軽自動車を買う前に今乗ってる車を1円でも高く売る方法!
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
誰でも物を安く買いたいと思って、少しでも安く買えるお店を探して歩きますが、そうした当たり前の行動も、軽自動車を売るときにはほとんど行われていません。
車を売る方法には、新車を買うディーラーでの下取り、個人売買、買取業者での買取といくつかあり、そのいずれでも高く売る努力はあまりされません。
これは非常にもったいないことで、車が高く売れればその分新しい車の購入資金に充てることができますので、実質的には購入する際の値引き額が増えたことと同じ意味になります。
ということは、値引き交渉をがんばるだけではなくできるだけ高く売ることもがんばれば、最も得をすることができるというわけです。
しかし安く買うための情報は集めやすくても、なぜか売るときには相手の言い値を素直に聞いてしまうのはどういった心理でしょうか?
これは自分の持っている車が、どれくらいの価値を持っているのか私たち売り手は把握しておらず、価格が高くなるとは思っていないことも1つの原因です。
「10年落ちだし走行距離もけっこう走ってるから、売っても三文だろう」といった思い込みです。
特に下取りにおいては、車のプロがいくらだと言えば、なんとなくそう思ってしまいますし、プロを相手に面倒な交渉をしたくないと考えてしまいがちです。
しかし、本当に自分の車がいくらで売れるか考えることは、お金を増やして次の車を買うためのステップとしてとても大切なんです!
下取りではディーラーの思い通りに進んでしまう...。
新車を買うときに多く使われる「下取り」は、残念ながら売る側にとってはお得な選択方法とは言えず、ディーラーの思惑で下取り価格が決まっていきます。
自分は下取りで他よりも高く売ったことがある!と思っている人は、新車の値引きが本当に最大限だったと確信を持っては言えないでしょう。
ディーラーの下取りは、顧客が持つ車への下取り価格と、これから買ってもらう新車の値引きがセットになっています。
下取り価格と新車の値引きは合計が決まっており、下取り価格が高くなると値引きが減って、値引きを多くすると下取り価格が減ります。
下取り額 | 新車値引き額 | |
---|---|---|
下取り額を上げた場合 | 上がる↑ | 下がる↓ |
値引き額を上げた場合 | 下がる↓ | 上がる↑ |
支払総額 | 同じ→ | 同じ→ |
現場では、このような金額調整が行われています。要は、お客さんに得をしたと思い込ませればよいわけです。
つまり、どちらに転んでもディーラーには損はないのです。
逆に言うと、どんなにボロボロの車でも、10万円の下取り価格を付けて、その分だけ値引きを減らすような芸当が日常的に行われているのです(^^;)
新車を買う顧客に、こんなボロボロでも10万円で下取りしてくれたと思わせれば、もはやディーラーの完全勝利に終わることは間違いありません。
では個人売買は?トラブルが怖い現状
1番高く売れるのは個人売買であることを思いつく方もいらっしゃるかもしれません。
インターネットで多くの物が買える時代になってから、軽自動車を始めとする車もオークションや個人売買の対象になってきました。
個人売買のメリットは、中間業者が入らないことで売る側は高く、買う側は安く買える点にあるとされていますが、本当にそうだとは限らず、トラブルの多さも指摘されています。
顔の見えない個人売買は、最初から悪意で参入してくる人も当然いますし、そのような人を見抜く方法はありません。
多いのは名義変更トラブルで、名義が変わらなければ軽自動車税の請求が所有者に行くことを利用して、軽自動車だけ手に入れて税金を相手に払わせようとしたり、あるいは最初からお金をきちんと支払うつもりがなかったりと、トラブルの内容は個別に違います。
まだまだ信頼できるレベルに達していないのが個人売買の現状であり、うかつに人を信じてお金を渡す危険は、毎日テレビで報じられている通りです。
軽自動車は買取業者がかなり欲しがっている!
現在、最も売れている車が軽自動車であることは間違いなく、新車の販売台数ランキングは、ほとんどが軽自動車で占められています。
当然のように中古車市場でも軽自動車は人気で、今は軽自動車を確保したい買取業者が、競って軽自動車を確保しているほどです。
買取業者が欲しがっている=競争が激しくなる=買取価格が高くなる
ということですので、車を高く売りたいなら買取業者に査定をとることを忘れてはいけません。
また査定を行う場合、最初に査定を依頼した業者に売ってしまうのは、自分から高く売るチャンスを逃しているのと同じことです。
できるだけ多くの買取業者に査定をとることが1円でも高く売るための秘訣です。
買取業者によって高値がつく車種は違う
車を高く売りたいなら複数の買取業者に査定をしてもらうことが第一ですが、買取業者によって高値がつく車種は違うことも知っておいていただきたと思います。
例えば、人気車種を所有しており売る場合に、査定してもらったらA社に「人気車種だからどこも在庫を抱えているのでこのぐらいの買取価格しかでないんですよ〜。」と言われたとします。
たしかに人気車種ですし在庫もたくさんありそうですから信じてしまいそうですが、人気車種はすぐに売れるため、例えばB社が在庫薄ですぐにでも仕入れたい車種である可能性もあります。
買取業者側の立場になってみると、仕入れて(買取をして)すぐに売れる車ほど儲かる車種はないわけで、他社にとられないように1段高い買取価格を提示してくれることもあるのです。
逆を考えると、不人気車の場合であっても、不人気車のためなかなか在庫は増えないが、中古車市場では人気のある車種である場合もあります。こういった車は高値買取が期待できます。
しかしどの買取業者がどのような車種を高価買取をしているのかというタイムリーな情報は開示されていないことも多いのです。
ですので、やはり車を高く売るためには、複数の買取業者に査定依頼をする行動を起こすことが最も大切なのです!
今お持ちの車を1円でも高く売りたいなら、複数の買取業者に価格競争をさせて買取価格を吊り上げることが大切です!以下の一括査定サイトでは、ガリバー・アップル・ラビットなど大手買取業者最大10社に一度の入力で一括査定依頼をすることができますので、手間が省けて非常に効率的です!※ 名前や電話番号、住所など正しく入力しないと正しい査定が得られませんので注意してください。
1位の中古車検索サービス
最近の軽自動車は車体価格が普通車並みに高くなっていますので、保証付きの優良中古車を選ぶ方が増えています。
新車を検討している方も、比較のために1度は中古車見積もりをとっておくことをお勧めいたします(^^)※氏名・電話番号は必ず正しいものを入力しましょう!
1位の車査定サービス
車を購入するお店でそのまま車を「下取り」にだすと、下取り価格を高くする代わりに値引額を下げられますので結局損をします。
軽自動車を最も高く売るためには、複数の買取業者に見積もりをとって買取価格を比較することが大切です!
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