三菱 eKスペースとダイハツ タント徹底比較!
三菱・ekスペース | ダイハツ・タント |
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三菱のekスペースは日産との共同出資による合弁会社、NMKVがekワゴン(日産で販売されている同車種はデイズという名称)に次いで開発したスーパーハイトワゴンです。
ekワゴンの上質路線を引き継ぎながらも、購買層が小さい子供のいる家族なので、ユーティリティ性を高めていることが特徴です。
こちらのページではスーパーハイトワゴンで販売台数の首位を堅持しているダイハツのタントとエクステリア、インテリア、安全性について徹底比較を行います。
NMKVのスタイリッシュなデザインを継承するekスペース!
ekスペースのリアビュー | タントのリアビュー |
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全長:3395mm 全幅:1475mm 全高:1775mm |
全長:3395mm 全幅:1475mm 全高:1750mm |
ekスペースは2014年2月に発売されました。ネーミングのekとは「いい軽」という日本語の語呂と「excellent K-car」という英語表記の頭文字を取ってつけられました。
やや強引なネーミングではありますが、エクステリアはフロントマスクをekワゴンと同じようなデザインにして統一感を持たせ、キャビン部はこれまでのスーパーハイトワゴンには見られない造形を巧みに取り入れて洗練されたフォルムとなっています。
ボディサイドにはフロントピラー近くまで回り込んだヘッドライトカバーから続くスリットと、フロントフェンダーのエンド部分からリアフェンダーに向かって伸びていくスリットが、ベルトラインから下をエレガントに演出、ピラーをすべてブラック塗装にしてルーフを浮かせたように見せ、開放感を高めています。
特にリアエンドのクォーターガラスはハッチバックのウィンドウと視覚的に一体化させており、バンパーのグラマラスな形状と合わせて後方から見た時のスタイリングにも気を配っています。
3代目となる現行車のタントは2015年12月にマイナーチェンジを行いましたが、主な変更点はタントカスタムに集中しており、タントのエクステリアに大きな違いはなく、ボディカラーの新色が追加されたこと、その新色に合わせたホイールキャップがつくことだけです。
タントは小さな子供のいる家族を訴求対象としていることからエクステリアのデザインは万人受けするスタンダードなフォルムとなっており、ekスペースに比べるとやや平凡な印象を受けます。
小さな子供がいる家族でもスタイリッシュに乗りたいのであればekスペースがお勧めです。
センターピラーレスのミラクルオープンドアは大きな魅力!
ekスペースのインテリア | タントのインテリア |
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車内長:2235mm 車内幅:1320mm 車内高:1400mm |
車内長:2200mm 車内幅:1350mm 車内高:1365mm |
インテリアでもekスペースはekワゴンの上質さと快適性を引き継いでいます。特に後部席の背もたれは厚みを持たせて大人が長時間座っていても疲れを軽減させる設計であることに加え、座面前方を盛り上げてふくらはぎを包むデザインになっており、オットマンのような効果が得られます。
小さな子供や主に運転する主婦への装備も充実しています。リアシートのスライド幅は260mmあるので小さな子供をチャイルドシートに乗せた時、前方へスライドさせれば運転席や助手席から手の届く範囲に子供を寄せることができます。
その他の機能としては後部席に風を送って空気を循環させるリアサーキュレーター、高い遮光性能で日差しから乗員を守るサンシェード、子供が飲み物や食べ物をこぼした時でも掃除が簡単な撥水シートなどをグレードによって装備しています。
家族思いの装備ではタントもekワゴンに引けを取りません。センターピラーレスのミラクルオープンドアはサイドに大開口部を生み出すので乗降が容易になるだけでなく、荷物の積載も便利になります。
助手席の380mmスライド幅を利用して前方に動かせば、後部席との間に895mmのフロア長が生まれます。
ベビーカーを折りたたまずにそのまま積載することもできますし、27インチ自転車を大開口部から乗せることも可能になります。
また助手席で子供が寝てしまった時のために運転席から助手席をリクライニングできる助手席シートバックレバーを装備するなど、小さな子供に配慮した装備が充実しています。
タントのスマアシUは先進安全車プラスを獲得!
ekスペースのFCM-City | タントのスマートアシストU |
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フロントウインドウ上部のレーザーレーダーで前方の障害物を検知して警告や自動ブレーキを働かせる。 | 単眼カメラとレーザーレーダー、さらに後部のセンサーで障害物と人物を検知する。 |
安全面では両車ともに衝突被害軽減システムが設定されていますが、ekスペースのFCM-Cityシステムは前方の障害物だけに反応することに対し、タントのスマートアシストUは前方の人物や後方の障害物にも反応する特徴を持っています。
軽自動車の衝突被害軽減システムの多くはフロントガラス上部に備え付けられたレーザーレーダーで障害物を検知しますが、タントはフロントガラス上部に単眼カメラを設置、これで前方の人物を検知し、フロントのラジエーターグリル内にレーザーレーダーを設置して障害物を検知します。
また後方にはソナーセンサーを設置しているので、シフトレバーを誤ってリバースに入れてアクセルを踏んだ時でも、障害物が後方にある場合は急発進を抑制します。
自動車事故対策機構が行う予防安全性能アセスメントでは、タントのスマートアシストUの優れた予防安全性能に対し、最高ランクの「先進安全車プラス(ASV+)」を与えています。
まとめ
タントのミラクルオープンドアと広いフロア長は、小さな子供のいる家庭のカーライフで、あらゆる面で活躍します。したがって子供を優先するカーライフであればタントに絶対的な優位性があります。
逆に子供がある程度大きくなって家族で移動することが多いという人であれば、車内の快適性を重視しているekスペースの方が最適な1台だといえます。
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