軽自動車で車中泊は可能?
〜 シートアレンジを利用して車中泊を可能にする 〜
窮屈な姿勢での車中泊はエコノミー症候群になりやすい
長距離ドライブの途中で取る仮眠は、車を運転するほとんどの人が経験を持っていますが、普通にシートで寝るだけだと、やはり寝心地が悪く熟睡はなかなかできません。
とくに乗用車の場合、リクライニングシートをどれほど倒してもフラットになりませんから、両足が必然的に床につく、つまり心臓よりも低い位置にあります。
この弊害はエコノミー症候群という言葉があるように、身体が休眠状態に入った時、足が心臓よりも下の位置にあると、普段働く足の静脈ポンプの働きが悪くなり、静脈の流れを心臓に送るのが困難になります。
結果、長時間この姿勢でいると静脈瘤ができ、いきなり外に出て運動をすると静脈瘤が肺に回ってとても危険な状態に陥ります。
したがって活動を翌日に控えて車中泊をする時は、フルフラットの状態で寝ることが望ましいとされています。
この点、ミニバンクラスになるとシートがフルフラットになりますが、残念ながら軽自動車ではタントやムーヴ、ワゴンRといったスーパーハイトワゴンでも、フルフラットになる車種はありません。
軽自動車で車中泊をするなら必需品をお忘れなく
軽自動車はフルフラットにはなりませんが、前列シートを前いっぱいにスライドさせ、後部シートをリクライニングさせるアレンジは可能です。
ムーヴではロングソファモードと呼んでいます。ムーヴの室内長は2130mm、タントなら室内長が2200mmですから、後部席が完全にフラットにならなくても平均的な日本人の身長ならば、足首から先がシートよりはみ出すことがあっても体全体はフラットにすることができます。
フルフラットの発想をシート以外の装備で実現したのがホンダのN BOX+で、シートアレンジの上にマルチボードを2枚載せることによって、室内空間にフルフラットを生み出しました。
この上にさらに折りたたみ式のマットレスを載せることによって身長190cmの人でも足を伸ばして寝ることができます。
軽自動車の場合、車中泊をするならスーパーハイトワゴンタイプ以上のサイズの車種ならば可能ですが、車中泊で気をつける点がいくつかあります。
まずエンジンを切るので必ず暖房用の毛布を用意し、たとえ夏でも身体を冷やさないようにしてください。またシート形状は本来、座った姿勢に合わせて作られているので凹凸があり、寝る時にはこの凹凸が気になってきます。
薄くても構わないのでマットレスがあれば快適に眠ることができます。それから外部からの視線を遮るカーテンなども必要です。とくに女性が車中泊する時には必需品となります。
車中泊にはいくつかメリットがあります。宿泊費を浮かせられること、宿泊施設のないところでも眠れること、翌朝、すぐに海や山などで活動できることなどがあります。
しかしその反面、トイレや洗面所などが遠い場合やない場合も多く、防犯面で不便な点もあります。
私はムーヴで5日間連続車中泊をした経験がありますが、1泊目はあまり眠れませんでしたが、2泊目に眠たくて熟睡したところ、3日目からは毎晩熟睡でした(笑)
車中泊の場所は高速道路のサービスエリアがおすすめです。有料道路なので防犯上も安心できますし、他にもたくさん車中泊をしている人はいますから、いざというとき助けを求めることもできます。
トイレもあれば自動販売機もあり、食べ物が置いてあるところもありますので、車中泊をするなら高速道路のサービスエリアに行きましょう!
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