軽自動車値引きの限界額(製造コストと利益)
車を購入する時は値引き交渉することが常識ですが、軽自動車の場合、車種によってはディーラーの利益幅が少ないこともあって思ったほど値引きされないことがあります。
こちらのページでは値引き交渉の参考になる軽自動車の製造コストとその利益、さらにディーラーや営業マンの事情に関する情報を掲載しております。
軽自動車の値引き幅が少ない、と言ってもまったく値引きしないわけではありません。とくに新型モデル発売前や不人気車になると値引き幅は大きくなりますし、金額だけでなくディーラーオプションを装着させるなど、物としての値引きもあります。
またモデルチェンジをした場合、1つ前モデルの中古車価格は一気に下がりますので狙い目です! こちらから 車種名を指定して探してもらうとよいでしょう!
軽自動車の利益率はどれくらい?値引き額を知るために
軽自動車を製造するのにもコスト(お金)がかかりますから、お店での値引きにも当然限界があります。
軽自動車の場合、車体価格の約70%を製造コストや流通コストで占めています。100万円の軽自動車1台つくるのに、70万円かかっているということです。
70万円で造った軽自動車を、100万円で売るので、30万円の利益(儲け)がでますね。メーカーとお店は、この30万円を折半して利益にします。
例えば、100万円の軽自動車を1台売ったとすると、利益が30万円です。この30万円を折半するので、お店の利益は実質15万円になります。
さらに値引きを車体価格の10%できたとして、10万円ですから、お店の利益は5万円になります。
ここからお店の維持費・人件費等を考えると、いかにギリギリかわかると思います。
実際お店は、手数料や整備費用などで儲けますが、それでも基本的には薄利多売だと思ってください。
つまり、軽自動車1台あたりの利益率は、およそたったの5〜10%なのです。
軽自動車値引きの限界額の計算式!
車体価格×10%
軽自動車の値引きの限界額は、車体価格の10%が目安です。100万円の車体価格であれば、10万円が限界ギリギリです。
他に、メーカーオプションパーツの値引き限界額も10%が限界。ただしお店独自で提供しているオプションパーツは、お店の利益がかなり入っているので、20%くらいは値引きできる余地があります。
軽自動車の値引きの限界額を知ることも、賢く購入するためには大切です(^v^)
ただし、上記の計算式はあくまで「限界額」であって、実際は1〜5%くらいしか値引きされないこともあります。
軽自動車は普通車に比べると車両本体価格が安いぶん、一般的に値引きは少なめです。とくにフルモデルチェンジされたばかりの車や、人気車種などは、大幅な値引きは難しいと考えたほうがいいでしょう。
ディーラーが値引きしても車以外から利益を出す方法!
軽自動車の車両本体価格は小型車や普通車に比べて低く、メーカーとしての利益率も低いのでディーラーが得られる利益は車両本体価格のおよそ10%前後と言われています。
新車購入の際、時には10%ギリギリの値引き額を示すことがありますが、これでは結果的に赤字になるのでは?と心配になる人もいるはずです。
確かに10%の値引きを行うと車本体から利益を上げることはできません。しかしディーラーの利益は車両本体だけでなく、さまざまなルートから利益を上げています。
たとえば100万円の軽自動車で10%値引きしたとしてもディーラーオプションを5万円付帯させれば単純計算でも5%値引きにしか相当しません。
さらにディーラーが勧める自賠責保険や任意保険に加入すれば損保会社からバックマージンが入り、車を買うためにディーラーの信販会社から購入資金を借りれば信販会社からもバックマージンが入ります。
さらに大きい収入となるのがメーカーやディーラー統括の販売会社から支給される報奨金です。ディーラーには営業期ごとに販売台数の目標値が定められており、その目標台数を販売すれば多額の報奨金がディーラーに支払われます。
たとえ車両本体の利益がでなくても、期末で1台でも多く販売したいのはどこのディーラーも同じです。そこで赤字は覚悟の上で値引きを行い、期末の目標クリアを目指すことになります。
ただし、ディーラーの報奨金は多額でも営業マン個人に対する報奨金はわずか(軽自動車で3,000〜5,000円程度)なので、値引きをあまり強引に勧めて営業マンを困らせると、後々の関係を悪化させることにもなるので注意してください。
軽自動車の値引きの限界額を引き出す交渉の方法
普通車と比べると大幅な値引きの難しい軽自動車ですが、値引きの限界額を引き出すためのポイントをいくつかご紹介します。
値引きしてもらいやすい時期をねらう
一般的に、車を値引きしてもらいやすいのは以下のような時期です。
- 決算期(3月・9月)
- ボーナスシーズン(6月・7月・12月)
とくに3月は、年度内に1台でも多く売りたいと考える販売店がほとんどですから、ある程度積極的な値引きが期待できます。ただし3月は繁忙期でもあるため、できれば1月か2月に動くのがおすすめです。
同じくボーナスシーズンも、ボーナス商戦が繰り広げられるため、いつもより値引きしてもらえる可能性があります。お得なキャンペーンが開催されることもありますので、チェックしてみてください。
メーカーオプションを値引きしてもらう
車両本体価格の値引きには限度がありますので、これ以上は難しいと感じたら、オプションのほうで値引きしてもらいましょう。
ディーラーオプションはディーラーの采配で値引きできるため、交渉すればかなりお得に付けられます。
とくにナビは、「ナビ割」が適用されると10万円ちかく値引きしてもらえることも珍しくありません。
複数の販売店を見てまわる
一番安く買えるところを探すために、複数の販売店をまわってみるのもおすすめです。
同じメーカーのディーラーでも、店によって値引き額は違いますので、あちこちで交渉してみる価値はあります。
競合車(ライバル車)の話を持ち出す
値引き交渉の基本は、ライバルと競合させることです。
とくに軽自動車は近年、競争が激化しているため、どんな車にもかならずライバル車が存在します。そこで、「どちらを買おうか迷っている」という様子を見せたり、ライバル車の値引き額を引き合いに出したりすることで、本気の値引きを引き出せる可能性があります。
とはいえ、軽自動車の値引きには限度がありますから、あまりしつこく駆け引きをするのはNGです。あくまでやんわりと、をモットーにしましょう。
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車を購入するお店でそのまま車を「下取り」にだすと、下取り価格を高くする代わりに値引額を下げられますので結局損をします。
軽自動車を最も高く売るためには、複数の買取業者に見積もりをとって買取価格を比較することが大切です!
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