姉妹車・競合車で競争させる! - 軽自動車値引き交渉
車は高額の買い物であるため、購入の際にはできるだけ安く買いたいと思うものです。そのためには、現在乗っている車を下取りや買取によってできるだけ高く売る事、そして、購入したい車をできるだけ安く購入することが大切です。
できるだけ安く買うためには、セールを狙うことによって値引き幅が大きいタイミングを狙う事、そして値引き交渉をいかに行い、より安く購入にこぎつけるかが重要となります。ここでは、他社や他店と競合させることによって値引き額を上げる方法を紹介します。
軽自動車の値引き額を大きくするテクニックの1つに、姉妹車・競合車を競わせるという方法があります!
姉妹車・競合車というのは似た者同士の車種になりますので、ある車種が気に入った方は当然同じような性質をもった他の車種も気に入る可能性が高いわけで、これを利用することで値引き交渉を有利に進めることができます!
姉妹車同士を競わせる!
姉妹車というのは、OEMの元となる車と、OEM先の車のことをいいます。OEMって何?という方は OEMとはなにか?をご参照ください。
OEM同士の姉妹車は、外見・内装は若干違うものの、エンジンや基本的な構造はすべて同じです。見かけが少し違うだけ。
ということは、メーカーにこだわりがなければ、迷ってしまうのも当然といえば当然です。
例えば、値引き文句とすれば、「タントとスペーシアで迷ってるんだけど、どっちが値引きしやすいですか?」と、聞いてみるといいと思います。
どの車とどの車が姉妹車(OEM関係)にあるかは、OEMとはなにか?でご紹介しておりますので、ご参考ください。
競合車同士を競わせる!
自動車メーカーというのは売れる車が発売されたら、似たような車を発売して、利益を横取りしようとします。
わかりやすいところでいうと、下記のダイハツ タントとスズキ スペーシアです。
タント | スペーシア |
上記の2車種を見比べていただくとわかるように、ボディデザインが非常に似ていますよね。
どちらも広い室内空間を持っており、スライドドアやシートアレンジの多彩さなどどちらもファミリー層を意識した造りになっています。
ということは、タントが欲しい人はスペーシアも気になるわけで、スペーシアが欲しい人はタントも気になるのは当然といえば当然です。
車体価格も若干違いますし、燃費やその他機能も少しずつ異なっていますので、迷うのは当然です。
そんなとき競合車同士で、より値引きできる方を購入するということで、値引き交渉していくことができます。
姉妹車・競合車で値引き競争させるのは、理屈も通っているので、よく使われるテクニックです。
販売店同士を競合させる!
できるだけ安く買うためには、購入予定の車の値引き額を最大にすることが重要であり、そのためには兄弟車・姉妹車同士で競合させることや、ライバル車同士を競合させることが、値引き交渉の基本となります。
ライバル関係にあるメーカー同士の車を競合させれば値引き額はアップしやすく、OEM車は値引き幅が広いことがあるので交渉しやすいです。特に、軽自動車に対して値引き交渉をする場合、軽自動車はOEM車が多いため狙い目です。
これ以外に、類似の手法として考えられるのは販売店同士で競合させるという方法です。
どの自動車メーカーでも、同じ車種を扱う販売店を持っているものです。例えば、トヨタならばトヨタ、トヨペット、カローラ、ネッツという4種類の販売店があります。どれもトヨタならば競合させることはできないと思うかもしれません。
しかし、これらの販売店はどれもトヨタの看板を背負っているものの、それぞれ経営資本が異なるため、競争関係にあるのです。経営資本が異なるという事は、競合させることは可能であり、値引き額を上げることもできます。
注意したいのは、あくまでも異なる販売店同士で競合させることです。同じ販売店同士で競合させることはできません。
例えば、トヨペットの○○店とトヨペットの□□店で競合させることですが、このような交渉をしてしまうと、ある営業所の値引き情報を他の営業所に漏らすことにもつながり、セールスマンに良い印象を与えないため、値引き交渉が困難になります。場合によっては、値引き自体が行われなくなることもあり得ます。
しかし、異なる販売店同士で競合させるのはよい戦略です。自動車メーカーそのものが違えば、本当に欲しい車種の値引きはできませんが、販売店が異なるだけなら可能です。
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