日産 デイズルークスと三菱 eKスペース徹底比較!
日産・デイズルークス | 三菱・ekスペース |
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日産のスーパーハイトワゴン、デイズルークスは三菱と共同出資して創設した合弁会社、NMKVの開発による車種です。
三菱ではekスペースの名称で販売されており、バッジエンジニアリング(姉妹車)の関係なので基本的には同一車種となります。エクステリアやインテリアに違いはありませんが、両車でグレード体系が異なっており、ボディカラーや装備の違いが見られます。
こちらのページでは両車のグレード体系と装備について徹底比較を行います。
姉妹車だが専用のボディカラーあり!
デイズルークスとekスペースの専用ボディカラー | |
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デイズルークスはアゼリアピンク、ekスペースはサクラピンクメタリック。 | |
全長:3395mm 全幅:1475mm 全高:1775mm |
ホイールベース:2430mm 車両重量:920kg 最小回転半径:4.4m |
NMKVによるデイズルークスとekスペースはスーパーハイトワゴンのジャンルでは後発となりますが、太いシルバーメッキモールを多用したフロントフェイスや彫りの深いキャラクターライン、上質なインテリアがそれまで軽自動車の実用本位性を嫌っていた購買層に受け、2014年7月の販売開始からわずか1ヶ月で月産目標をはるかに超える5.6倍(28000台)の受注がありました。
デイズルークスとekスペースは内外装ともに共通で、ボディカラーは12色用意されていますが、それぞれに専用色が設定されています。
デイズルークスの専用色はアゼリアピンク、ekスペースはサクラピンクメタリックとアンティークゴールドメタリックとなっていますが、アンティークゴールドメタリックに関しては、デイズルークスのカスタム系、ハイウェイスターでは選べる設定になっています。
なお、両車ともにツートーンカラーが設定されていますが、ツートーンに関してはすべて同色となっています。
デイズルークスのグレード体系はSとXの2タイプ、ekスペースはE、G、G・Style Editionの3タイプとなっています。
GとG・Style Editionの違いは、G・Style Editionに設定されているツートーンのボディカラーやアルミホイール、フロントガラスの紫外線カット機能がGには装備されていません。
ベーシックなEとミドルグレードのGには、それぞれ三菱の衝突回避支援システムのe-Assistを装備したモデルがあります。
カスタム系をグレード上位に設定したデイズルークス!
デイズルークスXとハイウェイスターXのインパネ回り | |
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ハイウェイスターXはデイズルークスの上位グレードに位置している。 | |
車内長:2235mm 車内幅:1320mm 車内高:1400mm |
最高出力:36kW(49PS)/6500rpm 最大トルク:59N・m/5000rpm JC08モード:26.2q/L |
やや複雑なekスペースのグレード体系に比べると、デイズは2タイプだけなので分かりやすいように思えますが、じつはekスペースが別車種扱いにしている派生モデル、カスタム系をデイズルークスは全グレード体系に入れているので、逆に分かりづらくなっています。
デイズルークスではミニバンと同様にハイウェイスターとライダーをグレード上位に設定していますが、ハイウェイスターがカスタム系に相当、ライダーはハイウェイスターをさらにカスタム化した日産のオリジナルグレードとなります。
デイズルークスのグレード体系を整理すると、日産オリジナルのカスタムモデル、ライダーのX・Gパッケージが最上位にあり、ライダーのX、S、次にハイウェイスターのX・Gパッケージが続いて、X、S、その格下にデイズルークスのXとSがあります。
カスタムモデルが混在しているのでグレード体系が複雑になっていますが、装備の面でもハイウェイスターが標準モデルのデイズルークスを上回っています。
一般的に標準モデルとカスタム系のハイグレードは装備面で共通していますが、日産はあえてカスタム系をハイグレードに設定するという独特の戦略を取っており、それが功を奏してデイズルークスでは販売台数の半分以上をカスタム系のハイウェイスターが占めています。
一般的なグレードでは、デイズルークスの上位となるXとハイウェイスターのXは同装備になりますが、日産の場合、ハイウェイスターXとデイズルークスXでは装備が大きく異なり、ハイウェイスターの下位グレードSに装備されている、本革巻きステアリングやバイキセノンヘッドランプなどはデイズルークスに装備されていません(ヘッドランプに関してはXでもハロゲンランプが使用されています)。
先進安全機能を標準装備したハイウェイスター!
デイズルークス・ハイウェイスターとekスペースカスタムのエクステリア | |
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フロントマスクに大きな違いはあるが、その他のデザインと機能は同一。 ただし衝突回避支援システムはハイウェイスター全車種に標準装備されるが、ekスペースはグレード別に設定している。 |
デイズルークスの上位グレードにハイウェイスターがあるので、ここでekスペースのカスタムと比較を行います。
エクステリアではフロントマスクが大きく異なっており、どちらも大型グリルを採用していますが、ハイウェイスターは横基調、ekスペースカスタムは縦基調のシルバーメッキモールとなっています。
装備面ではデイズが先進安全機能のエマージェンシーブレーキ(三菱ではe-Assistとネーミング)をグレード全車種に標準仕様としていますが、ekスペースは別グレードに設定、約12万円高い車両価格になります。
まとめ
デイズルークスとekスペースには、エクステリアやインテリアに違いがないので、選択肢は好みとディーラー側のサービス体制となります。ただしグレードによる違いが大きいので、自分の用途に合わせた選択を見極めることが大切です。
特にデイズルークスのハイグレードXとハイウェイスターのXでは装備面で大きな差が出ますが、Xの車両価格が約143万円であることに対して、ハイウェイスターXは約162万円と価格でも19万円の差があります。
その差額のコストパフォーマンスがカーライフに必要であることを確かめてから、上位車種の購入検討を行ってください。
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