付いてて良かった!衝突防止装置付きの軽自動車比較人気ランキング!【2021年版】
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
先行車両や障害物、歩行者と衝突の危険性が高まった時に作動する衝突防止装置は各メーカーの企業努力によって、国内で販売されているほとんどの車種に装備されるようになりました。
軽自動車も例外ではなく、現在は衝突防止の技術を応用して夜間の自動ヘッドライト切替や車線はみ出し抑制など、対障害物だけでなく車内の乗員も保護する予防安全装置に進化しています。
予防安全装置は各メーカーが独自で開発していますが、その安全性能をさまざまな試験で検証しているのが独立行政法人の自動車事故対策機構(JNCAP)です。
2017年に販売された軽自動車の試験結果を見ると、小型車や普通車と変わらぬ高評価を得た車種が格段に増えています。衝突防止装置を含めた予防安全装置を搭載した車種のランキングを紹介します。
中古車にも最新の安全装備を備えた車種が安く在庫されています。
目次
人気ランキング(1〜10位)
ランキングは全国軽自動車協会連合会の軽四輪通称名別新車販売台数を参考に、各メーカーの最新技術による予防安全装置を搭載した車種から順位をつけました。
国内ではスバルが積極的に取り入れた衝突被害軽減ブレーキが各メーカーに広がり、当初は赤外線やレーザーレーダーで検知するシステムが現在はフロントウインドウに設置したステレオカメラ(あるいは単眼カメラ)による検知に変わりつつあります。
各車種はフルモデルチェンジで順次、最新型の予防安全装置に切り替えていますが、一部には前世代の衝突被害軽減ブレーキしか搭載していない車種もあります。それらの車種は販売台数が多くても除外しました。
ただし、それらの車種は車両全体の安全性が劣っているということではありません。あくまで予防安全装置の新旧という差です。
1位 ホンダ N-BOX
ニーズ
家族のための利便性と最新の予防安全装置を搭載した車種が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | 車名 | N-BOX |
JC08モード燃費 | 23.4〜27.0km/L | エコカー減税 | 20〜50% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1790〜1815mm | 4.5〜4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2240mm | 1350mm | 1400mm | 890〜1000kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
138.5〜182.6万円 | 86.5〜140.0万円 |
ホンダのN-BOXは2017年9月にフルモデルチェンジを行い、2代目となりました。現行モデルに搭載されている予防安全装置はホンダの最新技術によって開発されたHonda SENSINGです。
先代モデルはパッケージこそ優れていたものの、衝突被害軽減ブレーキしか装着されておらず、予防安全装置はウィークポイントになっていました。
JNCAPのテストでは先代モデルの標準的な「ASV(Advanced Safety Vehicle:先進安全自動車の意味)」から最高ランクの「ASV++」に変わっています。
Honda SENSINGはフロントガラス上部に設置した単眼カメラとロアグリル内のミリ波レーダー、さらにリアバンパーのソナーセンサーで先行車両や障害物を検知します。衝突軽減ブレーキを含め、10種類の予防安全機能を備えています。
燃費効率を向上させたことも新型N-BOXの魅力のひとつ
フルモデルチェンジによる改良点は予防安全装置だけでなく各部に及んでおり、燃費効率も新型エンジンの搭載によって向上しました。
初代のエンジンを進化させたS07B型はホンダ独自の可変バルブタイミング機構、i-VTECを採用したことで低速の力強さと高速での伸び、さらに低燃費を両立させました。
JC08モードは全高1.7m超のスーパーハイトワゴンではトップクラスとなる27.0km/L、ハイパワーのターボ装着モデルでも25.6km/Lを記録しています。
燃費効率をさらに高める機能がECONモードです。スイッチを入れるとメーターパネル内のランプが点灯、エンジンやエアコンなどクルマ全体の機能を燃費優先で自動制御します。
エコな運転をするとあ照明がブルーからグリーンに変わるアンビエントメーターと併せて使えばJC08モードを上回る燃費数値にすることも不可能ではありません。
工夫すれば車中泊もできるN-BOXのシートアレンジ
N-BOXは小さな子供がいる家族を主な訴求対象としており、そのための装備を充実させています。センタータンクレイアウトの採用で室内は広く、工夫次第では車中泊も可能にするのが多彩なシートアレンジです。
助手席のスライド幅は58cmあるので、後部席左側に子供を乗せておけば助手席に座ったまま子供の面倒を見ることができます。
後部席は左右独立でスライドでき、床下に収納できるダイブダウンと座面を跳ね上げるチップアップ機能がついています。
全部席背もたれを後ろに倒せばカーペットなどの長尺物の荷物を載せることができ、チップアップ状態にすればA型ベビーカーをたたまずにフロアへ置くこともできます。
アレルゲンやウイルスを不活性化させる荒れるクリーンプラスシートも子供のために嬉しい装備です。
大人の男性が乗っても落ち着くN-BOXカスタム
N-BOXのエクステリアとインテリアを一部改良した派生車種のひとつがカスタムです。主に男性を訴求対象としており、見た目の存在感を特徴としています。
フロントマスクはフラットな面構成として水平基調の太いシルバーガーニッシュを配置、ヘッドライトの上には高級乗用車に多用されているシーケンシャルウインカーがついています。
インパネ回りはブラックとシルバーガーニッシュのレイアウトに変わり、スポーティなイメージにまとめています。シートやドアトリムにはバーガンディをアクセントに加えており、全体的に大人の男性が乗っても落ち着ける雰囲気となっています。
予防安全装置を始め、車内の快適装備や走行性能に変更はありません。
車種についてもっと詳しく ⇒ N BOXの評価レビュー記事
2位 ダイハツ ムーヴ
ニーズ
最新の予防安全装置とオールラウンドな性能が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ムーヴ |
JC08モード燃費 | 25.6〜31.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1630mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2080mm | 1320mm | 1280mm | 4.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
111.2〜147.4万円 | 70.0〜120.0万円 |
ダイハツの予防安全装置、スマートアシストは2006年に軽自動車初の衝突被害軽減ブレーキとして登場、4代目ムーヴに搭載されました。
その後、進化を続けて現在は第3世代に入っており、現行ムーヴにはスマートアシストV(略称はスマアシVまたはSAV)がベースグレードを除いた全グレードに標準装備されています。
SAUまでは前方障害物の検知にレーザーレーダーが使用されていましたが、SAVでは世界最小のステレオカメラに変更しています。
システムは先行車両や障害物だけでなく自転車や歩行者も認識し、衝突が避けられないとシステムが判断した時は緊急ブレーキを強制的に作動させます。
リアバンパー左右にはソナーセンサーが装備されており、後退の際、必要以上にアクセルを踏むとエンジン出力を低下させる後方誤発進抑制制御機能が作動します。
これらの予防安全機能によって、経済通産省が普及啓発している予防安全装置の統一呼称、サポカーの中でも最上級のサポカーS<ワイド>に認定されました。
車両全体を進化させる技術で燃費効率を高めたムーヴ
ムーヴは現在の軽自動車のスタンダードとなる全高1.6m超のトールワゴンで、オールラウンドな性能を備えています。
燃費も良く、JC08モードは自然吸気モデルで31.0km/L、一般的には燃費が悪くなるターボ装着の4WDモデルでも25.6km/Lを記録しています。
高い燃費効率は車両全体を進化させるダイハツのe:Sテクノロジーによって実現しています。
エンジンとトランスミッションの熱交換を行って最適な温度を保つCVTサーモコントローラーなどエンジン回りの効率化に加え、高張力鋼板の多用と樹脂化ボディ使用による軽量化、さらにボディ形状を進化させて空力性能を高めるなど統合的な技術が燃費性能を向上させています。
メーターパネル内にはエコドライブアシスト照明とマルチインフォメーションディスプレイが装備されているので、車両の機能だけでなくドライバーのエコな運転でも燃費効率を高めることができます。
個性を大切にする女性のために開発された派生車種のムーヴキャンバス
軽自動車のメリットはモノコック構造を大きく変えずに外板やインテリアを変更して派生車種を開発できることです。
個性を大切にする女性を訴求対象としたムーヴキャンバスは派生車種でありながら、原型のムーヴの面影を感じさせないほどの別車種に仕上がっています。
エクステリアはキャビンのボックス形状を強く意識したミニバス的なデザインで、角が取れた丸みのあるフォルムが特徴です。
トールワゴンでは珍しくスライドドアを採用していますが、これは乗降をスムーズにするだけでなく、後部席座面下の引き出し型収納ボックス「置きラクボックス」に荷物を簡単に置けるという配慮も含まれています。
なお、予防安全装置はムーヴと同じくSAVが搭載されています。
ムーヴコンテは中古車市場で選ぶ!
ムーヴの派生車種にはボックス形状のフォルムを強めたムーヴコンテがありました。個性的なスタイルで女性にも人気のあった車種ですが、ムーヴキャンバスが発売されたことによって統合される形となり、2017年3月をもって販売終了しました。
したがってムーヴコンテを購入したいユーザーは必然的に中古車からの選択となります。
ムーブコンテは2008年から2017年まで販売され、その間、フルモデルチェンジのないワンモデルなので、中古車は年式を問わず同一デザインの車種を購入できます。ただし、中古車市場では人気車種となっているため、やや高値傾向です。
2014年式走行距離3〜4万kmの一般的な状態では70〜80万円が相場、カスタムの登録済未使用車は120〜140万円が相場となっています。なお、ムーブコンテに搭載されている予防安全装置は衝突被害軽減ブレーキのSAです。
車種についてもっと詳しく ⇒ ムーヴの評価レビュー記事
3位 ダイハツ タント
ニーズ
予防安全装置がある広いスライドドアの車種に乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | タント |
JC08モード燃費 | 24.6〜28.0km/L | エコカー減税 | 20〜50% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1750mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2200mm | 1350mm | 1365mm | 920〜940kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
122.0〜162.5万円 | 59.7〜139.4万円 |
センターピラーのないミラクルオープンドアで人気を集めているダイハツのタントは現行モデルが販売された2013年当初、予防安全装置は衝突被害軽減ブレーキのSAだけでした。
その後、2015年にはSAUにステップアップ、2017年8月のマイナーチェンジでムーヴと同じく最新型のSAVが全グレードに設定されました。タントはSAVを搭載したことでJNCAPの予防安全性能アセスメントで最高位となる「ASV++」を獲得しています。
SAVはフロントガラス上部に設置したステレオカメラで前方の先行車両や歩行者、自転車を検知するシステムです。世界最小のサイズなのでドライバーの視界や頭上空間を妨げません。
また道路上の白線も検知できるため、車線逸脱警報機能がついていることも特徴のひとつです。
子育てママに嬉しいタントの燃費性能
タントは小さな子供と運転する母親が快適に乗れるように開発されたスーパーハイトワゴンです。
助手席側の開口部1490mmのミラクルオープンドアを始め、後部席の子供の世話をフロアに座ってできる助手席38.0cmのスライド幅、飲み物や食べ物をこぼしてもサッと拭き取れる撥水シートなど、車内には利便性と快適性のための装備が整っています。
燃費性能が良いことも経済性を重視する子育てママには嬉しいポイントです。ムーヴにも採用されているe:Sテクノロジーが導入されており、JC08モードは自然吸気モデルで28.0km/L、燃費性能が劣るターボモデル4WDでも24.6km/Lを記録しています。
運転が苦手な女性には、クルマを俯瞰の状態でディスプレイに映し出すオプションのパノラマモニター装着をおすすめします。
子育てパパにぴったりなタントカスタム
子育てママよりも男性向けに開発された派生車種がカスタムです。エクステリアではフロントマスクを大幅に変更しています。
バンパーに厚みを与えて平面化させ、アッパーグリルからロアグリルまでを太いシルバーモールで縁取りしたことで迫力のある表情になりました。
ボディカラーもベーシックモデルにはないナイトシャドーパープルメタリックやメテオライトグレーイリュージョナルパールなど、フォルムの迫力を際立たせる色が用意されています。
インテリアはブラックで統一し、センタークラスターやインパネに太いシルバーモールを配置してシャープなイメージを打ち出しています。
メーターパネル内の照明をブルーにしてタコメーターを備えたことがベーシックモデルとの相違点で、走行性能や車内の装備に変更はありません。予防安全装置も同じくSAVが設定されています。
タントを中古車で購入する際は年式を確認する!
現行モデルは2013年からの販売なので、中古車市場には豊富な車数が流通しており、予算に応じて好みのグレードやボディカラーを選ぶことができます。ただし予防安全装置の種類は年式によって異なってきます。
SAV装着車は2017年8月以降の登録車となり、中古車市場ではあまり出回っていません。SAV装着車を購入するなら登録済未使用車が主な選択肢となります。
SAV装着のハイグレードモデルXは135〜145万円、ベースグレードのLであれば110〜120万円の範囲内で購入可能です。
SAUが装備された2016年式走行距離1〜2万kmのXグレードは100〜110万円が相場となります。予防安全装置にこだわらなければ中期モデルを購入した方が得策です。
車種についてもっと詳しく ⇒ タントの評価レビュー記事
4位 スズキ ワゴンR
ニーズ
予防安全装置がついていて燃費性能が良い車種に乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ワゴンR |
JC08モード燃費 | 23.4〜33.4km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 乗車定員 |
3395mm | 1475mm | 1650mm | 4人 |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 最小回転半径 |
2450mm | 1355mm | 1265mm | 4.4m |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
107.8〜153.0万円 | 59.9〜135.0万円 |
1993年、軽自動車にトールワゴンという新しいデザインを取り入れたスズキのワゴンRは2017年2月にフルモデルチェンジを行い、6代目となりました。
予防安全装置はフロントガラス上部に設置した赤外線レーザーレーダーと単眼カメラで前方を検知する「デュアルセンサーブレーキサポート」と車両の周囲をディスプレイに映し出す「全方位モニター」をオプションで設定しています。
これらを装備したワゴンRはJNCAPの予防安全性能で最高位の「ASV++」の評価を受けました。
デュアルセンサーブレーキサポートは衝突の危険が避けられない時に働く自動ブレーキの他、踏み間違いによる急発進を回避するための誤発進抑制機能、運転の疲れなどで蛇行運転した時に注意を促すふらつき警報機能などが備わっています。
また事故の二次被害を防ぐためのエマージェンシーストップシグナルも現行モデルからの装備です。
専用フロントマスクを持つワゴンRのハイブリッド仕様
6代目現行モデルは5代目まで採用されていた省燃費システム、S-エネチャージを進化させたスズキ独自のハイブリッドシステムを搭載しました。
モーター機能付発電機のISGを強力にしたことで蓄電やエンジンアシストだけでなく、モーター単体によるクリープ走行も可能です。JC08モードはトールワゴンの中で最高値となる33.4km/Lを達成しています。
ハイブリッドシステム搭載に合わせてエクステリアも専用デザインのフロントマスクが用意されました。アッパーグリルを上下2段に分け、上部にはシルバーモールを設置して高級感を出しています。
ガソリンエンジン仕様のFAグレードは縦型のヘッドライトに水平基調のラジエターグリルをレイアウト、オーソドックスなデザインを採用しています。
ヘッドアップディスプレイが装備されたワゴンRの内装
現行モデルの内装はシンプルの中にも予防安全装置や操縦支援装置を充実させていることが特徴です。
デュアルセンサーブレーキサポートと全方位モニターがセットになっているセーフティパッケージ装着車には軽自動車初となるヘッドアップディスプレイが合わせて装備されます。
ダッシュボード前方にある半透明のディスプレイに速度やATのシフト位置、デュアルセンサーブレーキサポートの警告が表示され、ドライバーは視線移動や焦点調節が少なくなるので運転の安全性が高まります。
全方位モニターは車両の周囲だけでなく、フロントカメラによって車両先端の左右を映し出すことが可能です。路地から歩道をまたいで広い道路に出る際、左右からのクルマや歩行者の往来を確認する際、大変便利な機能となります。
ワゴンRを中古車で購入するなら予防安全装置の確認を!
現行モデルは2017年2月の発売なので、ユーザーの手に渡った車種は中古車市場にあまり流通していません。6代目でもっとも多く流通しているのは登録済未使用車です。
ベースグレードのFAであれば80〜90万円、ハイブリッド専用グレードとなるFXでも90〜100万円の範囲内で購入できます。FAの新車価格が107.8万円〜、FXは117.7万円であることを考えると、かなり格安といえます。
登録済未使用車を購入する際は、必ずセーフティパッケージ装着車であることを確認してください。予防安全装置は後付できません。
5代目は中古車市場に豊富な車数が流通していますが、人気車種であることからやや高値傾向となっています。
2015年登録モデルで走行距離2〜3万kmの場合、80〜90万円が相場です。なお、5代目に装備されている予防安全装置は衝突被害軽減ブレーキのみとなっています。
車種についてもっと詳しく ⇒ ワゴンRの評価レビュー記事
5位 スズキ スペーシア
ニーズ
個性的なデザインで予防安全装置付きのスーパーハイトワゴンが欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | スペーシア |
JC08モード燃費 | 26.4〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1785mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2155mm | 1345mm | 1410mm | 850〜920kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
127.4〜158.9万円 | 69.8〜130.8万円 |
スズキのスーパーハイトワゴン、スペーシアは2017年12月にフルモデルチェンジを実施、予防安全装置はフロントガラス上部に設置した単眼カメラとレーザーレーダーで前方を検知するデュアルセンサーブレーキサポートが搭載されました。
このシステムはワゴンRにも設定されていますが、異なる点は全グレードに標準装備されたこと、リアバンパーにはソナーセンサーによる後退時ブレーキサポートが装着されていることです。
これまでリアバンパーにソナーセンサーを備える軽の車種はありましたが、その機能は急なアクセル操作による後退をエンジン制御するというタイプでした。
スペーシアの機能はブザーと表示でドライバーに注意を促すと同時に衝突の危険性があるとシステムが判断した場合、前方と同じように緊急ブレーキを作動させます。軽自動車では初めての搭載となります。
新型スペーシアの個性的なエクステリア
スペーシアの初代は2013年に発売されましたが、すでにダイハツのタントやホンダのN-BOXが好調な販売成績を続けており、初代は販売台数でライバル車に大きな遅れを取った形になりました。
この劣勢を挽回すべく、新型となった現行モデルにはさまざまな改良が加えられています。エクステリアとボディサイズもそのひとつです。
ボディサイズは初代よりもホイールベースを35mm延長、全高を50mm上げたことで室内も広くなり、高さは35mm、幅は25mm拡大されています。
またボンネットを高くしたことで運転席のヒップポイントも前部席で30mm高くなり、視認性が向上しました。
エクステリアデザインはスーパーハイトワゴンの主流である2BOX型を採用しているものの、プレスドアやキャラクターラインで個性を打ち出しており、ライバル車との差異化を図っています。
内装にも予防安全装置があるスペーシア
インテリアはスズキの軽で最上級となるだけに上質な雰囲気にまとめられています。
ダッシュボードの幅を狭めてインパネを低くレイアウトしたことで前部席に開放感が生まれました。メーターパネル横にはツマミを回すだけで風の調整ができる大型のエアコンルーバーが設置されています。
赤いルーバーリングをインパネ回りのアクセントにしているところにデザインのセンスが感じられます。
ダッシュボードにはフロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイが装備(全方位モニター用カメラパッケージ装着車限定)されました。
速度やシフトポジション、各種警報の他に対応ナビ装着車は交差点案内や道路標識まで表示できます。ドライバーの視線移動を防ぎ、安全運転に貢献する機能のひとつです。
ハイブリッド搭載で燃費性能を向上させたスペーシア
現行モデル最大の魅力はスーパーハイトワゴンでトップの燃費効率です。先代モデルのS-エネチャージを進化させたスズキ独自のハイブリッドシステムを搭載、JC08モードは30.0km/Lを記録しました。
モーター機能付発電機(ISG)をパワーアップしたことでエンジンアシストだけでなく、モーターだけのクリープ走行も可能にしています。
燃費効率の向上には新型プラットフォームHEARTECTの採用や高張力鋼板の多用も貢献しています。ボディ剛性を高めながらも車重は最軽量で850kg、4WD仕様の重いグレードでも930kgしかありません。
搭載しているエンジンは自然吸気タイプですが、軽い車重とモーターパワーのおかげでターボ並の走行性能を体感できます。
車種についてもっと詳しく ⇒ スペーシアの評価レビュー記事
6位 ダイハツ ミライース
ニーズ
エントリーカーでも最新の予防安全装置が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ミライース |
JC08モード燃費 | 32.2〜35.2km/L | エコカー減税 | 50〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1500〜1510mm | 4.4m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
1935〜2025mm | 1345mm | 1240mm | 650〜720kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
84.2〜133.9万円 | 45.5〜120.0万円 |
ダイハツの2BOXハッチバックカー、ミライースの安全予防装置は最新のSAVです。
エントリーモデルであるため低価格設定になっていますが、全グレードに標準装備(ベースグレードのLとBは非装着車の選択も可能)している点にダイハツの安全性に対する積極的な姿勢が感じられます。
ミライースはエントリーモデルというだけでなく燃費特化型としての特徴を持っています。2011年に初代が誕生、2017年5月にフルモデルチェンジを実施しました。
軽自動車では人気薄の2BOXハッチバックでありながら、発売から約1ヶ月で月間目標の2倍を上回る約2万台の受注台数を記録しました。車両全体を進化させるe:SテクノロジーによってJC08モードは最高35.2km/Lを達成しています。
車種についてもっと詳しく ⇒ ミライースの評価レビュー記事
7位 スズキ ハスラー
ニーズ
SUVでも予防安全装置のついた車種に乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | スズキ | 車名 | ハスラー |
JC08モード燃費 | 24.2〜32.0km/L | エコカー減税 | 25〜100% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1665mm | 4.6m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2035〜2160mm | 1295mm | 1250mm | 770〜870kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
110.0〜163.0万円 | 69.9〜124.8万円 |
スズキの軽SUV、ハスラーに搭載されている予防安全装置はグレードによって異なります。
最上級のXターボと自然吸気モデルのXにはフロントガラス上部に設置した2台のカメラで前方を検知するデュアルカメラブレーキサポート、ミドルグレードのGターボ以下にはレーザーレーダーで前方を検知するレーダーブレーキサポートです。
スズキは車種の性格やコストに合わせて3種類の予防安全装置を選んでおり、ハスラーにはワゴンRやスペーシアとは違ったタイプが取り付けられました。
インテリアで特徴的なのがカラーパネルです。ボディとコーディネートできるカラーパネルは植物由来のバイオエンジニアリングのプラスチックを素材としていることから揮発性有機化合物が低減されています。
化学物質過敏症を始めとするアレルギーを持つ人に配慮した内装デザインといえます。
車種についてもっと詳しく ⇒ ハスラーの評価レビュー記事
8位 ダイハツ キャスト
ニーズ
予防安全装置がついていて自分の個性を際立たせる車種が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | キャスト |
JC08モード燃費 | 25.0〜30.0km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1600〜1630mm | 4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2005mm | 1320mm | 1245mm | 840〜900kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
129.0〜177.1万円 | 75.5〜159.8万円 |
2015年に登場したダイハツの個性的なトールワゴン、キャストの予防安全装置は当初SAUでしたが、2017年の一部改良で全グレードにSAVを標準装備(ベースグレードのXのみ非装着車の選択も可)しました。
フロントガラス上部に設置したステレオカメラとリアバンパーに設置したソナーセンサーでクルマの周囲全体を検知するシステムで、緊急ブレーキの他に車線逸脱警報を始めとして各種安全機能を備えています。
キャストの大きな特徴は都会的で洗練されたデザインを持つスタイル、悪路走行性に優れたSUVのアクティバ、走行性能を高めたスポーツの3タイプを用意していることです。
それぞれに専用のボディカラーが設定されているので、ユーザーの個性に合わせたオリジナル色の強い1台を選ぶことができます。
車種についてもっと詳しく ⇒ キャストの評価レビュー記事
9位 ダイハツ ウェイク
ニーズ
アウトドアのドライブで頼りになる予防安全装置が欲しい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ダイハツ | 車名 | ウェイク |
JC08モード燃費 | 23.2〜25.4km/L | エコカー減税 | 20〜25% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1835mm | 4.4〜4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2215mm | 1345mm | 1455mm | 990〜1060kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
130.5〜184.1万円 | 98.9〜146.0万円 |
ダイハツはアウトドア派に人気のあるウェイクにも予防安全装置のSAVを装備しました。2014年発売当初は衝突被害軽減ブレーキのSAでしたが2016年5月にはSAU、2017年11月にはSAVへステップアップさせています。
ウェイクはレジャーに使われることが多い車種なのでSAVの機能が重宝します。
山間の夜間では対向車のライトで自動的にロービームに切り替わるオートハイビーム、トンネルを抜けた時の横風に煽られた時は車線逸脱警報、高速道路や一般道の渋滞では衝突回避支援ブレーキや先行者発信お知らせ機能が役立ちます。
SAVを搭載したことで経済産業省が推奨する予防安全装置搭載車の統一称号、サポカーS<ワイド>に認定されました。
車種についてもっと詳しく ⇒ ウェイクの評価レビュー記事
10位 ホンダ N-WGN
ニーズ
車両全体の安全性が高い車種に乗りたい
概要 | |||
---|---|---|---|
メーカー | ホンダ | 車名 | N-WGN |
JC08モード燃費 | 24.2〜29.4km/L | エコカー減税 | 25〜75% |
主要スペック | |||
全長 | 全幅 | 全高 | 最小回転半径 |
3395mm | 1475mm | 1655〜1675mm | 4.8〜4.7m |
室内長 | 室内幅 | 室内高 | 車両重量 |
2025mm | 1355mm | 1300mm | 830〜880kg |
新車価格 | 中古車相場価格 | ||
109.0〜145.0万円 | 68.9〜135.5万円 |
ホンダのトールワゴン、N-WGNの予防装置は低速域衝突軽減ブレーキと誤発進抑制機能がセットになったシティブレーキアクティブシステムです。
N-BOXの先進的なHonda SENSINGと異なるのはN-WGNがまだフルモデルチェンジをしていないためです。
予防安全装置は旧型ですが、全体的な安全性能は高く、軽自動車で初めてJNCAPの新・安全性能総合評価で最高位のファイブスター賞を受賞した経歴を持ちます。
N-WGNは2013年の発売以来、一部改良は実施しましたがフルモデルチェンジは行われていません。N-BOXは2017年8月に新型を登場させており、予防安全装置も最先端が搭載されました。
パッシブセーフティ(受動的安全)はファイブスターでもアクティブセーフティ(能動的安全)面のことを考えればやや物足りなく、ニューモデルの登場が待たれるところです。
車種についてもっと詳しく ⇒ N WGNの評価レビュー記事
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