軽自動車は自動車保険(任意保険)の保険料が安い!
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
軽自動車に限らず車に乗っている場合は、任意保険にも加入しているのが普通です。
実は、軽自動車と普通車では任意保険料も変ってきます。今回は大手A社に、軽自動車と普通車で保険料の見積もりをとってみました。
目次
軽自動車と普通車の保険料の差
対人賠償保険 |
無制限 |
対物賠償保険 |
無制限 |
自損事故保険 |
1,500万円 |
無保険車傷害保険 |
2億円 |
搭乗者傷害保険 |
1,000万円 |
人身傷害補償保険 |
なし |
車両保険 |
なし |
運転者年齢条件 |
21歳以上 |
以上の契約条件で見積もりをとってみると、軽自動車 年間48,650円 / 普通車 年間 75,070円 となりました。
軽自動車の方が、年間26,420円安い!という結果です。月々にすると、2,201円安くなっています。毎月ちょっといいランチが食べられますね(笑)
このような感じに、軽自動車は任意保険料もお得になります(^v^)
軽自動車の年齢別の保険料相場
それでは次に軽自動車の年齢別の保険料相場を見ていきましょう!
見積もり条件
対人・対物・人身 | 無制限 | 年齢条件 | 全年齢・21歳以上・26歳以上・30歳以上のそれぞれ |
---|---|---|---|
車両保険 | 一般・エコノミー・なしの内いずれか | 等級 | 9等級 |
免許証の色 | ブルー | 運転者 | 配偶者限定 |
使用条件 | 日常・レジャー | 年間走行距離 | 9000km |
※年齢条件は、一般的な区分である全年齢・21歳以上・26歳以上・30歳以上の4種類で保険料を算出。
※車両保険は、一般・エコノミー・なしの3種類で保険料を算出。
車両保険は自分の車への保障ですが、一般タイプ・エコノミータイプ・なしの3種類から選べます。一般タイプが1番手厚い保障です。
※年齢条件の区分や車両保険の区分は保険会社毎に若干の違いがあります。
18歳・19歳・20歳の軽自動車の保険料相場
年齢条件 | 車両保険 | ||
---|---|---|---|
一般タイプ | エコノミー | なし | |
全年齢 | 254,700円 | 182,550円 | 110,400円 |
18歳・19歳・20歳というのはすべての年齢の中で最も事故率が高く、保険料が高くなります。
年齢条件としては「全年齢」となり、18歳・19歳・20歳だけでなくすべての年齢の方が保険の対象となります。
車両保険を最も保障が手厚い一般タイプにすると、25万円前後します。なしでは10万円程度ですが、事故率が高い年代なのでそれも心配です。
この年代でも親の自動車保険を利用することで安くする方法もあります。
21歳以上の軽自動車の保険料相場
年齢条件 | 車両保険 | ||
---|---|---|---|
一般タイプ | エコノミー | なし | |
21歳以上 | 127,900円 | 91,650円 | 55,400円 |
21歳以上になると保険料はガクンと下がります。これはやはり事故率が低くなるためそれが保険料に反映されているからです。
これぐらいの保険料であれば、車両保険を一般タイプにしても支払うことができそうです。
26歳以上の軽自動車の保険料相場
年齢条件 | 車両保険 | ||
---|---|---|---|
一般タイプ | エコノミー | なし | |
26歳以上 | 77,100円 | 55,250円 | 33,400円 |
26歳以上が次の保険料がガクンと下がるタイミングです。
26歳になったら年齢条件を26歳以上に変更して保険料を安くすることを忘れないようにしましょう。
30歳以上の軽自動車の保険料相場
年齢条件 | 車両保険 | ||
---|---|---|---|
一般タイプ | エコノミー | なし | |
30歳以上 | 73,800円 | 52,900円 | 32,000円 |
30歳以上も保険料は安くなりますが、26歳以上と比べると少し下がる程度です。
26歳以上は事故率が安定して低いので、それが保険料に反映された形です。
以上が軽自動車の自動車保険料の年齢別の相場です。
これでも軽自動車の保険料は高いと感じられた方もいらっしゃると思います。
自動車保険というのはさまざまな保険会社からでておりますので、複数社に同じ条件で見積もりをとって比較することで1番お得な自動車保険を見つけることができます。
軽自動車の任意保険が安い理由!
軽自動車の任意保険料が安い理由は以下です。
- 事故率が少ない
- 相手へ与える被害が少ない
- 4人しか乗れないので被害を受ける乗員が少ない
軽自動車の任意保険料が安くなる理由は、上記のような理由があります。
任意保険は事故の際の救済として使用する性質上、どれも事故に関する内容となっています。
まず軽自動車は普通車に比べ所有されている台数が少ないので、当然事故率が低くなります。事故率が低いほど任意保険料は安くなります。
また事故をした際も、軽自動車は普通車よりも小さく重量も軽いので、相手側の損害が少ないことも任意保険料が安くなる理由です。
さらに普通車では万一の事故の際、7人乗車時や8人乗車時では被害を受ける人が多くなりますが、軽自動車は4人乗車までしかできませんので、被害を受ける乗員が少ない=保険会社が支払う搭乗者保険料が少なくなる=任意保険料が安くなるという図式になるのです!
以上のような理由から、軽自動車の任意保険は普通車よりも安いのです!維持費のかかる車ですから、これは大変大きなメリットです(^^)
軽自動車の任意保険料を安くするためには、複数社に見積もりをとり、同じ条件で最も安い保険料の保険に加入することが大切です!軽自動車の維持費をさらに安くしちゃいましょう!
軽は料率クラスがないので車両保険も安い!
軽自動車の任意保険へ加入する場合、車両本体価格が低いので車両保険を外す人が多くいます。
しかし最近の軽自動車はファーストカーとしてのポジションを保てるほど豪華装備になり、車両本体価格も150万円を超える車種が増えてきました。
また乗員の安全性を高めるためにボディ構造はキャビン部以外を壊れやすくして衝撃を吸収するようにできています。
わずかの対物事故でも修理費は高くつくので、安心のカーライフを考えるなら車両保険に入っておくことをお勧めします。
軽自動車における車両保険のメリットは、小型車や普通車に設けられている車種別や型式番号別の料率クラスが存在しないことです。つまりどの車種でも車両保険は一定で、加入者の等級が上がるほど安くなります。
車両保険に加入していれば、自損事故だけでなく車対車の事故で相手が任意保険へ加入していない場合でも自車の修理を行うことができます。
軽自動車の車両保険は年間で1〜2万円程度なので、料率クラスの高い普通車などに比べれば格安といえます。
ただし車両保険を使うと、相手が任意保険無加入の場合を除いて等級が3ランクダウンします。20等級の加入者であれば17等級まで下がり、当然、翌年の任意保険料は割引率が下がります。
等級のランクアップは1年間に1ランクと決められているので20等級に戻るためには無事故のままでも3年かかってしまいます。わずかな接触事故で修理費が10万円以内であれば、車両保険は使わない方が得、と言われています。
1位の中古車検索サービス
最近の軽自動車は車体価格が普通車並みに高くなっていますので、保証付きの優良中古車を選ぶ方が増えています。
新車を検討している方も、比較のために1度は中古車見積もりをとっておくことをお勧めいたします(^^)※氏名・電話番号は必ず正しいものを入力しましょう!
1位の車査定サービス
車を購入するお店でそのまま車を「下取り」にだすと、下取り価格を高くする代わりに値引額を下げられますので結局損をします。
軽自動車を最も高く売るためには、複数の買取業者に見積もりをとって買取価格を比較することが大切です!
「軽自動車の自動車保険関係」でよく読まれているページ