-BOXの評価記事
ファミリーおすすめ人気軽自動車2位 ダイハツ タント
ニーズ
子供を抱いたまま乗り込めるスーパーハイトワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | タント |
JC08モード燃費 | 24.6〜28.0km/L | エコカー減税 | 20〜50% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1750mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2200mm | 1350mm | 1365mm | 920〜940kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122.0〜162.5万円 | 59.7〜139.4万円 |
スーパーハイトワゴンの先駆け的存在といえるダイハツのタントが持つ最大の魅力は「ミラクルオープンドア」です。
センターピラーレスのため、助手席ドアと後部席スライドドアを開くと1490mmの空間が生まれます。
小さな子供を抱いたままでも、子供が傘を開いたままでも乗り込むことができ、A型ベビーカーをたたまずに後部席へ収納することも可能です。
助手席スライド幅は380mm、後部席は240mmあるので助手席を最先端に、後部席を最後部までスライドさせるとフロア長が695mmまで広がります。
子供を後部席に乗せ、ママがしゃがんで世話をしても余裕の空間があることに加え、助手席背もたれはシートバックテーブルになっているので哺乳瓶や肌着の置き場所にも困りません。子育てママに最適な車種です。
タントのベースグレード価格は約122.0万円
タントのグレードはL、X、G、Xターボの4タイプでLとXには最新の予防安全装置スマートアシストV、通称スマアシV(カタログ名称はSAV)の未装着モデルも設定されています。
ベースモデルは一般的に装備が貧弱ですが、タントは必要十分な装備を持っています。安く購入するならLがおすすめです。
ミラクルオープンドアはもちろん、燃費効率を高めるためのアイドリングストップやマニュアルエアコン、日焼けを防ぐUVカットガラスなど同乗する家族を快適にするための装備が整っており、燃費効率は全グレードの中で最高値となるJC08/モード28.0km/Lです。
ただし、LにはSAVが未装着です。より安全な車種を求めるなら、差額8万円を出してL”SAV”を購入してください。
燃費の良さがタントの人気の素
エンジン始動から冷却水が温まるまでの間はガソリンが濃くなるのでどうしても燃費が悪くなります。
この問題を解消したのがタントにも採用されているダイハツのe:Sテクノロジーです。トランスミッションのCVTから発生する熱をエンジンに回すCVTサーモコントローラーの働きにより、エンジンの最適温度が早くなりました。
エンジン回りには他にも多数改良点があり、さらにボディの軽量化を目的に高張力鋼板を使用、ボディの空力性能を高めるなど車両全般に渡って燃費効率を高める工夫が施されています。
その結果、JC08モードは最高28.0km/L、燃費効率が落ちる4WDのターボ仕様でも24.6km/Lを記録しています。家計にもやさしい車種です。
迫力系のデザインを求めるならタントカスタム
子育てママだからといって、いかにも女性向けのデザインでは物足りないというユーザーやイクメンが運転する機会が多い家族にはタントカスタムの方が最適です。
2015年12月にマイナーチェンジを行い、カスタムは前期モデルよりもさらにアグレッシブな顔つきになりました。
フロントマスクを平面にしてシルバーメッキモールを多用、ロアグリルは両サイドのバンパーぎりぎりまで広げ、押し出し感を強めています。
インテリアも黒を基調とし、シルバーモールとブルーのメーター照明をアクセントに加えてシャープな雰囲気にまとめていますが、家族向けの装備はベーシックモデルと同一仕様です。
ミラクルオープンドアやシートスライド幅に変わりはないので、迫力系のデザインでも安心して家族を乗せられます。
車種について詳しく ⇒ タントの評価記事
ファミリーおすすめ人気軽自動車3位 日産 デイズルークス
ニーズ
燃費性能よりも上質な車内空間のスーパーハイトワゴンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | 日産 | 車名 | デイズルークス |
JC08モード燃費 | 20.6〜22.0km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1775mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2235mm | 1320mm | 1400mm | 920〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
130.6〜203.7万円 | 99.5〜149.9万円 |
三菱自動車と日産の合弁会社、NMKVの開発によるデイズルークスは2013年6月に登場しました。
当初から軽自動車よりもワンランク上のインテリア素材や高級感のあるエクステリアに人気が集まり、好調な販売成績を続けましたが、2016年4月に発覚した生産元である三菱の燃費データ改ざん問題で一時、販売自粛に追い込まれた経緯があります。
その後、日産や三菱の改善策やユーザーへのサービスによって信用は回復、2017年暦年ではスズキのスーパーハイトワゴン、スペーシアを上回る販売台数となりました。
燃費性能はけっして良くないものの、小さな子供のいる家族のファーストカーとして高い資質を持っている車種だけに、ランキング3位は当然の結果といえます。
デイズルークスの燃費はどのくらい?
燃費データ改ざん後に国土交通省へ提出されたデイズルークスの燃費は自然吸気エンジン搭載モデルがJC08モード22.0km/L、ターボ装着モデルが22.2km/Lです。
スーパーハイトワゴンの燃費平均は24 〜26km/Lなのでカタログデータを見る限り、燃費性能はけっして良いとは言えません。
デイズルークスの燃費が悪い理由は搭載している自然吸気エンジン、3B20型の設計によるものです。
このエンジンは三菱の軽自動車、i(アイ)専用に開発されており、ボア×ストロークが65.4×65.4(mm)というスクエア形状で、現在の燃費効率型であるロングストローク形状ではありません。
圧縮比がライバル車よりも低くなってしまうため、燃費効率で劣る結果になっています。
しかしデイズルークスには減速時13km/h以下になるとエンジンを停止させるアイドリングストップや減速の回生エネルギーを充電するバッテリーアシストシステムが装備されています。
これらを上手に使えばライバル車の燃費に近づけることもけっして不可能ではありません。
上質感と高い利便性を持つデイズルークスの内装
デイズルークスの人気要因はインテリアの上質感と車内空間の広さです。三菱は元来、インテリアの上質感を作り出すのが上手なメーカーで、そのノウハウが活かされています。
ブラックで統一したオーソドックスなレイアウトながら、緩やかにラウンドしたインパネとドアトリムをつなぐ曲線やピアノブラックを採用したセンタークラスターなどが軽自動車よりもワンランク上の乗車感を与えてくれます。
室内高はスーパーハイトワゴンでトップレベルの1400mmを確保しました。ラゲッジルームの開口高は1080mm、開口幅は最大部で1090mmとなっており、後部席を前倒させるとラゲッジルーム長は1320mmまで広がります。これは27インチ自転車をそのまま積める容量です。
またルーフトリムには軽自動車初となる「ナノイー」搭載のリアシーリングファンがグレード別に設定されました。小さな子供のためにクリーンな車内空気を保ちたい母親に最適の車種です。
他とは違ったデイズルークスに乗りたい家族のためのボレロ
日産のグループ会社には特装車事業を中心としたオーテックジャパンがあります。
一般販売車両の一部改良も行っており、改造された車種はオーテックジャパン経由の販売となってブランドが追加されます。デイズルークスのボレロもその1車種です。
ボレロのブランドはマーチにも与えられており、ベースモデルよりもエレガントな内外装を持っていることが特徴です。
デイズルークスには専用フロントグリルや専用フロントバンパーフィニッシャーなどが加わった他、モカブラウンとピンクゴールドのツートーンなどの特別色が用意されており、ベースモデルとは違った雰囲気に仕上がっています。
軽自動車であってもスタイリッシュに乗りたい家族向けの車種といえます。なお、走行性能や快適装備に変更はありません。
車種について詳しく ⇒ デイズルークスの評価記事
ファミリーおすすめ人気軽自動車4位 スズキ スペーシア
ニーズ
ひと味違うスーパーハイトワゴンに家族で乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | スペーシア |
JC08モード燃費 | 26.4〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1785mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2155mm | 1345mm | 1410mm | 850〜920kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
127.4〜158.9万円 | 69.8〜130.8万円 |
スズキのスーパーハイトワゴン、スペーシアは2017年12月にフルモデルチェンジを実施、現行モデルは2代目となりました。
初代モデルはS-エネチャージシステムによる高い燃費効率や広い車内空間といったセールスポイントを持ちながらも個性の薄いエクステリアや素っ気ないレイアウトのインパネ回りが要因となって人気を集めることができませんでした。
2代目は全グレードをハイブリッド仕様にすると言う思い切った販売戦略と個性的なエクステリア、シンプルでもハイセンスな車内レイアウトなどの好要素によって人気を高め、2017年12月と2018年1月は前月比を大きく上回る販売成績を残しています。
2018年暦年ではランキング順位を上げることが予想される車種です。
大胆に変身した新型スペーシアのエクステリア
2代目のエクステリアには初代の面影がまったく残っておらず、別車種と思わせるほど大胆に変更しました。
同じく2017年にフルモデルチェンジしたN-BOXがエクステリアをキープコンセプトにしている事と好対照です。この辺りが売れている車種と伸び悩んでいた車種の違いといえます。
スーパーハイトワゴンの主流となっているキャビンとボンネットをはっきりと分けたボックスタイプのフォルムを持ちますが、ライバル車のサッシュドアに対してプレスドアを採用、ボディサイドに直線的なキャラクターラインを入れてクラシカルな雰囲気にまとめ、差異化を図っています。
またインテリアはシンプルながら機能性に富んでおり、グレード別設定で社内全体を適温にキープするスリムサーキュレーターが装備されています。
個性的なスーパーハイトワゴンを求める家族層に好まれるエクステリアデザインといえます。
ハイブリッドシステムを採用しているのはスペーシアだけ!
2代目は初代の燃費向上システムS-エネチャージを進化させたはブリッドシステムを全グレードに搭載しています。
モーター機能付発電機(ISG)は減速エネルギーを効率良く電気に変えるだけでなく、モーターの力でエンジンをアシスト、さらにクリープ走行を可能にしました。
渋滞時や車庫入れの際、エンジンを再始動しなくてもモーターの力だけで動かせるので燃費が良くなります。
ハイブリッドシステムはどうしても重量が増えてしまいますが、2代目はライバル車よりも軽い車重に収まっています。
これはスズキの新型プラットフォームHEATECTの採用と重量比45%に達する高張力鋼板の使用が大きく影響しています。
ハイブリッドシステムと軽量化によって、JC08モードはスーパーハイトワゴンの中でトップとなる30.0km/Lを達成しました。
クラシカルよりもシャープなスペーシアが好みの人はカスタム!
スペーシアのベーシックモデルは女性向きのデザインというわけではなく、男性が運転しても十分にサマになる個性を持っています。
むしろカスタムは今時の迫力顔をしている分、スーパーハイトワゴンとしてはポピュラーな部類に入るといえます。
エクステリアの大きな変更点はフロントマスクと左右のフェンダー部分です。吊り目の細いヘッドライトがフェンダー上部まで回り込み、大面積のラジエターグリルは太いシルバーメッキモールで囲まれて強い押し出し感を打ち出しています。
左右バンパーの上に彫りの深いラインを入れたことでグラマラスなフォルムが生まれました。車内の利便性はベーシックモデルと同一仕様なので同乗する家族の快適性に変わりはありません。
車種について詳しく ⇒ スペーシアの評価記事
ファミリーおすすめ人気軽自動車5位 ダイハツ ムーヴ
ニーズ
家族4人がゆったり乗れるトールワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ムーヴ |
JC08モード燃費 | 25.6〜31.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1630mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2080mm | 1320mm | 1280mm | 4.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
111.2〜147.4万円 | 70.0〜120.0万円 |
全高1.6m超のトールワゴンはスーパーハイトワゴン登場以前まで軽自動車の主役でした。
総合的な販売台数では首位を譲っていますが、現在でも取り回しの良さとオールラウンドなユーティリティ性、家族4人が乗っても余裕の車内空間を持つトールワゴンは安定した需要があり、各メーカーとも力を注いでいます。その中でもっとも販売台数の多い車種がダイハツのムーヴです。
現行モデル6代目は2014年からの販売です。後部席は左右分割で240mmのスライド幅があり、背もたれにはリクライニング機能がついています。
多彩なシートアレンジに加えてデッキボード下には大容量深底ラゲージアンダーボックスがあるので観葉植物といった背の高い荷物も積載可能です。小学生以上の子供や親を同乗させる機会の多い家族にはスーパーハイトワゴンよりも適している車種といえます。
気配り満載で高い評価を得たムーヴのインテリア
小さな子供が新車に乗ると、独特の匂いや鼻にツンとくる刺激で気分が悪くなったり、時にはアレルギー反応を起こすことがあります。
これは部品の接着や素材が発生する車室内VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)が原因です。
ムーヴは素材や接着剤を見直して発生量を抑え、厚生労働省が定めた室内濃度指針の業界自主目標を達成しました。
また帯電フィルターを採用したスーパークリーンエアフィルターは車外から侵入する花粉やPM2.5をキャッチして高い集塵性を実現、車内の空気を清潔に保ちます。
スペック表には表れない特徴ですが、同乗する家族の健康をしっかりと守ってくれる機能が備わっています。
車両の進化で燃費効率を高めるムーヴ
燃費性能もムーヴの大きな魅力です。自然吸気モデルの2WDグレードはトールワゴンの中でトップレベルのJC08モード31.0km/L、燃費効率が劣る4WDターボ装着モデルでも25.6km/Lを記録しています。
優れた燃費性能はダイハツのエコ技術、e:Sテクノロジーによって実現しました。エンジンだけでなく車両全体を統合的に向上させることで燃費効率を高める技術です。
エンジンユニットはトランスミッションとの熱交換や排気ガスの再循環システムで効率化を図り、ボディは高張力鋼板の多用による軽量化と空気抵抗を減らすためのデザインが採用されています。
その他、転がり抵抗の軽減や樹脂化ボディの使用などによってe:Sテクノロジーは構成されています。
メーター内にはエコな運転をするほど照明がホワイトからグリーンに変わるエコドライブアシスト照明がついており、これを上手に使えばe:Sテクノロジーの効率をさらに高めることができます。
オシャレに乗りたい子育てママにはムーヴキャンバス
ムーヴキャンバスは女性向けに開発された派生車種です。全高こそスーパーハイトワゴンよりも低いのですが、トールワゴンでは唯一のスライドドアを持つ車種で、車内装備も女性に配慮した設計になっています。スタイリッシュに乗りたい子育てママに最適な車種です。
エクステリアはフォルクスワーゲンのタイプ2、通称ワーゲンバスに似たフォルムで丸目のヘッドライトやシルバーメッキモールを排除したフロントマスクはキュートな表情を見せています。
両側とも電動式のスライドドアで電子カードキーを持っていればボタンひとつでロック解除とドアオープンが可能、さらに後部席座面下には「置きラクボックス」があるので、サッと荷物を積み込んだ後はパッと運転できます。
車種について詳しく ⇒ ムーヴの評価記事
ファミリーおすすめ人気軽自動車6位 スズキ ワゴンR
ニーズ
燃費効率を優先した家族用のトールワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ワゴンR |
JC08モード燃費 | 23.4〜33.4km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1650mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2450mm | 1355mm | 1265mm | 4.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
107.8〜153.0万円 | 59.9〜135.0万円 |
スズキのワゴンRはそれまでの軽自動車の常識を覆した経緯を持つトールワゴンです。
1993年に登場した初代は広い車内と高い視点を持つことから大ヒット商品となり、軽自動車のベンチマーク的存在となりました。
現行モデルは6代目で2017年2月に発売、ハイブリッドと自然吸気エンジンの違いによってフロントマスクの形状を変えた2タイプのエクステリアを設定していることが特徴のひとつになっています。
新プラットフォーム「HEARTECT」の採用によって車内空間の快適性が格段に向上しています。
車内長2450mmは軽ワゴンの中でもっとも長く、運転席は前後240mmのスライド幅の他、チルトステアリングと運転席シートリフターが装備されているので、どのような体型のドライバーでも最適なポジションを取ることができます。
ユーティリティ性にも優れていることから、2018年はランキング上位へ躍進すると予想される車種です。
車種について詳しく ⇒ ワゴンRの評価記事
ファミリーおすすめ人気軽自動車7位 ホンダ N-WGN
ニーズ
アレルギー対策が万全のトールワゴンに乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | 車名 | N-WGN |
JC08モード燃費 | 24.2〜29.4km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1655〜1675mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2055mm | 1355mm | 1300mm | 4.5〜4.7m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
109.0〜145.0万円 | 69.8〜119.9万円 |
ホンダのN-WGNはN-BOXと同じプラットフォームを採用しながらもトールワゴンとして専用設計されています。
空間の広さを除けば快適装備に大きな違いはなく、しかもN-BOXより空気抵抗が少ない分、わずかに燃費性能が優れています。経済性を求める家族であれば、むしろN-WGNを選ぶ方が得策です。
エアフィルターにはアレルフリー高性能脱臭フィルターが採用されており、花粉だけでなくアレルギー疾患を引き起こすアレルゲン粒子のほとんどを捕獲、また衣服について車内に入り込んだダニやアレルゲン粒子を97〜97%抑制するアレルクリーンシートがグレード別に設定されています。
フロントからリアまですべてのガラスにはスーパーUV・IRカットガラスがグレード別設定で採用されました。後部席に乗車した子供を紫外線や赤外線から守ってくれます。
車種について詳しく ⇒ N-WGNの評価記事
ファミリーおすすめ人気軽自動車8位 スズキ ハスラー
ニーズ
家族と一緒にアウトドアで遊べるSUVが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ハスラー |
JC08モード燃費 | 26.2〜32.0km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1665mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2160mm | 1295mm | 1250mm | 4.6m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
110.0〜171.7万円 | 95.5〜140.0万円 |
家族の人気を集める要因は利便性だけではありません。趣味性も要因のひとつです。その実例がスズキのSUV、ハスラーです。
2017年暦年では約7.3万台を販売、ユーティリティ性が優先される軽自動車全体のランキングで第10位に入っています。
インテリアはアウトドアの趣味を応援する装備が整っています。ラゲッジフロアは水に濡れたり汚れたりした荷物を積んでも拭き取りやすい樹脂製となっており、助手席背もたれは前倒させるとシートバックテーブルに早変わり、インパネボックスにもテーブル機能がついています。
またラゲッジルームには家電が使えるアクセサリーソケットも装備されています。
エクステリアはスズキのジムニーで培ったSUVのノウハウが活かされています。最低地上高を180mm(FF)に設計、フロント下部にはアンダーガードを装備しているので雪道や未舗装道路のわだちでも高い走破性を発揮します。小さな子供を連れてアウトドアを楽しみたいユーザーに最適の車種です。
車種について詳しく ⇒ ハスラーの評価記事
ファミリーおすすめ人気軽自動車9位 三菱 eKスペース
ニーズ
スーパーハイトワゴンでも価格の安い車種が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | 三菱 | 車名 | eKスペース |
JC08モード燃費 | 20.4〜22.0km/L | エコカー減税 | エコカー減税対象外 |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1775mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2235mm | 1320mm | 1400mm | 920〜1010kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
125.2〜169.0万円 | 72.3〜139.8万円 |
日産のデイズルークスと姉妹車の関係にあるのが三菱のスーパーハイトワゴン、eKスペースです。
両社共同出資の合弁会社NMKVが開発し、三菱が生産している車種で基本的な性能は同じですが、エクステリアの一部やグレード設定、ボディカラーなど細部を変えることで差異化を図っています。
2016年の燃費データ改ざん問題で販売成績は一時的に落ち込んだものの、アフターサービスや値下げなどの企業努力によって業績を回復しつつあります。
現在でもカーナビなどオプション装着車をディーラーキャンペーンで販売しているので、燃費やネームバリューにこだわらないユーザーであればお買い得の車種といえます。
車種について詳しく ⇒ eKスペースの評価記事
ファミリーおすすめ人気軽自動車10位 ダイハツ ウェイク
ニーズ
子供と一緒に車中泊できるスーパーハイトワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ウェイク |
JC08モード燃費 | 23.2〜25.4km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1835mm | 4.4〜4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2215mm | 1345mm | 1455mm | 990〜1060kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
130.5〜184.1万円 | 98.9〜146.0万円 |
ダイハツのウェイクもハスラー同様、趣味性の高さから家族層に人気のある車種です。
全高1.8m超はエンジンをフロントに置く軽自動車の中でもっとも高く、ラゲージルームと後部席背もたれは防水仕様、シート表面はすべて撥水加工となっているので濡れたまま、汚れたままのウェアでも簡単に拭き取るだけの清掃で済みます。
荷室高は1140mm、さらに床下には90Lの大容量ラゲージトランクが設置されているので、観葉植物など背の高い荷物もスムーズに積載可能です。
家族でアウトドアを楽しむための専用アクセサリーが豊富なこともウェイクの魅力のひとつです。
キャンプや登山のための収納パック、車中泊がすぐにできるくつろぎパック、釣りや自転車用のパックもあり、車内を改造せずに趣味のための装備を揃えることができます。
車種について詳しく ⇒ ウェイクの評価記事
ファミリーカー全車種徹底比較!
ファミリーカー選びではやはり「車両価格」と「室内の広さ」がとても重要だと思いますので、まずは下のマッピング画像でファミリー向けの車種を比較してみましょう!
子供のいるファミリー(家族)が軽自動車を選ぶメリット
ファミリーカーとしてはミニバンが人気を集めている昨今、あえて軽自動車を選ぶメリットをいくつか挙げてみたいと思います。
コスパがいい!車両価格や税金も安い!
軽自動車は、なんといっても車両価格や維持費が安い点が大きな魅力です。
ミニバンの新車は200万円以上するものが多いのに対し、軽自動車なら100万円台前半から買えます。ちょっと高級なミニバンに比べると半額ちかくで購入できるものも多いため、初期費用は圧倒的にお得です。
さらに、車税や車検代なども普通車に比べると安いですし、燃費もいいため、維持費も安く済みます。
子育て世代は何かとお金がかかりますので、経済面で軽自動車はとても優秀です。
子供が乗り降りしやすい!
ファミリー層に人気の軽トールワゴンは、電動スライドドアになっているものが多いため、狭いスペースでも子供が安全に乗り降りしやすくなっています。
チャイルドシートに子供を乗せたり降ろしたりするのもラクですので、パパやママにも便利です。
また、軽はリヤステップ高(座席に乗り込む時の高さ)が低いものが多いため、その意味でも子供にやさしい作りといえます。たとえばスズキスペーシアのリヤステップ高は34センチと、軽の中でもトップクラスの低さです。
さらに、最近ではダイハツタントの「ミラクルオープンドア」のように、センターピラーのない軽も登場しており、これならベビーカーもそのまま乗せることができます。
車内空間も意外と広い!
「軽=狭い」というのは、もう昔の話。最近の軽は高さをもたせることで車内空間を広く確保しており、居住性も向上しています。
室内高は大体140センチちかくあるものが多いため、子供が立ったまま着替えることも可能です。
とくにリヤシートスライド機能のある車は、荷物の積み込み具合によって自由にシートアレンジができ、車内空間を効率よく利用できます。
小回りがきいて運転しやすい!
軽自動車は、普通車に比べて小回りがききやすく、近所をちょこちょこ走る分には運転しやすい点もメリットです。
長時間走るとなると、やはり普通車のほうが疲れにくいですが、子供の送り迎えや買い物、パート先への出勤などがメインであれば、軽のほうが使い勝手はいいといえます。
あまり大きな車を運転する自信のないママにもおすすめです。
子育てするご家庭が軽自動車を選ぶデメリット
軽自動車はエンジンや車体自体が小さく、パワーが少ないため、ファミリーが4人で乗る際のデメリットもいくつかあります。
パワーがない
軽自動車は法律で660ccまでと決められているため、普通車に比べるとどうしてもパワーがありません。
ターボ付きであればある程度カバーはできますが、ターボといっても余裕ではなく、やはり坂道や高速道路の合流の際には気を使います。
事故の際の衝突安全面に不安がある
軽自動車はレーダーブレーキなど最新の安全装備が装備されている車種もありますが、車体自体が小さくボディも薄いので、安全面に劣るのは否めません。
荷室が狭い
特にファミリーで使えるようなスーパーハイトワゴン系の軽自動車の場合、荷室ぎりぎりまで後部座席を後ろにスライドさせていますので、荷室がとても狭くなります。4人乗車+ベビーカーはけっこう狭く感じると思います。
長距離移動が疲れる
軽自動車は車体が小さいため横風の影響を受けやすかったり、エンジンパワーがないためにアクセルを強く踏まなければならないため、長時間運転すると疲れやすいという特徴があります。
ファミリーにおすすめのスーパーハイトワゴン系軽自動車
普通車クラスにコンパクトカーやミニバンなどさまざまなボディタイプがあるように、軽自動車にもセダンタイプやSUVなどさまざまなボディタイプがあります。
その中でもファミリーにおすすめなのが、スーパーハイトワゴンタイプの軽自動車です。
最近の軽自動車の人気の傾向を見てみると、軽自動車の法律で定まっている規格(サイズ)いっぱいまで天井と横幅、縦幅を広げたスーパーハイトワゴンが人気です
ホンダのN-BOXや、
ダイハツのタント
など、天井が高く、軽自動車とは思えない室内が広々とした車種が人気です。
スーパーハイトワゴンのメリット
普通車に比べると車体価格が安く、軽自動車なので税金や維持費が安いことなどメリットも大きいです。
軽自動車ですのでやはり安くファミリーカーを持ちたい方にはおすすめです。
スーパーハイトワゴンのデメリット
軽自動車なので4人までしか乗れないことや、衝突安全性の不安、車体が揺れやすいなどのデメリットがあります。
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最近の軽自動車は車体価格が普通車並みに高くなっていますので、保証付きの優良中古車を選ぶ方が増えています。
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