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軽自動車の査定とは

査定とは中古車の外装、内装、エンジン回りなどを細かく検査し、どれぐらいで買い取れるのかを決定することをいいます。

主に車を売りたいときに、ディーラーや販売店、買い取り業者等に実際に車を見せて検査してもらい、査定額を提示してもらいます。

査定額は、車種、年式、走行距離、車のコンディション、人気、モデルチェンジ等さまざまな事柄に影響を受け日々変化します。

こちらでは軽自動車の査定についての基礎知識から査定額の変化、高い査定価格を引き出す方法など、これから軽自動車を売りたい方に役に立つ情報を掲載しております。

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軽自動車の買取価格は高め!さらに高額査定をねらうなら

ここ数年、軽自動車の人気は高まる一方です。

「軽=安いけれど乗り心地はイマイチ」というのは、もはや昔の話。今はコンパクトながら十分な車内空間を確保した軽トールワゴンがたくさん登場しており、販売台数を伸ばしています。

そんな軽自動車は中古車市場でもニーズが多く、買取価格も高めです。それだけに、1社の査定で決めてしまうのは非常にもったいないため、かならず一括査定サイトを利用して、複数の業者に見積もりをとることをおすすめします。

軽自動車の査定をするのはどんな人?

車の査定をするのは主に査定士と呼ばれる職業の人で、査定士になるためには、JAAI日本自動車査定協会が行う技能検定試験に合格しなければなりません。

査定をするためには車に関する深い知識と観察力が必要になりますし、査定を間違えると買い手側、売り手側双方に多大な損害を与えることもあるため、協会による試験や買い取り業者毎のルールや規定にのっとって厳格に行われています。

軽自動車査定の流れ〜査定額の提示まで

一般的な査定の流れは以下です。

査定の流れ

  1. 買取業者に連絡するまたは店舗に車を持ち込む
  2. 査定士に査定をしてもらう
  3. 査定額の提示
  4. 金額に納得がいけば売買契約

査定を行ってもらう場合には、買取業者にこちらから連絡するか、ディーラーや買取業者の店舗に車を持ち込む必要があります。

一般的には一括査定サイトなどの入力フォームに車種、年式、走行距離などを入力し、概算の査定額を出します。

その後、買取業者から続々と連絡がくるので、その中から査定をしてもらいたい業者と査定の日時を決めて当日来てもらいます。

場所は自宅でもこちらの指定場所であればどこでも構いません。

今はどこの買取業者も無料出張査定を行っていますので、概算の査定額が高い業者3社〜5社程度にアポイントをとるとよいでしょう。

査定士が中古軽自動車を見るポイント

査定士が中古の軽自動車を検査する際見るポイントというのは、買取業者毎に完全にマニュアル化されています。

買取業者毎に手順は少し異なりますが、JAAI(日本自動車査定協会)が提唱している標準的な検査手順は下記です。

査定士検査手順

査定の際には上記の通り、まずは外周をぐるっと見渡し傷やへこみ、塗装の状態のチェックと、書類等不備がないか所有者、使用者等の確認を行います。

次にボンネットを開けエンジンなどに異音や故障がないかの確認や、内装のチェックなどを行っていきます。

中古車は個体によってコンディションはバラバラで、売り手が知っている知らないに関わらず故障や不具合が発生していることもあります。

これらを見落として実際よりも高い査定額を提示してしまうと、再販する際にクレームにつながったり、後から見つかったりなどして多大な損害につながります。

実際の査定士に聞いた話ですが、このような場合会社と査定をした査定士で損害を折半するそうです。(大手買取業者談)

そのため査定士は、慎重に車体を検査していきますので、査定には30分〜1時間程度は時間がかかります。

参考:査定士による中古車の検査手順

査定価格が高くなる要素

プラス査定

査定は部分別に加点・減点され最終的な査定額が導き出されます。

査定価格が高くなる加点要素には下表のようなものがあります。

           
項目 加点要素
外装 傷やへこみが少ない
塗装がきれい
内装 シートにしみややぶれ、へたりがない
内装がきれい
パーツ類 タイヤの残り溝が5mm以上残っている
ホイールに傷が少ない
カーナビゲーション
純正スポイラー
JWL・VIAマーク付きのアルミホイール
本革シート
サンルーフ
純正ナビゲーション
書類関係 定期点検整備記録簿・整備手帳・保証書・取扱説明書等が揃っている
車検・自賠責 保険の残がたくさん残っている

上記のような要素は加点となり査定額が高くなる要素になります。

参考:買取価格(査定価格)が高くなるポイントとその金額車の買取でプラス査定

査定価格が減額される要素

マイナス査定

次に、下表のようなものは減点となり査定価格が減額される要素となります。

           
項目 減点要素
外装 塗装を塗り替えていたり補修した跡がある
ボディにキズやへこみが多い
純正ではないモールやメッキ処理が施されている
ガラスにキズや飛び石跡がある
内装 シートにしみ、やぶれ、へたりなどがある
タバコやペット臭がする
タバコのヤニが付着している
ペットの毛が付着している
内装がルームクリーニングが必要なほど汚れている
シートを張り替えている
エンジン 油汚れがひどくクリーニングが必要なほどに汚れている
アイドリング不調など調子が悪い
エンジンが始動しない
異音や変な振動がある
パーツ類 エアコンに不調がある
タイヤの交換が必要
ホイールカバーに傷や腐食がある
不正改造している
書類関係 定期点検整備記録簿・整備手帳・保証書・取扱説明書等がない

上表のような要素があれば減点され査定価格が減額されます。

査定というのは、外装・内装・パーツ別の項目別に分かれており、それぞれ標準状態から加点されるのか減点されるのかで総合点が決まります。

参考:買取価格(査定価格)が安くなるポイントとその金額マイナス査定を受けるポイント

走行距離と年式の軽自動車の査定額への影響

査定額を決める重要な要素として、「走行距離」と「年式」があります。

たくさん走れば走るほど車は消耗していきますし、古くなればなるほど需要が減りますし故障も増えるからです。

走行距離と年式は査定額と相関関係がありますので、実際にはどれぐらい査定額に影響があるのか、表で確認してみましょう!

年式 1年 2年 3年 4年 5年 6年 7年 8年 9年 10年 10年〜
走行距離
1万km 0 +10 +45 +70 +80 +85 +85 +85 +80 +80 +80
2万km -25 0 +10 +30 +40 +45 +50 +50 +50 +50 +50
3万km -65 -30 0 0 0 +15 +25 +25 +30 +30 +30
4万km -115 -80 -40 -10 0 0 0 0 +10 +10 +10
5万km -165 -130 -80 -40 -25 -10 0 0 0 0 0
6万km -195 -160 -125 -70 -50 -35 -25 -15 -5 0 0
7万km -225 -190 -155 -100 -75 -60 -50 -35 -25 -15 -10
8万km -225 -220 -195 -130 -100 -85 -75 -55 -45 -35 -20
9万km -285 -250 -220 -155 -120 -105 -95 -70 -60 -50 -35
10万km -315 -280 -245 -180 -140 -125 -115 -85 -75 -65 -50

点数は、1点=1000円とお考えください。(例:+40=4万円UP、-40=4万円減額、0=査定額に影響なし)

上表をご覧いただくとわかるように、「およそ1年あたり1万km」が標準状態とされ、加点も減点もありません。

走行距離と年式の関係を見ていくと、走行距離は少なければ少ないほど加点になりますが、例えば走行距離が2万kmでも年式が1年落ちであれば過走行車とされ-25点(-25,000円)減点されます。

参考:走行距離による査定価格の変化(加点・減点)

10万キロを超えると値段がつかないは本当?

走行距離が10万kmを超えると査定しても値段がつかないと言われることがあります。

これは半分正解で半分間違いです。

10万kmを超えていても中古車市場で需要があれば値段はつきます。高値ではなかなか難しいですが、数万円程度であれば値段がつく可能性はあります。

特に、S660、コペン、ジムニー、ハスラー、アルトワークス、ミラなど、中古車を購入してカスタムなどをする愛好家が多い車種であれば、高値買取も期待できます。

それ以外の一般的な軽自動車であっても、軽トラやバンなどは商用での需要はまだまだありますし、海外への販路を持っている買取業者なら値段をつけてくれる可能性が高いです。

ただ残念ながら、10万kmを超えると値段がつかない「0査定」になってしまうケースも多くあります。

その場合は、買取業者に無料で引き取ってもらって廃車手続きだけしてもらうか、廃車専門の「廃車買取カーネクスト 」などであれば、海外の販路もしくは鉄くずとしての価値を見出してくれますので、あきらめないことが肝心です。

10年を超えると値段がつかないは本当?

これも半分正解で半分間違いです。

年式の場合は10年を超えていても走行距離をあまり走っていなければ普通に値段がつきます。

先ほどの相関図にもあるとおり、年式が10年〜でも走行距離が1万kmであれば+80(+80,000円)、4万kmでも+10(+10,000円)と値段がついています。

もちろん査定価格というのは年式と走行距離のみで決まるわけではありませんので車両の状態にもよりますが、年式だけで判断するのは大きな間違いです。

買取業者の中には「10年を超えると普通値段がつかないんですよ〜。手続きは無料でしますよ。」と言って、すぐに自社で買い取ろうとするところがありますが、これは業者の常とう手段ですので信用してはいけません。

自分の軽自動車の査定相場を調べる方法

一括査定サイトで査定依頼をする前に、今自分が持っている車にどれぐらいの価値があるのか相場をつかんでおきたいと思う方もいらっしゃると思います。

下記の買取業者では、車種別の査定実績を公開しているのでとても参考になります。

自分で買取相場を調べるためには上記のようなサイトはありますが、必ず相場通りになるとは限りませんので、あくまでも目安程度に考えておくとよいでしょう。

1番いいのは一括査定サイトを利用して複数業者にタイムリーな査定額を出してもらうのが、最も確実な相場を知る方法だと思います。

高い軽自動車査定額を引き出す方法

売り手側は売るときにはできるだけ高く売りたいというのは誰もが思うことですが、買取業者側はできるだけ安く買い取りたいと思っています。

いわば、相反する関係にあるのです。

しかし買取業者も軽自動車を買い取らないと商売になりませんから、できる範囲で売り手側に譲歩し車を売ってもらう必要があります。

売り手側としてはなんとか高く売りたいと思っていますが、お願い攻撃をするだけでは買取業者はOKを出しません。

高く売りたい根拠を示す必要あります。

そこで効果的なのが"他の買取業者の査定額を提示すること"です。

車の買取業界は日々相場と戦いながら熾烈な競争を行っています。そのため、買取業者としても、他業者には負けたくないというのはもちろんのこと、「あそこには絶対負けるな!」というような業務命令がでている可能性もあります。

ですので、根拠のないお願い攻撃ではなく、根拠のある他の買取業者の査定額が最も効果的な武器となります。

一括査定サイトなどを利用して複数社に査定依頼をすることが大切ということです。

ネットの軽自動車一括査定サイトはなぜ無料で使えるのか?

高い査定額を引き出すためには複数の買取業者で査定を出してもらうことが大切ということがわかりましたが、なぜ私たちは無料でこのサービスを使えるのでしょうか?

実はこのサービスは登録している買取業者の登録料によって成り立っています。

全国には大手だけでなく中小の買取業者もたくさんありますが、店頭で査定にくるお客さんを待っているだけでは商売になりません。

しかし一括査定サイトに登録しておけば、査定価格しだいで大手買取業者とも十分に対抗できることから、一括査定サイトには大手業者だけでなく中小の車買取業者までが登録しています。

登録している業者には独自の市場需要がある!

軽自動車を含むすべての中古車には市場における相場価格があるので、一括査定サイトの業者から得られる査定価格の回答には大きな違いはありませんが、それでも業者間によって仮査定の段階から差額が生じてきます。

この差額、じつは業者間の需要の差でもあります。

車買取業者は出品するオートオークションからの情報だけでなく、自社流通しているところもあり、その在庫の中で薄くなっている車種があれば買取を強化したいので仮査定の段階から高値を、逆に在庫が過剰になっていれば無理して買い取ることもないので安く算出してくるのです。

この傾向は実際に車の状態を見る出張査定の段階でも大きく変わることはありません。

売却するのであれば、実際に車の状態を調べる出張査定を受けなければなりませんが、車の状態がよほどひどくない限り、一括査定サイトによる仮査定で高い価格を提示したところ数社を選べば間違いなく高値売却が実現できます。

この出張査定に来るのは大手でも近隣のフランチャイズ店となります。交渉は1回で終わると限らず、場合によっては店舗に出向くこともあるので店舗位置を確認し、できるだけ近い場所の店舗も候補に入れておくことをお勧めします。

軽自動車の査定相場(買取相場)

軽自動車の査定額は、年式・グレード・走行距離・車の状態などによって1台1台異なりますが、不当に安く買いたたかれないためにも、おおよその買取相場を知っておくことは大切です。

ここでは参考として、2018年上半期(1月〜6月)の軽自動車販売台数トップ10にランクインした車の買取相場をご紹介します。データは「カーセンサー」が発表しているもので、カッコ内は平均走行距離です。

ホンダ N-BOX 123.1万円(2.2万km)
スズキ スペーシア 125.2万円(0.9万km)
ダイハツ ムーヴ 49.9万円(6.0万km)
ダイハツ タント 77.2万円(5.4万km)
日産 デイズ 91.8万円(1.3万km)
スズキ ワゴンR 54.5万円(5.7万km)
ダイハツ ミラ 25.6万円(6.8万km)
スズキ アルト 60.2万円(2万km)
ホンダ N-WGN 112万円(1.1万km)
スズキ ハスラー 121.3万円(0.8万km)

カーセンサーnet. (2018年9月17日時点の情報)

N-BOXやスペーシアは、現行モデルがまだ新しいこともあって走行距離が少なく、買取相場もかなり高めです。N-BOXは、1つ前のモデルでも走行距離によっては100万円ちかくで買い取られることがあります。

ダイハツのムーヴ・タントは、いずれも現行モデルの発売から4〜5年経っているため買取価格は下がっていますが、年式や走行距離によっては高値で売れることもあります。近々フルモデルチェンジが行なわれるとみられますので、値崩れする前に早めの売却がおすすめです。

2018年3月をもって販売終了したミラは、最終モデルの発売が2006年だったため買取相場がもっとも低くなっていますが、年式の新しい「Xスペシャル」は60万円以上の値がつく可能性があります。

今お持ちの車を1円でも高く売りたいなら、複数の買取業者に価格競争をさせて買取価格を吊り上げることが大切です!以下の一括査定サイトでは、ガリバー・アップル・ラビットなど大手買取業者最大10社に一度の入力で一括査定依頼をすることができますので、手間が省けて非常に効率的です!※ 名前や電話番号、住所など正しく入力しないと正しい査定が得られませんので注意してください。

軽自動車買取成功への道!ボロボロでも高く売る方法

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車を購入するお店でそのまま車を「下取り」にだすと、下取り価格を高くする代わりに値引額を下げられますので結局をします。

軽自動車を最も高く売るためには、複数の買取業者に見積もりをとって買取価格比較することが大切です!

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