軽自動車のターボは燃費が悪い?カタログ燃費と実燃費の違い
最近の軽自動車の燃費向上は目覚ましい物があります。
ハイブリッドカーや電気自動車が注目されていますが、軽自動車においてもガソリンのみで燃費の向上を図ることによって、第3のエコカーと呼ばれるものも多数開発されています。
燃費が非常に良いものは30km/Lを超えるほどで、スズキのアルトなどはなんと37km/Lもの燃費と紹介されています。しかし、実際にアルトを購入して運転すると、37km/Lという燃費になることはありません。ならば、カタログに記載されている燃費は嘘なのでしょうか?
ここでは、カタログ燃費と実燃費の差異に触れつつ、軽自動車の燃費について解説していきます。
軽自動車の燃費
軽自動車の燃費は年々よくなっています。同じ車種の軽自動車でも、グレードによって全然燃費が違います。
最近の軽自動車は環境性能もかなり良くなってきて、燃費が1Lあたり、15km〜30kmのものが多くなってきました。
普通車の三菱 パジェロがだいたい10km〜15kmくらいですから、軽自動車の方が燃費がよいといえます。ただ重量が違いすぎますが(^^;)
やはり軽自動車は小さいエンジンで車体を走らせるので、エンジンに多少無理をさせます。
ターボはその典型例で軽自動車のターボ機能を多用すると、加速を得る代わりに燃費がガクッと落ちてしまいます。
これから軽自動車を購入する方は、環境やガソリン代のことを考えて、燃費のことが非常に気になると思います。
軽自動車の燃費の見方で1つ覚えておいて欲しいことが、カタログに載っている燃費は、カタログ燃費といって実燃費はもっと落ちます。
だいたい5km〜10kmは落ちると考えてよいでしょう。
なぜならカタログに載っている燃費は、メーカーの用意したテスト用の道路を、 なるべく一定の速度で走り続けた燃費ですので、燃費がよくなって当たり前です。
私の愛車ダイハツ ムーブのLセレクションというグレードでは、カタログ表記の燃費は、21km/Lです。1リットルで21km走れるはずです。
しかし実際街中を走ると、信号待ちもありますし、ある程度アクセルを踏み込んで加速しなければいけない場面もあります。
そういう走り方をしていると、だいたい実燃費14〜15km/Lくらいになります。
最近の軽自動車はなるべく室内空間が広い車種が多いですが、どうしても重量が重くなってしまうので、燃費が悪くなってしまいがちです。
燃費の基本的な考え方として、
- ターボよりNA(自然給気)の方が有利
- ATよりMTが有利
- 4WDより2WDが有利
- 重量が軽いほど有利
以上のような考え方が基本です。
しかし、AT車であっても重量の重いMT車よりは燃費が良かったり、重量が重くても燃費が良いものもあるので、一概には言えません。
軽自動車の燃費を見るときは、カタログ表記の5km〜10km引いた燃費で検討すると、実走行に近い数値が得られます。
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カタログ燃費はなぜ実燃費を上回るのか?
新車を購入する際には色々な点を考慮しますが、重要なポイントとして燃費の確認を行います。燃費の良さから維持費が安くなることを期待して軽自動車の購入を検討する人も多いことでしょうから、この部分の確認は大切です。
しかし、カタログに記載されている燃費と実際の燃費は大きく異なります。これは、現在行われている燃費のテスト方法も原因があります。
このテスト方法は「JC08モード」といい、その結果を平均燃費としてカタログに記載していますが、この検査方法はかなり正確性を欠くものです。なぜならば、このテストでは電装品の電源をすべて切ったうえでテストを行っているからです。
電装品を使用した場合とそうでない場合では、燃費が15〜20%ほど変動するといわれています。しかし、実際に軽自動車を購入して運転する際には、電装品を一切使用せずに走行というのは現実的ではありません。
したがって、カタログ燃費を見て「燃費がいいなぁ」と思って購入したところ、実際にはそれを大きく下回る燃費になってしまい、不満を抱いてしまうこともあります。
カタログ燃費に近づけたいとは言っても電装部品を使用しないのは無理があるため、カタログ燃費に少しでも近づけるためにはエコ運転を習得するというのが現実的な方法です。
車の燃費は運転の仕方によって想像以上に変わるものです。例えば、急発進や急ブレーキを控える、信号待ちの時はアイドリングストップを心がける、加速と減速を最小限に抑えてできるだけ一定の速度で走行する、などの対策を行うことによって、無駄な燃料消費を抑えることができます。
このほかにも、定期的なメンテナンスを行うことによっても、燃費の向上を図ることができます。
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