どのくらいの人がユーザー車検を受けているのか？

車検にはディーラー車検とユーザー車検があり、多くの人はディーラー車検を受けています。

最近になってユーザー車検を受ける人が少しずつ増えてはいるものの、まだまだ少数派です。

では、いったいユーザー車検はどれくらいの人が受けているのでしょうか。また、なぜ費用を安く抑えられるにもかかわらず、ユーザー車検を受ける人が少ないのでしょうか。

ここでは、ユーザー車検を受ける人はどれくらいいるのか、なぜユーザー車検を受ける人が少ないのかを解説していきます。

ユーザー車検を受ける人の割合

ユーザー車検を受ける人の割合は、自動車所有者の１割〜２割くらいです。

台数にすると年間200万台〜300万台くらいです。ユーザー車検ってけっこう受けている人が多いんです。

私もはじめて車検場に行くときは、車屋さんとかディーラーの業者さんばかりかなと想像してビクビクしていたのですが、実際に行ってみると、一般人っぽい人もたくさんいたので安心しました。

ユーザー車検は都市部にいくほど割合が少なくなり、田舎の方にいくほど割合が高くなります。都会では駐車場も狭いし、点検整備もしにくい環境になっている場合が多いからでしょうね。

また都会では周りにユーザー車検を受けている人が少ない、という理由も挙げられると思います。

田舎の方ではオイル交換やタイヤ交換などを自分やる方も多いので、その延長でユーザー車検も受ける人が多いようです。

ユーザー車検って一度やってみれば本当に難しくないので、日常の整備の延長でできてしまうんですね。 一度ユーザー車検の味をしめると、お金を払ってやってもらうのが馬鹿らしくなり、自分でやる人が多いのでしょう。

ユーザー車検に慣れた人がいると、今度はその人が別の人にやり方を教えて、ユーザー車検がどんどん広がっていくという図式です。

都会は田舎ほど近所付き合いがないので、ユーザー車検のやり方を教えてくれる人なんていないですもんね(^^)

ユーザー車検が浸透していないわけ

ユーザー車検を行っているのは全体の1割程度であり、大多数の人がディーラー車検を受けています。ユーザー車検の存在すら知らない人も多いでしょう。これはなぜなのでしょうか？

もともと、車検は使用者本人が受けるという解釈をされていたのですが、車に関する知識を持っていない人が増えたこと、そして車検に伴う煩雑な手続きや専門的な整備を自分でできない人が多くなったことなどによって、業者に代行してもらうのが当たり前になりました。

基本的な整備に関しては自動車教習所で授業がありますが、授業で教えたとしても仮免試験や本試験などで試験をうけることではないため、忘れてしまう人が多いことも理由の一つです。

また、自動車教習所で習った整備の知識はごく簡単なことばかりであるため、車検を合格するための整備を行うには不十分です。

このような理由から、自分が車に関する知識が圧倒的に欠如していることを自覚している人が非常に多く、多少割高になるものの業者に依頼した方が安全安心だと考えるのです。実際の車検代よりも高くつきますが、確実に車検に通してもらえるならば高くないと思っている人も多いことでしょう。

このほか、女性は一般的に機械に弱い方が男性に比べると多いですから、業者に依頼することが多いです。もちろん、メカに弱い男性からのニーズもあります。もはや、車検＝ディーラー車検と認識されているといっても過言ではないでしょう。

しかし、ここ数年で車検代を安く抑えたいと思う人が増えてきており、ユーザー車検が見直されています。初めての人にとって戸惑うことも多いユーザー車検ですが、本来ユーザー車検は初めての人が戸惑うことを想定されて作られているため、やってみれば意外と簡単だったという感想を抱く人も多いです

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