スズキ ラパンとホンダ N-ONE徹底比較!
ラパン | N-ONE |
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スズキのラパンは2015年にフルモデルチェンジを行い、それまで女性志向の強かった派生車種ラパンショコラの特徴を取り入れ、開発の段階から女性スタッフが関わるなど、より女性向けの車種に生まれ変わりました。
ホンダのN-ONEはN-BOXの派生車種となりますが、ホンダの軽自動車には女性志向の車種がないことから、N-ONEには女性が好みそうな装備が揃っています。こちらのページでは両車のインパネ回りや積載能力、女性向け装備について徹底比較を行います。
テーブルに置き時計やTVを配置したようなラパンのインパネ回り!
ラパンのインパネ回り | N-ONEのインパネ回り |
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ウッドパネルを使ったダッシュボードが斬新。 車内長:2020mm 車内幅:1295mm 車内高:1240mm |
ツートーンのダッシュボードはボディカラーに合わせて選べる。 車内長:2020mm 車内幅:1300mm 車内高:1240mm |
ラパンはアルトのプラットフォームを使った派生車種で、スクエアなボンネット部とキャビン部をつなぎあわせた典型的な2BOXハッチバックタイプです。
エクステリアは従来、レトロ調でまとめていましたが、3代目となる現行車もそれを踏襲、その上でスクエアな部分のエッジを削ぎ落として全体的に丸みをつけ、ソフトでモダンなデザインに仕上がっています。
ホンダはN-BOXの好調な売れ行きから、共通のプラットフォームで多くの派生車種を生み出しています。N-ONEもその1車種で、ボディサイズはトールワゴンでありながら、ボンネット部を強調してキャビン部と分け、2BOXハッチバックスタイルにしていることがエクステリアの特徴です。
このエクステリアはホンダは販売した初めての軽自動車、N360をリスペクトしたもの、と言われており、外観上はあまり女性を意識していませんが、装備やインテリアデザインは意外と女性向けの部分を見つけることができます。
ラパンのインパネ回りはとても個性的で、いかにも女性スタッフが関わっているという印象を強く受けます。運転席から助手席まで一直線に板張りデスクのようになっていて、その上にレトロ調の一眼メーター、TVのような全方位モニター付きナビを「置いて」あるようにレイアウトされ、まるで自分の部屋の中にいるような雰囲気を作り出しています。
視認性のよい一眼メーター内にはマルチインフォメーションディスプレイがありますが。一般的な燃費情報だけでなく、記念日になるとメッセージを音声で伝えるなど、かなり女性向けの小技を効かせています。
N-ONEはNシリーズ共通のプラットフォームなのでインパネ回りにも特別なデザインはありませんが、センタークラスターとダッシュボードを一体化させ、インパネ上部とツートーンにするなど落ち着いた雰囲気と上質感を両立させています。
なお、このツートーンはボディカラーとコーディネートでき、多彩な組み合わせが可能です。
荷室ユーティリティ性能はN-ONEがやや上回る!
ラパンの荷室積載イメージ | N-ONEの積載イメージ |
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とくに目新しい店はなく後部席を前倒させて荷室床面を作る。 | 荷室床パネルを開けると深底のアンダートレイが登場。 |
N-ONEは全高1.6mを超すトールワゴンですが、フロントにボンネットを設けていることから一般的なトールワゴンに比べるとけっして広くありません。
車内長は2020mm、車内幅は1300mm、車内高は1240mmで、2BOXハッチバックのラパンとほとんど変わらない車内空間となっています。
したがって荷物を積載する空間にも違いはありませんが、N-ONEは座席のアレンジが豊富なのでユーティリティ性能ではラパンよりも優れています。
ラパンは従来通り、後部席の背もたれを前倒させ、荷室床とフラットにしなければ大きい荷物を積むことができませんが、N-ONEは後部席の座面を跳ね上げることができるので、後部席背もたれを前倒させなくても広いスペースを作れる上、バックドアではなく後部ドアから荷物を積むことができます。
またホンダ独自のシステムで特許を取得しているセンタータンクレイアウトはN-ONEにも採用されていることから荷室床下が有効なスペースとなり、ここに深底アンダートレイが設置されています。4人乗車時でも荷室の広さは195Lが確保されています。
両車には女性が喜ぶ機能を満載!
ラパンのシートヒーター | N-ONEのベンチシート |
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寒い冬でも温かく運転でき、ダクトを通じて後部席にも温風を送ることができる。 | これまでになかった「低反発の柔らかさ」という発想を持つシート。 |
ラパンには女性が喜ぶ装備を多く揃えています。フルオートエアコンには肌や髪に優しい弱酸性で細菌やウイルスを抑制するパナソニックのナノイー(微粒子イオン)放出装置がつき、日焼けを防ぐ紫外線防止(UV)、赤外線防止(IR)ガラスをフロントウィンドウに設置、また運転席と助手席にシートヒーターを装備しているので冬場でも身体を冷やすことなく運転できます。
N-ONEにもUV&IRガラスやナノイーに変わるプラズマクラスターをフルオートエアコンに付帯させていますが、いかにも他にはない技術を導入するホンダらしいのがフロントベンチシートです。
一見、凹凸がなくてホールドが悪そうですが、じつは座面に「低反発の柔らかさ」を取り入れており、乗り心地の向上が図られています。
まとめ
ラパン、N-BOXともに女性が安心、快適に運転できる機能や装備が揃っており、甲乙つけがたい存在といえますが、燃費効率に関してはラパンの方が上で、JC08モードで35.6km/Lを達成、N-BOXは28.4km/Lに留まっています。
両車を選ぶ際の判断基準となりますが、カップルで乗車、男性が運転することを想定するならばN-ONEの方が無難です。ラパンを運転してサマになる男性はそう滅多にいるものではありません。
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