軽自動車のCUSTOM(カスタム)・+(プラス)の意味:上級グレード
〜 別グレードとして趣向を加えた量販車 〜
軽自動車のカスタムは若年層男性向けの尖ったイメージ
ダイハツだとタントカスタム、ムーヴカスタム、ホンダならばN BOX+といったように、カスタムや+(プラス)といったグレードが用意されていることがあります。
カスタムは本来、形容詞の「注文の・あつらえの」という意味があり、車に関しては軽自動車に限らず動詞のcustomise、カスタマイズが由来となっています。
「カスタマイズされた車」などと言いますが、量販車を個人的な趣向で改造した車のことをこのように言います。
したがってカスタムの名称がつけられた車種は、量販車における上級グレードではなく、量販車のコンセプトを保ちつつ、趣向に合わせた改造車という位置づけになります。
分かりやすい例をひとつ上げてみますね。ダイハツには若年層家族向けに開発されたスーパーハイトワゴン、タントがあります。
エクステリア、とくにフロントマスクは丸味を帯びてキュートなイメージで、ボディカラーもライトローズやコットンアイボリーなど女性が好みそうな色が用意されています。
これがタントカスタムになると、フロントマスクにはメタリックとエアロパーツが多用されてシャープでアグレッシブな雰囲気になり、車の個性を決めるイメージカラーも派手なナイトシャドーパープルになります。
またタントのエンジンは3気筒DOHCの自然吸気型ですが、カスタムにはハイパワーのインタークーラーターボが加わります。
タントの家族向けというターゲットが、カスタムになると若年層男性に変わっていることがはっきりと分かります。
軽自動車の+(プラス)には多目的な意味がある
タントの上級グレードはG”SA”で、車両価格は1,460,000円、カスタムはRS“SA”で1,630,000円となりますが、それぞれに上級グレードがあり、けっしてタントの上級グレードがカスタムになるわけではありません。
グレードではなく別のバージョンと考えた方がいいですね。これはタントに限ったことではなく、またカスタムという名称だけの設定ではありません。スズキにはワゴンRの別バージョンとしてワゴンRスティングレーがありますが、これもカスタマイズされた車種です。
ホンダのNBOXもN BOX+は別バージョンですが、コンセプトは若年層男性向けのアグレッシブなスタイルではなく、室内ユーティリティをNBOXと変えたことから+がつけられました。
NBOXは居住性を優先し、+には多目的性を持たせています。もちろん、NBOX+カスタムになると、メタルがギラギラして角ばったエアロパーツを取り付けた派手な車に仕上げられており、ライバル車たちと同様の立ち位置にいます。
メーカーによるカスタマイズ車が堂々とラインナップに登場することが、軽自動車が持つニーズの高さとターゲットの広い幅を証明しているといえます。ほとんどの普通車には、カスタムや+は用意されていないのが普通です。
軽自動車選びで外せないのが
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カスタム仕様はユーザーのニーズから生まれた車種!
最近の軽自動車は小さな子供のいる家族を訴求対象としており、ファミリーカーに最適なデザインと装備が採用されています。しかし派生車種のカスタムになると一転、派手なボディカラーやメッキモール類、エアロパーツが増え、『やんちゃ系』のスタイルに変身します。
この『やんちゃ系』デザインはメーカーが主導した流れではなく、ユーザーが行っていたカスタマイズをメーカーが取り入れて商品化した結果です。現行の軽自動車規格改正以前、軽自動車は低価格であることからセカンドカー、または若年層が購入する車という位置づけでした。
この位置づけのため、若年層男性受けする小さなボディでも64PSを発揮するホットハッチが販売されましたが、その一方、低価格なので気軽に改造できることから、エアロパーツをつけてドレスアップし、他者と差異化を図りつつ自分好みなスタイリングに仕上げるユーザーも多くいました。
メーカーはそのニーズに着目、当初はエアロパーツ仕様の特別車などを登場させて市場の動向を確認、販売成績が結果として残ったことからカスタム系が誕生しました。
豊富なアクセサリーがカスタムをさらに煌めかせる!
ノーマル状態でさえ派手な雰囲気を持つカスタム系を、さらにキラキラと輝かせるのがメーカーから販売されているアクセサリー類です。エクステリアとインテリア両方に用意されており、これらを装着すればさらに大変身させることができ、他にはない1台を作り上げることができます。
タントカスタムを例にとると、エクステリアではチェッカー模様のワイドバイザーやサイドエンブレム、サイドステッカーといったデカール類、またフロントマスクに迫力を加えるブラックメッキのグリル類があります。
インテリアでは、ブラックに統一された車内に合わせて本革巻きのmomo製ステアリング(エアバッグ内蔵)、高級感を演出する本革風シートカバーなどを選ぶことができます。
カスタムを変身させるアイテムはこれだけではありません。『やんちゃ系』の多くが個人でカスタマイズしているイルミネーション類も、きちんと設定しています。
エクステリアには、フロントグリルにバンパーコーナー、ヘッドライト下にブルーとホワイトのLEDを、インテリアにはフロントとセンターのピラー、ドアハンドルの内側にブルーまたはホワイトのLEDイルミネーションを装着できます。
走行性能にまったく関係ないこれらのアクセサリーは決して安くありませんが、アクセサリーの数を増やすほどカスタムがさらにカスタマイズされて自分好みの1台になることは間違いありません。
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