ダイハツ ミラココアとスズキ ラパンショコラ徹底比較!
ミラココア | ラパンショコラ |
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軽自動車はコンパクトなので運転がしやすく、しかも経済的なので実用性を重視する独身女性にも人気があります。しかし実用性だけでは満足できないのも独身女性の特徴です。
メーカーは訴求対象となる独身女性に向けた派生車種をいろいろと販売していますが、中でも独身女性が喜ぶスイーツ系をネーミングにして訴求しているのがダイハツのミラココアとスズキのラパンショコラです。
こちらのページではエクステリアとインテリアのデザイン性、車内空間の快適性を徹底比較します。
スクエアの中に丸みをイメージするミラココア!
ミラココア | ラパンショコラ |
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全長:3395mm 全幅:1475mm 全高:1560mm ホイールベース:2490mm |
全長:3395mm 全幅:1475mm 全高:1515mm ホイールベース:2400mm |
スズキのラパンショコラはアルトの派生車種ラパンからさらに派生した車種で、2013年から3代目ラパンのフルモデルチェンジ前、2015年まで販売されました。
3代目ラパンはショコラのメリットを吸収したことによってより独身女性向けの車種になったため、ショコラは現在のところ販売されていません。
一方のミラココアはラパンを追従する形で2009年に発売されましたが、スイーツ系の名前をつけたのはダイハツの方が先で、2014年にマイナーチェンジ、現在も販売を継続しています。
エクステリアに関しては両車とも同じコンセプトで設計されています。ボンネットを持つ2BOXハッチバックスタイルで、フロントのAピラー傾斜を立ててキャビンの箱型を強調、ボンネットやルーフのエッジ部分に丸みを持たせ、角張ったフォルムの中に柔らかさを与えています。
両車ともライトカバーを丸目にし、ラジエターグリルの丸みを持たせ、ホイールキャップを一時代前の形にするなどフォルムと合わせてレトロ調デザインを採用しています。
ここまで同じコンセプトだと見た目の区別をつけにくいところですが、大きく異なっているのはサイドウインドウとドアの形状です。
ミラココアはプレスドアを採用しているのでサイドウインドウの形状を自由にデザインできることからウインドウの角を削り、全体的に丸いイメージを与えています。
一方のラパンショコラはピラーをブラック塗装してリアウインドウをサイドまで回りこませ、ベルトラインから下の塊感を強調しています。
シックなミラココアとポップなラパンショコラ!
ミラココアのインパネ回り | ラパンショコラのインパネ回り |
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ブラウンとブラックでシックにまとめられている | フランボワーズカラーの限定色はポップなイメージ |
インパネ回りとダッシュボードも良く似ています。平面的な1枚パネルで運転席から助手席までを覆い、その中央にセンタークラスターをレイアウトしてパネルシフトレバーを設置しています。またセンタークラスターにエアコン用のディスプレイとスイッチ類をまとめている点も同じです。
異なっている点としてはミラココアが単色(ブラウンまたはアイボリーホワイト)でまとめていることに対して、ラパンショコラにはホワイトを基調として周囲をレッドのパネルで囲み、エアコン吹き出し口をブラウンにまとめたフランボワーズタイプがあることです。
まるで生クリームとチョコレートがたっぷりかかったイチゴパフェを連想させるカラーリングです。
後部席ユーティリティ性はラパンショコラがやや上か?
ミラココアの車内空間 | ラパンショコラの車内空間 |
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車内長:1930mm 車内幅:1345mm 車内高:1240mm |
車内長:1915mm 車内幅:1235mm 車内高:1215mm |
両車とも内装のコーディネイトはネーミングに負けないスイーツぶりを見せています。ミラココアはアイボリーとブラウンとピンクベーシュをそれぞれ2種類組み合わせることができ、ラパンショコラはアイボリーにピンクベージュ、ブラウンにベージュなどから選べ、どちらも甘い香りが漂ってきそうな色調を用意しています。
どちらもシート類は甘い色調ですが、トリムに関してはミラココアがブラックを多用、ラパンショコラはシートと同色を使用しているので、どちらかといえばシックな雰囲気を持っているのがミラココア、ポップな雰囲気でまとめているのがラパンショコラといえます。
後部席の機能に限っていえばラパンショコラの方が上です。ミラココアは後部席が一体型のベンチシートとなっているため、大きな荷物を積載する時は後部席全部を倒さなければならず、必然的に2名しか乗れないことになりますが、ラパンショコラは後部席がセパレートタイプになっているので、荷物の質に合わせて片方だけを倒すことができ、3名乗車が可能となります。
日常的には大きな影響を及ぼすことはありませんが、仲間とスキーに行く時などに差が表れます。
まとめ
走行性能ではミラココアが最高出力38kW(52PS)/6800rpm、最大トルクは60N・m/5200rpmで、ラパンショコラはそれぞれ40kW(54PS)/6500rpm、63N・mでわずかにラパンショコラが上回っていますが、燃費効率に関してはミラココアがJC08モード29.0km/Lに対してラパンショコラは26.0km/Lとミラココアが優っています。
女性の肌に優しいUVカットガラスや燃費を向上させるアイドリングストップ機能はどちらも装備、さらにスマホと連動させてカーナビやアプリが使えるタッチパネル式ディスプレイもオプションで装着できるなど、両車の個性はあまりにも似ているので甲乙つけがたい状況と言えます。
ただしラパンショコラは現在、販売していないので購入するには中古車の中から選ばなければなりません。中古車市場には販売終了と同時に多く出回る登録済未使用車があるので新車と同様の品質を手に入れることはできますが、やはり好みのカラーリングなどは限定されます。
登録済未使用車でカラーリングはそれほど問わない、というのであれば、むしろオプションが最初から装着されている可能性が高くなり、確実にコストパフォーマンスの高い買い物ができます。
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